初七日すぎ

 

 

母の香が

時々匂う

隣のベットの片付かない

花柄のケット

 

 

靴下は

開けられず残り

はいていたのは

伸び切ったものばかり

　　　　　　　　　　　　お気に入りではない

　　　　　　　　　　　　もったいない！だろうが

　　　　　　　　　　　　はかない方がもったいないぞ。

セロファンの

袋の白いブラウスは

子供の時に見た飾りボタン

 

　　　　　　　　　　　　色褪せず何十年・・・？

　　　　　　　　　　　　腕も入らず・・

 

しまむらの

六枚セットのハンカチ

二枚残した汗かきの母

 

 

 

 

子は育て

 

 

　　　皆はだし

　　　戦闘国の

　　　笑顔の子らの待つバスは

　　　ふるい日立

 

 

 

　　　

　　　

　　　

プレオリ

 

コロナの夏

ボッチャのルールを

書き留める

 

 

懸命に

丁寧に話す

プレオリの夏

 

 

無観客

選手の鼓動

響く夏