埼玉県高校・障害児学校教職員「九条の会」

教え子をふたたび戦場に送らないために

7月13日 埼玉県教職員平和集会のお知らせ

2024-06-02 18:56:46 | お知らせ

 


6月24日 埼玉県教職員の平和大集会への参加の呼びかけ

2023-06-01 17:20:42 | お知らせ

 岸田政権は「安保3文書」を閣議決定し、公然と憲法を踏みにじる安保外交政策の大改悪をはかり、戦争を始める道をひた走っています。5月24日には今後5年間で43兆円をも「軍拡財源確保法案」を衆議院で強行採決しました。私たちは憲法9条をないがしろにし、国民の命を危険にさらし、世界の平和を真っ向から否定しようとする大軍拡を認めるわけにはいきません。

 「教え子を再び戦場に送らない」の誓いを胸に、あらためて「憲法を生かし、平和を守る」行動に立ち上がることを呼びかけます。別紙の署名とリーフレットも配布されています。ひとりでも多くの人々の結集を呼びかけます。

 

 

 


憲法会議は安倍元首相の「国葬」に反対し、撤回を求める声明を発表しました

2022-07-21 00:40:18 | お知らせ
声明
安倍元首相の賛美・礼賛、国民への弔意の強制に繋がる「国葬」に強く反対し、撤回を求める
 
 安倍晋三元首相が無法な銃撃で殺害されたことについて、憲法会議は、政治活動や言論を暴力で封殺することは、民主主義を破壊する最も憎むべき行為であり、個人の尊厳を否定する憲法問題として断固糾弾します。憲法会議は、あらゆるテロ行為を許さない社会をつくるために、多くの国民の皆さんとともに全力をつくす決意です。
 岸田首相は7月14日、安倍元首相の「国葬」を行うと発表しました。これが戦前やられたような宗教行為としての国葬なら、憲法第20条第3項の「国の宗教活動の禁止」に反する行為です。岸田首相は、今回、国の儀式に関する事務を所掌として定めた内閣府設置法に基づき、「閣議決定を根拠として行政が国を代表して行える」と説明し、全額国費で負担する方針を明らかにしました。しかし、元首相の葬儀を行うことや、政府がその経費を支出する法的な根拠や基準はありません。
また、岸田首相が「国葬」とする理由に様々な「実績」をあげ、「そのご功績は真にすばらしいものがある」と述べたことを、憲法会議は厳しく糾弾するものです。安倍元首相が行った改憲策動、集団的自衛権の容認・南スーダン等への自衛隊派兵、桜を見る会等に象徴される政治の私物化、118回のうそ答弁に象徴される国会軽視、大軍拡・敵地攻撃能力保有など米国と一体の戦争する国づくり推進などの安倍政治は厳しく批判しなければなりません。
 「国葬」は、国民のなかで評価が分かれている安倍氏の政治的立場や政治姿勢を全面的に公認し、国家として安倍政治を賛美・礼賛することになります。また、安倍元首相に対する弔意を、国民に対して事実上強制することにつながる憲法問題です。弔意は、示すかどうかも含めて、すべて内心の自由の問題であり、憲法第19条「思想及び良心の自由」違反です。
これまで、国民の税金を投入し、戦後に国葬が行われたのは1967年の吉田茂氏のみで、法的根拠となる「国葬令」は1947年に失効したものの、吉田氏の国葬は例外的に行われました。それ以降、首相経験者の国葬は一度もありません。今回の国葬は、失効した「国葬令」を実質的に復活させ、「戦争する国」づくりに組み込むものといえます。
死を悼む民心に漬け込み、戦争を賛美した戦前のように、国民の精神を安倍元首相が推進し、岸田首相が継承する「戦争する国づくり」に動員することは断じて許されません。
 憲法会議は、安倍元首相の「国葬」に強く反対し、その撤回を求めます。
                                                        2022年7月20日
                                              憲法会議(憲法改悪阻止各界連絡会議)

6月6日『大軍拡とめろ!官邸前月曜連続行動』 雨の中120人

2022-06-07 19:22:24 | お知らせ
 
 
 戦争へとつながる大軍拡を止めよう!! 
 総がかり行動実行委員会は6日、首相官邸前で岸田政権が狙う軍事費2倍化などの大軍拡路線や改憲の動きに対する「大軍拡とめろ!官邸前月曜連続行動」を行いました。雨のなか集まった参加者120人は、戦争へとつながる危険な動きを参院選でストップをかけようと声をあげました。
 毎週月曜日に取り組んでいる官邸前抗議は、今回で4回目。主催者を代表してあいさつした菱山南帆子さんは、自民党や維新の会などによる改憲策動にふれ、「憲法施行から75年、私たちのねばり強い運動の力で改憲を許してきませんでした」と訴え。このことに確信を持って、改憲や軍拡路線をはね返す運動をさらにつくろうと呼びかけました。
野党から、日本共産党の紙智子参院議員、立憲民主党の鎌田さゆり衆院議員があいさつ。社民党の福島瑞穂参院議員からのメッセージが紹介されました。紙智子参院議員は、自民党がウクライナ危機を口実に軍事費の増大を狙うもとで、「戦争か平和かが鋭く問われています」と強調。「軍事ではなく暮らしに予算を使うべきです。そうした政治を実現するために、ご一緒に頑張りましょう」と語りました。
 その後、市民のスピーチ。憲法共同センターの安井正和さん(日本原水協事務局長)、9条壊すな!実行委員会の土井登美江さんがスピーチしました。安井さんは、オーストリアのウィーンでまもなく開かれる核兵器禁止条約の第1回締約国会議への参加を表明しない岸田首相を批判。「一体どこの国の首相なのか。核兵器廃絶は世界の流れです。被爆国にあるまじき政府を、参院選で変えましょう」と語りました。(元西部H特別支援学校 現憲法会議事務局長 高橋信一)

「大軍拡止めろ! 官邸前月曜連続行動」第2回目開催  国土を焦土にし、憲法を壊す道を決して許さない!!

2022-05-24 17:42:24 | 活動報告
 
 バイデン米大統領が来日し、日米首脳会談が行われた23日、ロシアのウクライナ侵略を口実とした大軍拡や憲法9条改悪などに反対する官邸前行動が行われました。官邸前ではいつも以上の多数の警察官が警備にあたり、空には2機のへリコプターが旋回・警備するという物々しい状況の下で開催されました。
 16日から始まった「大軍拡止めろ! 官邸前月曜連続行動」の2回目。総がかり行動実行委員会が呼びかけ、200名が参加しました。
 冒頭、総がかり行動実行委員会の藤本泰成共同代表があいさつ。自民党「安保提言」について、戦争する道に「民間、自治体、学問を動員しようとするものだ」と批判。「いつか来た道」に戻らぬよう声を上げていこうと呼びかけました。
 次に、駆けつけた立憲民主党、日本共産党の議員が連帯あいさつし、社民党から寄せられたメッセージが紹介されました。日本共産党の井上哲士参院議員は「憲法9条を生かし、絶対に戦争を起こさない外交努力こそ必要だ」と強調。「敵基地攻撃能力」は安保法制=戦争法で米軍に組み込まれた日本が先制攻撃を行うことになるとし「国土を焦土にし、憲法を壊す道を決して許さない」と訴えました。
 そして、各分野の市民が発言。医療制度研究会副理事長の本田宏さんは、「大軍拡のために医療制度のさらなる破壊が狙われている」と指摘し、「軍事費を増やして、国民が生きていけない国にしてはならない」と語りました。
 次回は5月30日(月)、そして6月6日(月)、13日(月)に、それぞれ18時30 分より開催されます。(元西部H特別支援学校 現憲法会議事務局長高橋信一)

「憲法改悪を許さない全国署名」63万名提出!! 19日行動

2022-05-20 23:12:59 | 活動報告
 
 第78回となる「19日行動」、「ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!軍拡やめろ!辺野古新基地建設中止!くらしといのちを守れ!5・19国会議員会館前行動」が、議員会館前で開催されました。「憲法改悪を許さない全国署名」が入った段ボールが積み上げられ、「9条壊すな!平和の砦」と書かれたプラスターなどを手に、750人が参加しました。
 日本共産党、立憲民主党、社民党の代表が参加。共産党の赤嶺政賢衆院議員は、憲法審査会で自民党や維新の会などによって「改憲の大合唱が起きています」と訴え。「私は、9条を守れと主張し続けます。参院選で、改憲を許さない声を大きく広げましょう」と呼びかけました。
各党の挨拶の後、62万2403人分の「憲法改悪を許さない全国署名」が、参加した市民が署名を野党の代表に手渡し、「力をあわせて参院選で改憲を阻止する結果を出そう」とアピールしました。
 提出後、総がかり行動実行委共同代表の藤本泰成さんがあいさつ。国連憲章違反であるロシアのウクライナ侵略を絶対に許さず、「今こそ9条に掲げられた、不戦の誓いを全世界に発信するときです」と述べました。
 その後、さまざまな立場の市民がスピーチ。東京・杉並区長選挙(6月19日投開票)に野党統一候補として立候補する岸本さとこさんは、昨年の総選挙でも杉並区の大部分を占める東京8区で野党統一候補が勝利したと紹介。「参院選に弾みがつくような結果を出したい」と発言しました。
 主催は、総がかり行動実行委員会と9条改憲NO!全国市民アクションです。(元西部H特別支援学校 現憲法会議事務局長高橋信一)
 

『大軍拡とめろ!官邸前月曜連続行動』 1回目16日開催

2022-05-17 13:56:03 | 活動報告
 
 
 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会が呼びかけた、岸田政権や自民党、日本維新の会などによるロシアによるウクライナ侵略に乗じた憲法9条改悪など、核共有大軍拡路線に抗議する行動が16日、首相官邸前でスタートしました。
 抗議行動は通常国会開会中の毎週月曜日に6月13日まで、首相官邸前で続けられます。
 主催者あいさつした高田健共同代表は「防衛費のGDP比2%となれば、憲法9条を持つ国が世界大第3位の軍事大国になるということだ」と批判。毎週の行動で「自民党提言の危険性を広く国民に知らせ、大軍拡を阻止する運動を広げよう」と呼びかけました。
日本共産党、立憲民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の議員があいさつしました。日本共産党の穀田恵二国対委員長は防衛省・自衛隊が反戦デモや報道を敵視する文書を作成していたことを告発し、「外に戦争する国は、内においては国民を監視・抑圧するということだ」と批判。「反戦平和と貫いて100年の党としてみなさんとともにたたかいぬく」と表明しました。
 日本体育大学の清水雅彦教授は、「敵基地攻撃」が国連憲章・国際法に違反すると指摘し、日本は「平和の枠組みをつくることにこそ力を尽くすべきだ」と訴えました。
 憲法会議の高橋信一事務局長は大軍拡と9条改憲を一体に狙う動きが強まっているとし「戦争する国への危険な道を進もうとしている。参院選で改憲派を少数に追い込もう」と語りました。(元西部H特別支援学校 現憲法会議事務局長 高橋信一)
 
〇掲げられた要求
★軍事大国化許さない!   ★軍事費GDP比2%増大反対!  ★敵基地攻撃反対! ★自民党の「安保戦略提言」糾弾!  ★NSSの戦略3文書改定反対 ★辺野古新基地建設反対!  ★安保法制反対!  ★9条破壊反対!  
★核シェアリング反対!

5.3 有明2022憲法大集会

2022-05-04 18:47:17 | 活動報告

 憲法施行から75年を迎えた3日、全国各地で憲法を守り生かそうとアピールする集会が行われました。東京・有明防災公園で3年ぶりに開催された「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし2022憲法大集会」には1万5000人(主催者発表)が参加。自民党などがウクライナ危機に乗じて改憲や軍拡を叫ぶなか、今こそ憲法を生かし、参院選で改憲を阻止しようと訴えました。

 野党から、日本共産党の志位和夫委員長、立憲民主党の奥野総一郎国対委員長代理、社民党の福島瑞穂党首がスピーチ。共産党の小池晃書記局長も参加し、参加者と一緒に「#憲法改悪に反対します」「守ろう平和・いのち・くらし」と書かれたプラカードを掲げました。

 主催した5・3憲法集会実行委員会の藤本泰成さん(平和フォーラム共同代表)があいさつ。ロシアの侵略行為は国連憲章違反であり直ちに撤退をと強調。これに乗じた「敵基地攻撃能力の保有」や「核共有」論を批判し、「今こそ憲法が掲げる平和主義、9条の精神が必要とされている。日本国憲法の意義を問い直していこう」と呼びかけました。

 4人の市民がスピーチ。大江京子弁護士は「軍事力による抑止力は軍拡の応酬と相互不信を広げるだけだ」と述べ、9条を生かした平和外交こそ必要だと訴え。フリーライターの小川たまかさんは、女性差別・蔑視に関して「分かりやすく言えば、弱い立場の人をなめているということです」と指摘し、憲法14条の法の下の平等を実現するため声をあげていこうと話しました。

 市民連合から、上智大学教授の中野晃一さんがスピーチ。安全保障の議論で、外交努力でつくる「安心供与」という考えが抜けていると指摘。「『抑止』だけではタガが外れてしまう。9条を守ってこそ、安全保障が成立する。まずは参院選からです」と述べました。(「赤旗」5月4日号参照)

《参加者から》

 今日は憲法記念日。3年ぶりの有明集会。
 しかし、最寄駅に行ったら人身事故で電車がストップしている。連休の、しかも憲法記念日に人身事故って悲しすぎる。よほど行くのをやめようかと思ったけど、行って良かった❗️
 有明公園入り口で高校生が平和署名をやっていたので近づいたら、声をかけられました。「Kだよ❗️」ええ〜っ‼️ 高校時代の先生‼️ 平ゼミ生の横に立っていました。よく私を分かってくださったなぁ〜 感激( ; ; )
 平ゼミ生には、「K先生は高校時代の私の先生だったんですよ。私も高校の教員でした。平ゼミ生が活動していて嬉しいです💖」と言って、記念写真をお願いして3人でパチリ。
 K先生によると、「○○高校9条の会をつくりたいね。今、メンバーを考えているんだ」と。小森陽一さんのパートナーさんが先輩だということも初めて知りました。BIGなあの方もいるけど、まだ名前は伏せておこう。結成されたら嬉しいなぁー どうなるかなぁー
集会では埼玉の懐かしい方々にたくさん会いました。今日は色々な方のスピーチが楽しみでしたが、音響設備が良くなくて、ほとんど声が聞こえず。中野晃一さんの「… 参院選が始まりです❗️」の最後の言葉はしっかり聞こえて拍手👏 (Y.KさんのFBから
 
 
 
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 《一言》ブログを担当している事務局のSです。3月半ばにふとした拍子に背中を痛めてしまいました。当初はかなり激痛に苦しめられ、3月の発送作業にも欠席させていただきました。痛み自体は収まりつつありますが、かなり長引いています。まだまだ自由に集会や会議に参加できる状態ではありません。そういうわけでブログの更新も滞っています。大事な時期に歯がゆい思いをしています。記事と写真を送っていただければこうしてアップするくらいの作業は出来るようになりましたので、ぜひ記事を送って下さい。活動報告や意見交流の投稿をお待ちしています。

4・19国会前行動  ロシアのウクライナからの撤退、戦争反対、憲法守れとアピール

2022-04-21 23:36:33 | 活動報告
 
 『ロシアのウクライナ侵略反対!即時撤退!改憲発議反対!辺野古新基地建設中止!敵基地攻撃能力反対!いのちと暮らしと営業を守れ! #0419議員会館前行動 』が19日、雨が降り出しそうな曇り空のもと、議員会館前を中心に取り組まれました。「武力で平和はつくれない!」などと書かれたプラカードを手に900人が参加し、戦争や改憲策動を許さないとアピールしました。主催は、総がかり行動実行委と9条改憲NO!全国市民アクション。
 憲法9条を壊すな!実行委員会の菱山南帆子さんが主催者挨拶。戦争終結のためにも「すべての戦争を許さない立場で、世界の宝である憲法9条の精神を広げていくときです」と強調。自民党などによるウクライナ危機を口実にした改憲阻止へ、「参院選で改憲勢力を少数に追い込みましょう」と呼びかけました。
「沖縄の風」の伊波洋一参議員、社民党の福島瑞穂参議会、日本共産党の井上哲士参議員、立憲民主党の石垣のり子参議員が挨拶。井上議員は、ロシア大使に即時撤退を求めたことを紹介し、プーチン政権は世界の世論を恐れていると指摘。「今こそ憲法9条の出番です。侵略戦争を許さない声を、ご一緒に広げていきましょう」と呼びかけました。
各団体からは、オール沖縄、女性差別撤廃PT、法律家六団体が発言。「辺野古新基地建設を造らせないオール沖縄会議」の福元勇司事務局長は、あらゆる課題で民主主義や憲法を壊す政治を許されないと強調し、「全国の連帯で辺野古への米軍新基地建設を止めましょう」と訴えました。
 また、日本での9条改憲に狙われていることに危機感を抱いた韓国の人々が、この日から韓国の日本大使館の前で「19日行動」を始めましたが、その主催団体から寄せられた「ともに頑張ろう」とのメッセージが紹介されました。
 最後に、行動提起を憲法共同センターの米山淳子新婦人の会会長が行い、5月3日の憲法集会の成功にむけたとりくみ、5月19日の19日行動で提出する「憲法改悪を許さない全国署名」運動の強化等を呼びかけました。(元西部H特別支援学校 現憲法会議事務局長 高橋信一)
 

ロシアのウクライナへの軍事侵攻と、これに便乗した「改憲論」を許してはならない

2022-03-10 16:39:39 | 意見交流
 皆さん、誕生日のお祝いのメッセージを送っていただきありがとうございました。
 昨年70歳を迎えたときは、一里塚をひとつ重ねてしまったような感じでいましたが、71歳となり、また新しい出発のような気持ちでいます。
       ※          ※          ※
 それにしても、世界をみるとなかなか平穏でいられません。ロシアはウクライナへ軍事侵攻しました。「核の脅威」をも背景に、軍事力で無差別に人命を奪い、国土を蹂躙する野蛮に怒りが沸騰します。
 ウクライナは1991年にソ連から独立し、米英ロは1994年の「ブダペスト覚書」でウクライナの領土の安全と独立国としての主権を保障するとしています。その約束を破っての軍事侵攻です。武力による一国の主権と領土の侵害は国連憲章に基づく世界の秩序を根底から脅かす暴挙です。
 一方、国内では、この危機のもとで、一部メディアや日米同盟強化論者から「9条で国は守れるのか」「国連は無力」などとする攻撃が強まっています。さらに、安倍元首相がアメリカの核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有」について議論すべきと主張するや、日本維新の会がこれに追随する発言をするなど、非核三原則をもなし崩しにしようとする議論がまかり通ろうとしています。維新の会の松井代表にいたっては、エネルギー危機が到来すれば原発の再稼働も必要との発言までしています。
 「侵略的意図をもった隣国」が存在するとき、国を守るためには憲法に自衛隊を書き込むことが必要だ、などとする論法は国民世論にも一定の動揺を与えかねません。
 しかし、「力」には「力」をという論理は際限のない軍拡競争を誘発するものであり、とりわけ「核」には「核」をとする核抑止論・核均衡論は核戦争のしきいを限りなく低くするものとして、核兵器廃絶運動の中で克服されてきたものです。
 「核共有」ニュークリアシェアリングが現実化すれば日本が核戦争に参加することになります。核戦争に勝者はいないといわれます。通常兵器による戦争においても、かつてアフガニスタンに軍隊を送ったソ連も、21世紀のアメリカも撤退を余儀なくされています。現代において誰も戦争の勝者にはなり得ません。敵にも味方にも後に荒廃が残されるだけです。
 日本国憲法の理念こそ真の平和を構築するものであることに確信を持ち、いまこそ九条を守ろうという意見に私は賛成です。ロシアの軍事侵攻にいわば便乗し、平和憲法、脱原発の流れもなし崩しにしようとする「改憲論」を許してはならないと思います。
 
※FBに誕生日祝いのメッセージをいただき、そのお礼として投稿しました。転載させていただきました。(元西部A高校 Y.S)