分子栄養学講師の気ままなブログ

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発達障害のこれから…発達障害の診断について①

2017年06月23日 | 発達障害

現在の医学では、発達障害が何のか?明確なことは分かっていないと言われてきました

 

ある病院では発達障害と診断され、またある病院に行けば異常なしと言われ

 

受診者も自分が一体何者なのか??

 

自分は本当に発達障害なのか??

 

そんな疑問を持ち、自分の生きづらさの理由が知りたくて、自ら病院をたらい回しすることになるかもしれません

(発達障害は別に病気ではないから、自分が発達障害とは思いもしない幸せ者も大勢いるらしいのだけれど、、でも、それはそれで本人が幸せなら良いよね

 

障害というネーミングから、多くの人が発達障害という診断を受けるとショックを受けるようですが、

 

あまりに他人と違いすぎる自分に長年苦しんで来られた方は、発達障害という診断を得られたことで、《だからか…》

 

と、、。

 

そんなふうにようやく生きづらさの答えが分かったように心底安心したという人も中にはいます

 

(わたしはもちろん後者

 

とくに大人の発達障害は診断が難しく、そのほとんどが見落とされているといってもいいと思います

 

見落とされる割合が多い一方で、とにかく本人は死ぬほど生きづらさに苦しんでいるという…、そんななんとも悲劇的な構図です

 

そんな彼らは、発達障害専門のカウンセラー、吉濱ツトムさんのいうところのグレーゾーン発達障害(とくに、グレーゾーンな隠れアスペルガー)ですベスト新書より

 

(アスペルガーは高機能自閉症と言わることも多く、アスペルガーと高機能自閉症との違いは非常に分かりずらく、ほぼ同義と考えて良いようです

ちなみにADHDは同じ発達障害のくくりでも自閉症やアスペルガーとはやっぱり異なります。かぶる症状ももちろん多いですが

 

※症状の度合いの強い発達障害の場合、子供のころから異常行動が目立つため、いくら発達障害に対する理解が浅い日本とは言え、周囲が気づいて病院に連れて行くので、早くから診断がつき大人になるまで見落とされることはまずないでしょう

 

なぜグレーゾーンアスペルガーの彼らが、本人の生きづらさとは裏腹に、周囲から気付かれずに生きづらさにのたうち回るのかというと、、

 

●知的レベルは一定、もしくは一定以上のレベルがあること

●本人が身を置く場所や環境によって症状の出方がまったく異なるので、適切な(見合った)環境に身を置いていれば本人も周囲も気付かないため、見落とされる(まあ別に見落とされてもこの場合は何にも問題はない)

●世間一般で言われている発達障害の症状を見ても、全く当てはまらないか、全く真逆の特徴をもっていたりして、判断材料にならないということ

 

他にも、自分が発達障害という見解に辿り着きづらくさせている要因は沢山あるのですが、とにもかくにも発達障害という存在自体が、自分には少しも関係のない程遠いものであると思っていることが大きな原因です

 

そんなことからも、グレーゾーンの発達障害は生き場のない生きづらさに苦しみ続けることになってしまうのです

 

とは言っても、子供の頃から周囲が気付くほどの症状の強い発達障害の人は、適切な療育を受けられなければ、将来相当苦労するだろうと思うのがわたしの正直な意見であります

(適切な療育とは、応用行動分析・ABA・TEACCHプログラムなどに加え、発達障害の子を伸ばす食事・栄養療法を差すとわたしは思います

 

そう考えると、グレーだろうが、グレーでなかろうが、適切な環境の元で成長しなければ、その子のその苦しみと苦悩は半端ないはず

 

けれども、彼ら(症状の強い発達障害者)は、診断を受けているからこそ《障がい者手帳》がもらえる


(この、発達障害に給付される障がい者手帳も、どうなんだろう…って思う所があるけれど。。

だって、発達障害だからこその天才的な特質した才能があるにも関わらず、そこを伸ばさず(本人も気付いていない)、国からの給付金を受けながら、ひもじい思いをしながら低い生活レベルで一生を過ごすなんてごめんじゃない?

それってとってももったいない気がするのです。

ビルゲイツやアインシュタインやスティーブジョブズは(アスペ疑惑ってか絶対アスペルガー)大金持ちの著名人なのに。

彼らだって、障がい者手帳で国からの低い給付金で一生を終えることだってもしかしたらあり得たかもしれない!!

天才と変人はきっと表裏一体。

発達障害を"障害"という名の通りに自分が受け入れてしまったら、そこから向上の余地はなくなる。

それを見積もるのは他ならぬ自分自身)

 

話が逸れた 

 

診断がつかない、医師にも見分けがつかないグレーゾーン発達障害の人たちは、障がい者手帳はもらえない人がほとんどでしょう

 

(行き場がないから、精神科にお世話になる人も多いはず

 

 こんなことが起こるのは、発達障害というものがまだはっきりと解明されていないという、、医学が未発達のせい…と言わざるを得ない

 

たとえば、どこか身体の不調を感じて病院でもろもろ検査をしたら、癌かもしれないと診断されたとしましょう

 

きっと、レントゲン写真、MRIやらで、がん細胞に侵された自分の身体を、はっきりとその目で見て確認出来きます

 

そうして納得するはずです

 

けれど、発達障害の診断には、はっきりとしたそれ”がありません(グレーゾンの場合はとくに!)

 

知能検査、ペーパーテスト、脳の血流、MRI、幼少期からの行動などの聞き込みなどを含めた医師の問診などなどが、診断基準に持ち入れられていますが

 

はっきり言って、その検査そのものが発達障害を裏付けするものではないというのが、現在の発達障害診断の現状だと思います

 

なぜなら、その病院の医師によって診断が変わるし、MRIの脳画像の異常があったからといって発達障害診断の決め手にはならないからです

(脳の血流や前頭前野など脳のある部位の萎縮、海馬の未発達などが見受けられるこももちろんあると思うけれど

 

そのまた逆もしかりで、異常がないからといって発達障害ではないとは言い切れない

 

そんな風にして発達障害の診断が決定されているが現状なのです

 

つづく

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