埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

つい一言 2017.6

2017-06-15 15:14:32 | 意見交流
自分のブログと重複するのですがこちらにも投稿させて下さい。せっかくブログを開設しても投稿がないとなかなか訪問してくれる人がありません。かといって、同一人だけの投稿では個人ブログになってしまいますので、この記事を更新していく形態をとりたいと思います。まあ、枯れ木も山の賑わいということで…。(元西部A高校 Y.S)

 昨日14日の昼頃から「委員会での採決を省略して本会議で採決」という情報が伝えられた。その時点で自民党と民進党との国対委員長会談は決裂、あとは夜討ち朝駆けとでもいうのか、夜を徹した攻防ののち、一気に参院本会議での強行採決に持ち込まれた。
 それにしても衆参両院で圧倒的な多数を占め、会期の延長も自由自在な与党・自民党はなぜこれほど乱暴な一手に出たのだろうか? 「加計隠し」とか都議選対策とかいわれているが、そればかりではないように思う。
 特定秘密保護法や安保法制のときと同様、今回も「共謀罪」反対の市民運動が繰り広げられた。とくに安保法制反対運動では車道を埋め尽くした国会前集会など、若者たちも含めた大きな運動になった。それらを乗り切ってきた自信ともみえるが、むしろ反対運動をどうしても挫けさせたい、圧倒的な力を見せつけることで無力感というダメージを与えたいということではなかったか、と考えるのだ。
 つまり、通常の国会運営のルールを踏みにじって強行された今回の採決は、与党・自民党の強さの表れというより、彼らの危機感や焦燥感の表れではなかったか、ということなのだ。
 「共謀罪」の成立を許したのはもちろん反対運動がまだまだ弱かったからであるのは確かだろう。だが、ここで無力感や虚無感にとらわれたらまさに権力側の思うつぼだと思うのである。(6月15日)

 YouTubeで先日の金田法相の発言を確かめて見た。質問は事前通告されていたのだから当然といえば当然だが、金田法相の答弁は文書を読み上げながらだった。つまり、「治安維持法は適法」発言は金田法相個人の思想や資質によるものではなく、内閣としての統一見解であるということになる。治安維持法による恐怖政治、社会運動の弾圧、言論封殺、多くの冤罪に対してまったく無反省であるということは、現政権の本質を示しているし、そのような答弁を行っても国民は抵抗しないと踏んでいるのだろう。
  ※
 安倍首相はもともとだったが、冷静と見られていた菅官房長官も、国会答弁や記者会見での激昂ぶりや個人攻撃があからさまになっている。菅官房長官は前川前文部次官を攻撃して記者会見の後、オフレコながら「出会い系バーに50回も100回も通っている」などと付け加えたそうである。その回数を本当に把握していたとしたら、たまたま偶然にも誰かによって目撃された情報が伝わったのではなく、明確なターゲットとして継続的に尾行されたり監視されたりしていたことになる。
 「共謀罪」法案が監視社会を生み出すと指摘されているが、監視社会はすでに進行しており、それが合法化され、「共謀」や「準備」の段階でフリーハンドに罪に問うことができるようになると考えるべきなのだろう。(6月6日)

 あたかも「共謀罪」法案が審議中の折も折、よくもこのような発言が飛び出したものだ。しかも金田法相は(仮にも)担当大臣ではないか!
 2日の衆院法務委員会で戦前の治安維持法への認識を問われ、金田法相は「(同法は)適法に制定され、勾留・拘禁、刑の執行も適法だった」と言い放ち、「損害を賠償すべき理由はなく、謝罪・実態調査も不要だ」と切り捨てた。質問に立った畑野議員(共産党)は1976年に当時の三木首相が「治安維持法については、その時でも批判があり、今日から考えれば,民主憲法のもとではわれわれとしても非常な批判をすべき法律である」と答弁したことを示し、金田法相の異常な態度を追及したという。
 「悪法も法なり」という言葉があることはある。治安維持法が戦前の帝国議会で一応の審議をへて制定された、という程度の認識なのだろう。だが、国民よりも国家を優先させる強権政治がもたらした反省から戦後政治が出発したという観点がまったく抜け落ちている。戦前の国家主義と強権主義が最後は国を滅ぼしたことを振り返れば、治安維持法は繰り返し実態を明らかにし、反省し、否定しなければならない。
 「共謀罪」審議において答弁不能な単なる無能力者ではなく、きわめて危険な思想の持ち主であることが明らかにされたし、その所属する内閣が最終的にめざす国家像ももはや隠しようがなくなったと言わなければならない。(6月4日)
 ※付け加えれば、またしてもマスコミはこの重大発言をまともに取り上げようとしない。今日の「オール埼玉」集会のゲストスピーチで伊藤千尋さんは「韓国では国民はマスコミを信じていない。だからネットを通じて自分たちで情報発信をし、100万人集会を実現させたと述べていた。日本も民衆からの情報の発信と普及が必要な社会になっているのではないか?

この記事をはてなブックマークに追加

止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に!6.10国会大包囲

2017-06-11 18:12:18 | 活動報告


「止めよう!辺野古埋立て 共謀罪法案は廃案に!6.10国会大包囲」に参加してきた。
 今日の集会は基地の県内移設に反対する県民会議・止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委員会・戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会による共催。沖縄では工事の強行に反対する県民へのなりふりかまわぬ弾圧、国会では参院での審議の中でますます正体が明らかになる共謀罪法案の強行への動きが強まる中、連帯の輪が大きく広がっていることが実感できる集会となった。
 正門前エリア、官邸前エリア、議員会館前エリア、国会図書館前エリアのそれぞれにミニ・ステージが設けられ、野党や各団体からのアピールがあった。沖縄からは「共謀罪を先取りしたような弾圧が行われている」との訴えがあり、岐阜で活動している弁護士からは「風力発電について勉強会を企画したメンバーへの極秘調査が行われている」との報告があった。集会は14:00から15:30まで。参加者は18000人と報告された。



 稲嶺進名護市長も沖縄から駆けつけた。たぶん各ステージを回ってスピーチしたのだろう。「勝利の秘訣はあきらめないこと」は沖縄での合言葉なのだろう。共謀罪法案は今週がヤマ場になると予想されている。

この記事をはてなブックマークに追加

安保関連法案廃止!立憲主義を取り戻す!6.4オール埼玉総行動

2017-06-04 17:41:02 | 活動報告
 

4日は安保関連法案廃止!立憲主義を取り戻す!6.4オール埼玉総行動、会場は北浦和公園である。市民団体、生協や埼商連、連合系・全労連系の労組などの諸団体のほか、1区から15区までの小選挙区ごとに結成された連絡会が集った。
 政党あいさつは民進党・枝野幸男氏、共産党・小池晃氏、社民党・福島みずほ氏、自由党・青木愛氏がスピーチに立ち、「野党と市民の共闘」の本気度が伝わって来た。
 ゲストスピーチは国際ジャーナリストの伊藤千尋氏。「発言し、連帯し、行動することで変わる!」との訴えは、9.11後のアメリカの言論状況、隣国韓国での激変、沖縄での自衛隊基地の白紙化など、現地取材にもとづいていて説得力があり、力があった。(韓国の朴前大統領も、日本の安倍首相も、自分に身近な人物に便宜をはかるという政治の私物化という点でよく似ている、という指摘は本当だと思った。)



 集会名は「安保関連法案廃止!立憲主義を取り戻す!」であったが、スピーチでも、アピールでも強調されたのはもちろん「共謀罪」! 小熊のゼッケンには「いらん共謀罪」とあった。



 集会は10:00に開会し、11:30ごろ閉会。参加者は13200人と発表された。終了後、浦和コースと与野コースに分かれ、市内をパレードした。わが九条の会は与野コースに参加した。

 次の行動は「止めよう辺野古埋め立て 共謀罪法案は廃案 6.10国会大包囲」である。14:00~15:30。九条の会は国会図書館前に集合する。

この記事をはてなブックマークに追加

5.31共謀罪法案の廃案を求める市民の集い

2017-06-02 00:15:41 | 活動報告


 開会は18:30とあったが、日比谷野音にかけつけたときはすでに入場制限のため門扉は閉ざされていた。「消防法ですか?」と集会スタッフの方にたずねると、「そうです。(定員を守らないと)次からは使用させないといわれているんです」という答だった。何らかの圧力を感じさせないでもないが、確かに震災等にみまわれたとき、避難のための通路を確保しておくことは必要なのだろう。遅れてきた人たちもフェンスの外でじっと集会の進行に耳を傾けている。
 主催の実行委員会にはアムネスティ日本、グリーンピース・ジャパン、日本消費者連盟など15の市民団体やNGOが参加した。4野党1会派からの発言があり、特別ゲストには香山リカさんがスピーチに立った。


 
デモ行進の出発は19:45とスピーチされた。あとから参加した会場外にいた人たちから出発させるということだった。西幸門にはすでに長い行列が出来ていた。



 外のデモ隊もずいぶん待たされている様子だったので、集会終了後、会場内に入ってみる。この人たちが出発するのは20:30は過ぎるのではないか? 
 主催者発表で参加者は4700人。昨日のTVニュースでも、今朝の新聞でも報道されなかった。政府は衆院の3/4だかの慣例によるスケジュールにそって18日の会期末までの成立をめざしているようだ。法案の重大さから考えて許されることではない。もっともっと力を出さなければならない。

この記事をはてなブックマークに追加

つい一言 2017.5

2017-05-29 20:43:48 | 意見交流
 その昔、末川博の『法学入門』を読んでいて、法の持つ「二面性」という説明があったのが記憶に残っている。
 「法治主義」というように、法律が国家を統治する(=国民を支配する)ための道具であることは確かだが、それと同時に法律に定められた範囲を超えて権力を濫用してはならないとする規定でもあるというのだ。「法の下の支配」というのは国家の支配原理であるとともに、国民を保護するものでもある、法律を学ぶ意義もそこにある、というような論旨だったと思う。
 まるで大学の教養課程にあったようなことをなぜことさらにするのか? それは「共謀罪」が衆院を通過し、まさに産院での審議がはじまろうとしているからだ。
 自民党の石破氏がテレビのインタビューに答え、「どのような法律も運用によって善くも悪くも働く」「法律を運用するのは政治家である。その政治家を選ぶのは主権者たる国民である。国民を害するような法律の運用をする政治家は選挙で落選させればよいのである。」というようなことを述べていた。
 国会で野党に追及されるとたちまち逆上気味になる安倍氏と比較すると、いかにも理性的で理論的にみえる石破氏らしくはある。
 しかし、聞いていて私はずいぶん危険な思想だと感じた。政権についた者は(政権の安定のために)これを維持しようとつとめるだろうし、そのためには法律を有利に働くように運用しようとするのは当然のことだ。したがって法律は運用者によってどうとでも運用されるような曖昧さを極力排除する必要があるのだ。
 その点、「共謀罪」ほど為政者に対してフリーハンドに権力を与えてしまう法律はない。内心の自由をおびやかす、密告を奨励する、監視社会になる、冤罪の温床になる、それだけで国民を萎縮させるなど、問題点はさまざまに指摘されているが、権力の恣意的な行使の範囲をいっきょに拡大してしまうことが最大の問題点だと私は考えている。
 政府は「計画」だけでは罪にならない、具体的な「準備行為」がなければならないという。だが、例としてあげられたのは「資金を得るために銀行から預金を引き出した」というようなことである。ATMから預金をおろしている人は日々何万何千人といることだろう。調査機関が眼をつければ、そのうちの特定の誰かを恣意的に、フリーハンドに捕らえることが可能になってしまうのである。
 私はこれらがまったくの杞憂であるとは思わない。戦前の治安維持法下、基地のそばで写生をしていた(今だったらカメラを持っていた)、児童に綴り方を書かせた、というだけで捕らえられ、拷問を受け、少なからぬ人々が死に至らしめられたのはつい70年前のことなのだ。(5月29日)


この記事をはてなブックマークに追加

共謀罪法案廃案へ!5.12議員会館前集会

2017-05-12 21:39:11 | 活動報告

 
 5月3日の憲法集会には出られなかった。「共謀罪」が風雲急を告げる中、歯がゆい思いでいたのだが、12日には時間が取れそうだったので総がかり行動実行委員会のHPを閲覧すると、あたかも国会連続行動の最中で、この日も昼から行動が計画されていた。したがって私は途中参加ということになるが、18:30からの議員会館前集会に参加してきた。
 それにしても国会審議をチェックしていると、答弁不能で無能な人物をわざと法務大臣にすえたのではないかと思えるくらい、審議が深められる様子はない。たぶん、「一般人は対象にならない」(ただし、突然の変化によって対象となる)という検証されない答弁で押し切り、30時間で討論打ち切り、維新の会の修正で合意できたので採決強行というねらいではないだろうか?
 つい最近、首相は「九条改悪」を公然と目標にかかげた。1、2項は変えず、3項に「自衛隊」を明記する、という、これまで「国防軍」を創設するとしていた自民党草案とも整合性のない、思いつきのような発言だった。しかし、国会でろくな審議もせずに「共謀罪」を強行採決しても、「九条改悪」を唱えても、国民はたいして騒ぎ立てることもないだろうとはずいぶんと甘くみられたものだ。
 「共謀罪」は戦前の治安維持法の復活と危ぶまれている。その先に「九条改悪」が待っているとすれば、戦前回帰というのも杞憂ではない。来週がもっとも危険であるとの情勢説明があった。下は集会で配られた行動予定表である。まだ身動きできるうちに反対の声をあげていきたい。



※個人としてすべての行動には参加できません。参加された方は記事にして投稿して下さるとありがたいです。管理人のアドレスをご存じなら直接送っていただいた方がてっとり早いです。写真はjpegで添付ファイルにして下さい。当面は5月16日の日比谷野音集会が重要です。

この記事をはてなブックマークに追加

今日のつい一言 2017.3

2017-03-29 10:20:10 | 意見交流
 「道徳」教科書のことが話題になっている(というより、笑いものになっている)。文科省は「パン屋のままでもよかったのだ」と火消しに躍起だが、「和菓子屋」に変えたら検定をパスさせたのだから見苦しい言いわけにすぎない。
 「国や郷土を愛する態度」が不足しているのだそうだ。斎藤美奈子氏が和菓子のルーツは遣唐使が持ちかえった中国の菓子であり、明治に木村屋が発売したあんパンは饅頭用の酒種を発酵に用いたことを紹介している(「東京新聞」3/29)。
 奈良の正倉院はシルクロードの終点である、と小学校で習った。東西の多様な文明が流れ込み、これを融合させ、自家独特のものにしていったのが日本文化ではなかったのか?
 斎藤氏がいうように文科省の検定基準には「人権」や「個人の権利」「差別」という項目はない。「教育勅語」礼賛と変わるところはない。「伝統と文化の尊重」というが、歴史の流れを逆戻りさせることは許されない。(3月28日)

 「教育勅語」の「勅」は天子の命令という意味である。天皇の大権を定めた「明治憲法」の下では、議会で定めた法律よりも「勅」の方が重かった。教育のあり方が国家のあり方を決する上でいかに重視されたかが分かるのだが、そのように定められた「教育勅語」が国民主権を定めた「日本国憲法」のいかにそぐわないか、その一点のみで自明というものである。
 したがって「森友学園」問題から端を発した「教育勅語」に対する発言を聞いていると、まるで亡霊が生き返って来たかのような錯覚をおぼえる。否、きっと亡霊はどこかでひっそりと生息していたのであり、今、急速に息を吹き返しているというのが正しいのかも知れない。
 だとすれば、今度こそしっかりとその息の根を止める必要があるのではないか? 「教育勅語」の復活を許し、戦前のような社会を甦らせるのか、すでに「明治憲法」よりも長い歴史を数えるにいたった「日本国憲法」のめざす社会の完成をはかるのか、その正念場であるように思うのだ。
  ※
 稲田防衛相は国会答弁で「教育勅語の精神である日本が道義国家を目指すべきであること、そして親孝行だとか友達を大切にするとか、そういう核の部分は今も大切なものとして維持をしているところだ」と述べたという。
 どこに日本が「道義国家を目指すべき」と書いてあるのかは不明だが、後半で述べているのは「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ」あたりを指しているのだろう。これらは儒教にある「五倫」思想をもとにしているのは間違いない。「五倫」とは父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信である。「夫婦の別」とは夫には夫の役割があり、妻には妻の役割があるという意味で、それと比較すると「夫婦相和シ」とあるのは近代的な装いにあらたまっているようにも見える。しかし、戦前では女性の参政権が認められていなかったことでも明らかなように、人権における男女差別を前提とした規範の下にあったことは疑えない。
 儒教はこれらの徳目が守られることによって社会の秩序が守られるとした。稲田防衛相のいう「核の部分」というのは、人としてのあり方を示したというより、国家の統合原理として「維持」したいということなのだ。
 そして、最も重大なのはここまでには触れられなかった「君臣の義」であり、「教育勅語」では一番最後になって、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」と続くのである。つまり、ひとたび国家に一大事があったときは、親子の親愛も、夫婦の契りも、友情も顧みることなく、「皇運」のために命を投げ出せ、というのが主旨なのである。
   ※
 「森友学園」の籠池理事長は、「何かことがあったとき、自分の身を捨ててでも人のために頑張んなさい。そういう教育勅語のどこが悪い。まったく悪くない」と述べたという。ここにも見逃しがたいまやかしがある。「教育勅語」には「博愛衆ニ及ホシ」という文言があることはある。だが、先の「一旦緩急アレバ」はそこに続くのではなく、「義勇公ニ奉シ」に続くのである。
 その籠池理事長の本音があらわれた発言が、「国家のために、そして国家社会のためにいい人材を創出しようとしている教育の中身を阻止しようとする人たちがたくさんいます。そういうようなことでは困るんじゃないですか。日本国を存続させるために、立派な人材を作っていくというのが教育であるんであれば、もう少し温かい目で見るべきじゃないですか。」である。
  ※
 さらにいえば、稲田防衛相にせよ、籠池理事長にせよ、それらの徳目を国民に押しつけはするが、自らは少しも守ろうとしていないように見えるところに根本的な矛盾がある。
 いや、「朋友相和シ」だけは守っているのかな?と、一瞬だけ皮肉まじりに思ったことがある。それは右派団体「日本会議」のお仲間である。だが、国会で追及されるや、「10年間、お会いしたことはない」(夫は「森友学園」の顧問弁護士だったというが)とか、「まったく迷惑だったんですよ」(妻は名誉校長に就任していたというのに)と、まったく無関係であるようにふるまい、幼稚園児に「安倍首相頑張れ」と唱和させていたほど入れ込んでいたのに、少し冷たくされたら「トカゲのシッポ切り」と恨み言を吐いている様子をみると、その朋友間の「信」も本物ではないらしい。
  ※
 私までもが、このようなことをことさらにするまでもない筈なのだが、やはり一言せずにはいられなかったのである。(3月10日)

 少々うんざりなのだが、第2の疑惑が起こっているらしい。しかも、今度の方が規模が大きい。
https://lite-ra.com/2017/03/post-2975.html

大阪・豊中市で建設中の「瑞穂の國記念小學院」の問題について、一部の新聞だけでなく、ようやくTVでも取り上げられるようになってきた。維新の会・松井氏との関連もとりざたされ、
 https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=123807
 闇はいっそう深まるばかりである。少なくとも安倍首相夫妻には大打撃のはずだが、このまま致命傷にはいたらずうやむやにされてしまうのか、国民は当分注視しなくてはならないだろう。
 だが、ここへ来て、またもしてやられた感がどこかで禁じ得ない。斎藤美奈子氏が「米トランプ大統領と金正男氏暗殺事件を追うのみでマスコミはいいのか」と警鐘を鳴らしているが、これに国内問題を加えるに「森友学園」疑惑が衆目を集めているうちに、日本の進路にとってもっと重要な事態が密かに進行しようとしているのではないか?
 もちろん安保法制と「共謀罪」(「テロ等準備罪」)のことである。稲田防衛相はアメリカの軍事費増を歓迎するとし。自民党二階幹事長は「共謀罪」を今国会で成立させると明言した。(3月1日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201702/CK2017022802000254.html

この記事をはてなブックマークに追加

3.20さようなら原発全国集会そして肥田舜太郎さんを悼む

2017-03-21 16:49:24 | 活動報告


 20日、「いのちを守れ!フクシマを忘れない!さようなら原発全国集会」が代々木公園で開かれた。家の用事でもたもたしてしまい、開会には間に合わなかったが、全国キャラバン隊が登壇しているころ到着した。これで3月の主要な全国集会に全参加することが出来た。集会の閉会あいさつには鎌田慧氏が立った。鎌田氏の声を直接聞いたのは始めてかも知れない。
 17:00ころには帰宅しなくてはならなかったので、池袋でジュンク堂で何冊か調達したのち、帰路についた。
 今日になって紙上で肥田舜太郎さんが亡くなったことを知った。100歳だった。紹介するまでもないが、肥田さんは1944年に陸軍軍医として広島に赴任し、原爆投下に遭遇した。自らも被爆しながら被爆者の救援にあたった。戦後は被団協や民医連で活躍され、核兵器廃絶運動にたずさわった。
 全国的・世界的に活動されたが、医療者としては埼玉を拠点になさっていた。「原爆のことを伝えるためだったらどこへでも行く」として、予定さえ合えばどんな小さな集会でも出かけて来てくれた。
 最後にお目にかかったのは数年前に朝霞で催された学習会でだった。若い方が付き添われてだったが、穏やかな中でも次第に熱をおびてくるお話ぶりは健在で、少しも乱れたところがなかった。広島で被爆者の救護にあたっている最中、自らの身体にも異変が起こったとき、軍医長の判断で「どうも症状からすると血液の異常に原因があるような気がする」ということから、若く健康な兵士をつのり、輸血を受けたところ、危機を脱したというお話は初めてうかがった。
 それもこれも、自らの体験を後世に伝えなければという深い使命感から発したことなのだろう。謹んでご冥福をお祈りする。

この記事をはてなブックマークに追加

3.11反原発!国会前大集合+首相官邸前抗議

2017-03-12 02:39:32 | 活動報告

 6年目の3.11。「反原発!国会前大集会」に参加してきた。3月4日の日比谷野音集会に連続してになったが、3月11日をどこで過ごすかと考え、行ける条件のあるときにと思って出かけた。毎週金曜日の集会には参加したり、しなかったりなのだが、このところ参加人数は少し寂しい。今日は3.11にあわせ、曜日も土曜日に変更したせいもあり、開会時間前にけっこう人数が集まっていた。

 主催は首都圏反原発連合。東日本大震災・福島第一原発事故の翌年、2012年3月29日に大飯原発再稼働のための4閣僚会議に抗議して第1回「首相官邸前抗議」を開催して以来、毎週金曜日の国会正門前と首相官邸前における抗議行動を続けて来た。
 デモではなくスタンディング、「非暴力直接行動」というスタイルは、その後の秘密保護法や安保法制反対の運動にも新しいあり方を提起していった。今日も反原連の集会らしく、ジンタらムータの演奏によるオープニングからはじまった。
 ミサオ・レッドウルフ氏のスピーチを聞くのは今月2回目。政党からは4野党が参加した。菅直人氏は発言の冒頭で、自身の「名誉毀損裁判」について触れていた。「敗訴」と報じられたが、「海水注入を止めたのは菅首相」という安倍晋三議員(当時)のブログ記事(2011.5)がまったくの虚偽であったことは裁判所も認めた、だが安倍議員は虚偽をうのみにして信じてしまっただけで、「名誉毀損」の意図は認められない、という判決内容だったそうだ。
 今や安倍首相の政治手法はフェイクあるいは「ポスト真実」そのものである。「虚偽」が虚偽のまままかり通るとした原点がここにあったのかと妙に合点がいき、悪い冗談を聞いているようだった。

 菅直人氏以外にも今日は民進党議員がスピーチに立った。社民党は福島瑞穂氏、自由党議員がスピーチに駆けつけた。共産党は6人の議員が出席し、志位委員長がスピーチした。野党共闘の要に位置するだけに、そのバックボーンである市民との連帯を重視している姿勢が伝わって来た。阿部知子議員も「原発ゼロの会」としてスピーチした。小児科医としての発言に説得力があった。
 集会は様々な運動体の交流の場にもなっている。各国の活動家とも交流があるという方からは、日本の原発メーカーによる原発輸出の問題について訴えがあった。昨年11月11日に結ばれた「日印原子力協定」は、今国会で承認がはかられようとしているのだそうだ。「森友問題」に揺れる今国会であるが、共謀罪といい、過労死ライン80時間を超える月100時間残業を可能にしようという「働き方改革」法案といい、社会のあり方を変えてしまうようなとんでもない悪法が矢継ぎ早に推し進められようとているのだと痛感する。

 1時時間くらいスタンディングしたら早めに引きあげようかと考えていたのだが、古賀茂明、佐藤学、香山リカらの各氏のスピーチが充実していて、結局散会までいてしまった。スピーチの最後は落合恵子氏。日もとっぷりと暮れていた。参加者は主催者発表で8000人とあった。

この記事をはてなブックマークに追加

原発ゼロの未来へ 福島とともに3.4全国大集会

2017-03-05 17:20:25 | 活動報告

 4日、「原発ゼロの未来へ 福島とともに3.4全国大集会」が日比谷野外音楽堂で開かれた。

 オープニングセレモニーのあと、13:30に開会。メインスピーチには宇宙飛行士でジャーナリストの秋山豊寛氏が京都から駆けつけた。震災当時、秋山氏は福島県でシイタケ農家を営んでいたとのことで、自身を「原発難民」と紹介。74歳とは思えない力強いスピーチで参加者を勇気づけた。「私は確率90%の晴れ男」という自慢話?も飛び出したが、その言葉どおり、この日は上着を脱ぐほどの暖かさだった。

 この日の集会の主催は「原発をなくす全国連絡会」だが、「さようなら原発1000人アクション」からは富山洋子氏、「首都圏反原発連合」からはミサオ・レッド・ウルフ氏が連帯のあいさつをした。政党からは日本共産党の藤野衆院議員が岩渕参院議員をともなってあいさつ、自由党、社民党それぞれの党首からのメッセージが読み上げられた。民進党は参加議員の紹介があった。(民進党は「30年原発ゼロ」方針をめぐって党内が統一できないでいる。しっかりと腰が定まって欲しいものだと思う。)

 参加者は3500人と発表された。集会アピールにあたって福島からの参加者250名が登壇した。閉会後は銀座までのパレードが催された。
 3月は他に11日に反原連主催「反原発!国会前大集会+首相官邸前抗議」、20日に1000万署名市民の会主催「いのちを守れ!福島を忘れない さようなら原発全国集会」(代々木公園)が開かれる。

この記事をはてなブックマークに追加