
昭和17年発行 満州分省地図の
大東亜共栄圏地図だ
1895年から1945年に至る日本
気がつけば
朝鮮 台湾 樺太 千島列島は日本領土であり
清の後裔である満州帝国は植民地であった
アジア諸国が日本の色に染まっている
日本という小さな島国が
何故アジアの覇権を目指したのか
自分には分からない
それぞれの国の歴史に任せればよかった
多大な干渉を他国の歴史にした
その国の歴史は その国に任せるべきだった
無辜の民を殺したのは事実だ
悲惨と虐殺にあえいでいる国であっても
圧政の 民が虐げられている国であっても
干渉は控えるべきと思う
彼ら国民の自立を待つべきだろう
自らの国を解放するのは
その国の人々に任せるべきだ
援助は美しい
だが 保護に慣れた人々は自立できない
保護無しでは生きられなくなる
黙って見ているつらさを耐えるべきだろう
イランイラクのように 部族 宗教国家の段階にいる国もある
北朝鮮 中国のように 形を変えた独裁国家の段階の国もある
嘗ての日本のように
政府が悪いわけではない
人々の意識が 民意が
その段階にあると言うことだ
民意が国の方向を決めてゆく
一見すると国民が被害者に思えるが
彼らはいい王様を望んでいる
奴隷でなく貴族になりたいのだ
圧倒的力が欲しいのだ
他者との共存ではなく
他者の支配のため
被害者は力を得たとき 簡単に加害者に変わる
自由であるためには絶えざる努力が
個人個人に要求される
民主主義が最高の政治形態である
とは 断定できない
人とは面倒なものだ
主義主張のため軋轢を繰り返す
成長とは辛いものだ
青年期の 成長に至る無分別
我々は干渉すべきでは無かった
彼らに任せて
放っておけばよかった
怨み憎しみをバネに
成長して欲しい
そして相手を赦す大きさを持ったとき
初めて対等なお付き合いが出来る
その成長を祈る