植物好事魔多し

植物を育てる、とある趣味家の備忘録兼管理ノートです。

Talinum caffrum (Thunb.) Eckl. & Zeyh.

2017-08-24 11:00:00 | Portulacaceae スベリヒユ科
Talinum caffrum (Thunb.) Eckl. & Zeyh.

タリナム カフラム
タリヌム カフルム

スベリヒユ科。
Flora of Zimbabweによれば、エチオピア、スーダン、アンゴラ、ナミビア、南アフリカの開けた林地、草原に自生する。
Useful Tropical Plantsによれば、葉と塊根は食用になるらしい。



国内業者より入手。
塊根は直径5cmほど。


これは上とは異なる株の根元。
株元から今年発芽した自然実生苗が生育している。
これは昨年のこぼれ種が発芽したもの。


どうやらTalinumは採り蒔きに向かない傾向にあるらしい。
本種や草花火Phemeranthus calycinus (Engelmann) Kiger = syn. Talinum calycinum Engelm. は採種後、すぐ播種しても発芽しない。
これは後熟なのか、発芽抑制物質を含むせいなのか、それ以外なのか不明だが共通している。
発芽しなかったとしても、翌年発芽することもあるので、鉢は処分しない方がよい。


花は黄色で昼咲き。
自家受粉で容易に採種可能。
耐寒性は比較的あり、屋内管理下で断水すれば越冬可能。