赤坂整体院やわらぎ HEALING THERAPYあかね ~女性専用整体院

福岡市の中央区赤坂にある
女性セラピストが女性に安心して施術を受けてほしくて ひらいた
女性専用整体院です

籠るぬくもり

2018-12-07 | 俳句短歌和歌詩

君の声 残る余韻は あたたかく

北風の中 冬の灯ともる



買い物に行って、その時とても疲れていて、とても寒い日で、愛想よくする気力もなかった時に

レジ袋入りませんので。と棒読みのように言ったのだけれど、

その店員さんは、「はい」と丁寧に応えてくださいました。

その、「はい」の声がとても温かくて、一瞬で癒されたことがありました。

前に並んでいたお年寄りの方への対応も丁寧で、


きっと、その方にとっては極々普通の接客だったのだと思います。

けれど、心ある、、、心のこもった接客と言うのは、

「はい」の中にすら温もりが籠るのだなぁ、良いものだなぁと思い、

数年前に作った自作です。


いい仕事、いつも曇りなく出来ているだろうか、、、と考える時に、

発した言葉には温もりがあったのだろうかと考える時に、

数年経っても思い出してしまいます。



この寒気をきっかけに寒さは日毎に濃く深く増していくようです。

風邪など召されないよう、ご用心下さいませ!


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ふりさきみればお月様

2018-09-23 | 俳句短歌和歌詩
遣唐使で大陸に渡ったまま嵐など諸事情で
日本に帰国すること叶わないままだった阿倍仲麻呂が詠んだこの歌


 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出し月かも
                     
                       安倍 仲麻呂 



現代なら飛行機でパッと行ける感覚だけれど、
この歌が詠まれた頃は何ヶ月もかけて到達していたってこと。

遠い異国で眺める月は、故郷の山も同じように照らしている月。

どんな気持ちでこれを詠んだのだろう。想像は出来ても本当の本当はわからない。

月を見上げると、わぁ!きれい!と同時にほぼこの歌が浮かびます。四季を問わず。

中秋の名月はもちろん、どの月を見ても。

けど、やっぱり秋が一番しっくりくるなぁと感じます。



この歌は、現代語訳がなくても、スーーーッと入ってくる。

意を汲みやすい歌だと思います。

専門的な事はわからないけれど、

誰が見ても綺麗だなって思わせてしまう月のなせる業なんだろうなって思います。

今年の中秋の名月、十五夜は明日。

満月は翌25日です。(厳密に言うと満月の瞬間を含む日が満月だから)


十五夜じゃなくても綺麗なお月様、今宵も観られたら好いですね



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初々しさ、生牡蠣のような感受性、震える弱いアンテナ

2018-05-19 | 俳句短歌和歌詩

時々、読み返す大好きな詩があります。  


・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・

汲む―Y・Yに―   茨木のり子


大人になるというのは

すれっからしになることだと

思い込んでいた少女の頃

立居振舞の美しい

発音の正確な

素敵な女のひとと会いました

そのひとは私の背のびを見すかしたように

なにげない話に言いました



初々しさが大切なの

人に対しても世の中に対しても

人を人とも思わなくなったとき

堕落が始るのね 墜ちてゆくのを

隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました



私はどきんとし

そして深く悟りました



大人になってもどぎまぎしたっていいんだな

ぎこちない挨拶 醜く赤くなる

失語症 なめらかでないしぐさ

子供の悪態にさえ傷ついてしまう

頼りない生牡蠣のような感受性

それらを鍛える必要は少しもなかったのだな

年老いても咲きたての薔薇  柔らかく

外にむかってひらかれるのこそ難しい

あらゆる仕事

すべてのいい仕事の核には

震える弱いアンテナが隠されている きっと……

わたくしもかつてのあの人と同じくらいの年になりました

たちかえり

今もときどきその意味を

ひっそり汲むことがあるのです 


・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・

初めてこの詩に出会った時、はっとしました。

そう、まさに、どきんとし、

深くはないけれど、悟った…と迄はいかないけれど、

この詩にハッとさせられた感覚を、ずっと忘れずにいようと思いました。

上手く言葉にできないのですが、読むたびに鮮烈と言うか衝撃と言うか。

ずっと心に留めて、大切にしていきたいと思う詩の1つです。



橋本 武さんのどの本だったか、タイトルを失念してますが

(図書館で借りたため、今手元で調べれなくて)

・・・感じる心があれば、幾つになったって人生は楽しいんだよ・・・

って言葉を読んだ時も、この詩を思い出しました。


生牡蠣のような感受性…なんともまぁ痛みやすく日持ちがしないモノに例えられた感受性

けど、ある意味、傷みやすく弱弱しいは、視点変えればある意味強いのかも。


茨木さんの詩は、 わたしが一番きれいだったとき とかの方が有名なのかな?

大切にしたいなって思う詩に出会ったこと、あなたはありますか?




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浅茅生の・・・で始まる和歌

2018-04-02 | 俳句短歌和歌詩
似ていて、同じ和歌と思っていた歌があります。
 

 浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
                        
                     参議 等 (小倉百人一首)


        浅茅(植物の茅、屋根を葺く茅)の生える、
        小野の篠原の「しの」ではないけれど、
        気持ちを隠していても、思いがあふれてしまいそう。
        どうしてこんなにも、あの人のことが恋しいのだろう。

百人一首の方は訳すとこんな感じの意味。
古今集の詠み人知らずの歌からの本歌取りをして作った歌。



元の歌とされているのが、


 浅茅生の 小野の篠原 しのぶとも 人知るらめや 言ふ人なしに

                          (詠み人知らず)



        私があの人を慕っていると、あの人は、わかってくれているでしょうか。
        いいえ、わかっていないでしょう。伝えてくれる人は誰もいないので。

古今集の方は、こんな感じの意味。


『浅茅生の 小野の篠原 しのぶ』が同じだから、混同していました。


以前、和歌の話をしていた時に、学生さんの参考書がわかりやすそう!って結論に至り、

その後、この本わかりやすいですよって戴いた参考書があって、

急に気になって調べてみたら、やっぱり別の歌。


改めてよく読むと、和歌って、せつない歌が多い。

昔も今も、人は人を想い、伝えられない思いを詠ったりしている。

現代のような通信手段の無い時代なら、尚の事。

和歌は、言葉はちょっとわかりにくいけれど、何百年経ったって人の心は変わらない。

千年を以上経っていても、人が人を思う心は変わらないんだなぁと

改めて思いました。



新年度スタートして、何か変化はありましたか?

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今宵は、満開の桜と十五夜満月

2018-03-31 | 俳句短歌和歌詩


清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき

与謝野晶子の詠んだこの歌にぴったりな日の2018年3月31日

福岡での月の出が18時半頃

観月と観桜を一緒に楽しめるなんて、とっても贅沢な夜ですね


桜の季節と、あと、花火大会の日。

多くの人のワクワクした気持ちの所為なのか、空気感がいつもと違ってるなと感じます。

滲み出ると言うか、溢れ出ていると言うか、ワクワク感が空気に混じっている。

なんとも、良い感じの空気感が心地好いなぁって思います。

だからなのでしょう、歌の通りだなぁと思います。。。って、ここは京都じゃないけれど!



さぁ、さっきまで行われていた エスパルスVSマリノスのゲーム、

マリノス勝ちました(観れてないけれど)

0-1でウーゴ・ヴィエイラが決めてくれた先制点を守り切ったもよう

良かった Jリーグタイムを楽しみに待てるのが嬉しい



今宵のあなたのご予定は、やはりお花見ですか?

それとも、お家でのんびり?

2017年度の最終日、どうすごされますか?



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