崖の上のぽにょ

今日も暑かったですが、いつもよりは涼やかに感じられました。でもまだまだ暑い時期は続きそうです。今日はグダグダ過ごしていたので特に何もありません。久しぶりに布団を干したぐらいです。それでは今日のＤＶＤ感想は「崖の上のぽにょ」です。


借り暮らしのアリエッティが大人気のさなか、私は今更ですが前作のぽにょを観ました。海底の変な父ちゃんから逃げたぽにょは、宗介と運命的な出会いをするっていう、人魚姫のアレンジ的なストーリーです。しかし、父ちゃんが人間世界を滅ぼそうとしてたり、ぽにょが変な力を暴走させてしまったために、世界が崩壊しそうになるなど、以外と重い部分もあります。特に中盤からは宗介が住んでる町が大雨で沈んでしまうという凄まじい展開になります。宗介の家自体が結構高い位置にあるのに、その家の庭まで海面が上がってくるので、下の町は壊滅して、みんな死んでしまったのでは・・・と、思いましたが、皆さんしっかりボートで脱出しており特にそんなことはありませんでした。ですが、な～んだか違和感を感じるこの後半の世界観を見る限り、「実は後半は死後の世界なんだよ！」っていうのも間違いではないのかもしれません・・・。介護施設のおばあちゃん達もそんな感じのこといってましたし・・。エンディングでは、船の墓場に遭遇した漁師である宗介の父親も出てきたり、やたらと救助ヘリみたいのが飛んでたりと、見方を変えると怖い世界観が見えそうです・・・。
　一部でキモいと言われたぽにょの半漁人形態ですが、ぽにょのお母さんもそう思ったのか、宗介に決断を迫る時に半漁人でもいいかと聞いてましたね。確かにあの形態はちょっとキモイです。魚形態は特に問題ないと思います。面白い表現だと思ったのは、波しぶきを魚で表現していたところですね。生き物っぽく表現されてるので、逃げる宗介を連れ去ろうとする意思が感じられてよかったです。

まとめると
ストーリー　６点
　人魚姫アレンジっぽいストーリーはいいんですが、何か怖いことを考えてしまいますｗ
映像　８点
　流石のジブリクオリティ。波の表現はグッドでした。
音楽　６点
　ぽーにょぽにょぽにょが聞けたのでＯＫ！
上映時間　７点
　約101分。まあ長さ的には妥当かと。
ジブリ度　６点
　うーんジブリっぽい気もするが、なんか違うような気もする・・。

総合評価は


小さいお子さんにはやはりお薦めできますが、大きなお友達には怖い想像をしてしまいそうでちょっと微妙かもしれません。といってもこの作品はお子様向けなので問題はありませんが。ところで、クライマックスで宗介はぽにょのお母さんの問いにあっさりと答え、子供らしく深く考えていなかったため、成長するとまたドラマがありそうですね。おお！？ぽにょ２が出るかも！？なわけないっすよねｗ