[ 聞け、さかりの鹿の. . . ]
聞け、さかりの鹿の鳴き声のように
アカシアの木々のそばで
四月にエンドウの
緑のからむ手を!
きれいな靄のなか、
月の女神に向かって! きみは見る
かつての聖人らの頭が
揺れ動いているのを. . .
遠く離れて、岬の明るい
積みわらから、美しい屋根から。
そのいとしい古人らは
この陰険な媚薬を欲しがっている. . .
ところで週日のものでも
天体のものでもない!
その靄は、それはこの夜の
効果が発している。
それでも彼らは残る、
― シチリア、ドイツ、
悲しく青白い
この霧のなかで、まさに!