パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

心が落ち着くまで待て

2016-05-30 19:21:27 | 乳がん

過去のことですが、またしばらく乳がん経験が続きます。前ブログで消してしまった記事ですが。


 

抗がん剤ドセキ4クールを終えた私は、いつも優しい看護師さんに笑顔で誉められた「よく頑張ったわね」

主治医もリラックスした様子で「血液検査も異常なし、順調に終わったね」みたいな感じ。

けど次のホルモン治療をすることになっているので私は不安でいっぱい。ビビリなので。

(毎日5年もクスリを飲むなんて・・・副作用とかやっぱあるんだろうなぁ・・・すごく嫌・・・でももしやらなかったら、それはそれで不安だし・・・。やらなかったら、先生に自分から「ホルモン治療やらなくてもいいんですか?」と聞くだろうし。)こういう想念の繰り返し・・・・ちなみにホルモン受容体の数値はプラス1、どうなんだろうか?「ホルモン治療に大きく効果がある数値とはいえない」けど、「やらなくても関係ない 」という数値でもないかも。

万全の治療を尽くすならやって当たり前。

私は、うなだれて「う~ん、最近次のホルモン治療のこと考えたら、憂鬱になってしまって。不安で元気になれなくて」と言った。

「うん、それは仕方ないね。」「心が落ち着くまで待つしかない」

主治医はあっさり言った。が、この言葉は印象に残り、私は今でも時々思い出す。

名言だと思う

心が落ち着くのを待つ 不安を抱えたままのザワツイタ状態でも心はいつかフット落ち着くことがある、その瞬間時間が必ずあるのだから、それを待っていなさい・・・

なるほどね~もし落ち着かなったら病気ということか・・・このように理解した私は納得して「いつか心は落ち着く」と思って過ごすようになる。

 


  この日病院のレストランで、同じ乳腺外科で治療を受けている方と色々話をした。偶然にも同じステージで、ほとんど同じ治療。

リンパ全摘で放射線と抗がん剤 ホルモン治療を5年終えた方。私の顔を見て、話しかけてくれたのだ。

(きっと元気ない顏していたのかも) その方は、自分の経験を話してくれた。「主治医は信頼できる医師だから、先生に任せて治療しなさいね」

「もう少しでホルモン治療の5年終わるけれど、先生にお願いしてもうう2年くらい治療を続けようと思うの。結構そういう人いるのよ。」

「辛い治療もあったのに、耐えてきたんだから、これからも大丈夫。どんなことも辛抱できるから。ただ頑張りすぎないこと。とても大事よ。でもどうしても、仕事すると頑張っちゃうね。意識的に頑張らないと思ったほうがいいかも」

 とても明るく気さくな方だった。普段の食事に何か気を使っていますか?と聞いたら「何も(笑)。好きな物食べてる」と仰る。でも「抗がん剤終わってから10キロダイエットしたのよ。1年位かけて。歩いたわけ。とにかく歩いてスマートになったの」

やはり標準体型でいることは、重要。(^_^.)

「一番難しく大変なのが、生きる拠り所を見つけることかな。私は家族もあるし、子供もいるのよ。でもそれとは、また違うのね。」

「それを見つけるのは、大変だったけど、それを見つけないと前に進まないのよ。不安になるし」

「あなたも何か見つけれる、新しいものをね。」

いい話を聞けたな~と思って出会いに感謝した。乳腺外科にいる患者さんの女性は みんな優しいな。

「どうしても色々あるからね、不安になる時あるのよ。私はそういう時クラシックを聴くの。音楽はいいわよ。時々私は演奏もするのよ。あなたも、そういう時は音楽を聴くといい」

この時からクラシックを聴くように心がけているけれど、素人だし、何を聴いていいのか分からない。家にあるCD何枚かは、もうボロボロで聴けなくなっているし(笑) 

バイオリンの曲とか聞きたいな、ピアノ曲もいいと思うけど、どれから入っていいのか分からないのだ~オペラもいい。

楽器を演奏するって素敵な趣味だな、(私は楽器とか全くダメだから)  

素敵な人と話せて嬉しかった。ホルモン治療頑張ろうと思った、 何とかなるという思いで考えすぎないこと。

 

 

 

 

 

 

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「火の粉」最終話 整合性の部分が・・・

2016-05-29 18:26:32 | ミステリドラマ批評

録画したものを見たけれど。「火の粉」最終話。このドラマは主演者の演技力も高いし、脚本も良い、ラストまでどう引っ張るかなと思ったけれど、琴美が参入した時点で少しやりすぎたかな(笑)と。琴美が犯罪に手を染める必要があったのか、説得力に欠ける。

これを見終わったとき、ミステリの整合性について考えた、だがこのドラマは心理サスペンスであり、この「整合性」の部分が弱くても仕方ないのか?とも思う。

琴美が参入する以前まで、「武内が犯罪を犯しているけれど証拠がないため逮捕出来ない」という前提があった。この前提があるため、切迫したリアリティのある緊張感が感じられる面白さがあったと思う。

ところが8話目で、唯一武内の犯罪の証拠になるはずの母に宛てた手紙とビデオテープが池本(やっぱり生きてたね)によって見つかってしまう。ところが池本は手紙とテープを警察に持って行かない。犯罪を暴く物証にもなるのに・・・ここで疑問がわく。とりあえず持っていけば?と思うのだが、あろうことか、その手紙やテープを武内に見せる池本・・・。ここらあたりから整合性が崩れたなと(笑)と私は思った。残念。

次に琴美が来て、池本を殺す。子持ちの主婦がなぜそこまで殺人鬼に惹かれるのか、これも唐突すぎる。琴美を演じる女優は上手いけれど、それまでの琴美とはやはり壊れ方が違うので、違和感が強い。。琴美が武内を愛しても、結局武内の内面の変化に及ばなかった。直接的な影響はなかったように見える。じゃあなぜ琴美を参入させたのか?そのまま最終回につなげる時間稼ぎのエピソードみたいな感じで無理やり感がすごい。

最終回の最後の晩餐は、ハラハラして見ごたえがあったが、ネタが尽きた感があった・・・武内のサイコパスは母親に関係しているけれど、それが台詞でしか語られていない。もっと彼の成長過程を見せられなかったのか、琴美のシーンはいらないので(笑)もっと武内という男を見せてほしかった。サイコパスをどうとらえるのか?という点。(確か大竹しのぶ主演の「黒い家」というホラー映画があったが、あちらのほうがサイコパスとして徹底してた。)また梶間家の祖母、弁護士、琴美の元旦那、取引先の行方不明の社長など、武内が殺したはずであろう犯罪の顛末がいっさい語られない。遺体をどう処理したのか?どこに隠したのか?ミステリで明らかになる部分が、まったく語られず終わったのも驚いた。せっかく見続けたのに・・・と一瞬思った(笑) 武内の最後も面白いようで意外性がない。サイコパスはあんなものではないと思うなぁ。

最終回で整合性が崩れた感じを個人的にもったが、最終回まで引っ張ったのはいいドラマだったと思う。原作者が面白いに決まっている人なので、私は未読だが小説のほうが矛盾を感じないで読めるかも。映像すると情報が目に飛び込んでくるから、小説では違和感を感じない部分が目立つのかもしれない。

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無私の日本人「殿 利息でござる」抜群の面白さ

2016-05-29 16:20:52 | 映画

★で評価するなら4.8ぐらい。最高に面白い映画で、また観たいくらい。以下に当てはまる人は、この映画向きの人。

1 阿部サダヲ主演のコメディー映画を過去に見て面白いと思った

2 「武士の家計簿」を見て面白いと思った

3 ハートフルで泣けて笑えるスカッとした映画が好き

4 妻夫木聡のファン。彼が出演する作品は見逃したくない

5 熊本震災で自分に何かできることはないかと真剣に考えた。

6 舛添都知事の人間性に疑問を感じる。会見を見た時私利私欲の塊ではないか、すぐ辞職しろっと腹が立って仕方がない

7 日本人の美徳とは何か?感じたことがある。


 

 時代とともに、映画はあるけれど、今この時期にこれほどマッチングした内容の映画もないかと思われる。それぐらい現代的なテーマを扱っている。「無私の人」というテーマだ。最後に驚かされるのは、この映画が史実に基づいて練られた脚本であるということ。ドキュメンタリーの伝え方ではないが、映画という娯楽作品で、このキッチリとした見せ方が際立っている。これが監督が一番伝えたかったことじゃないのか。

江戸時代も現代も変わらない。その変わらない暮らしの中で、無私の心でいられる人達が江戸時代には確かに存在した。その無私の心が集まって、政治を動かし自分たちの暮らしを変えたのだ。恵まれている現代のほうが江戸庶民の人たちより、何事も無関心じゃないだろうか? 

 キャスティングの上手さ、出演する俳優陣の演技力、緩急つけた物語の展開、笑と泣きのバランス、ラストのテーマに至るまでどれもツボをきちんと外さず、途中の貨幣価値の解説含めてとても丁寧に作られた作品。時代劇ではあるが、スタイリッシュな映画。日本映画っていいなと思う。武士の家計簿に続く原作作品だが、武士よりこちらのほうが私は面白い、笑えるし、泣ける。安心して見られる。最後に現代人が忘れているテーマが目の前に浮かび上がる仕組み、見事。

 個人的に阿部サダオほか、俳優も端役に至るまで、完璧なキャスティング。誰が一番良かったか?と聞かれたら瑛太もかなりいいけど、う~んやっぱり浅野屋甚兵衛妻夫木。彼が本当の意味の主役だが、そこを感じさせない部分が素晴らしかったな。

 舛添都知事のセコさに呆れて涙がこぼれそうだと感じたら、この映画をぜひ見てほしい。スカッとするので(笑)

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マスクを外した主治医

2016-05-28 20:48:11 | 乳がん

私が通う病院の乳腺外科では、20年以上続いている乳がん患者さんの患者会がある。

乳がんになったとき、どこかの患者会に入ったほうがいいかな・・・と思ったこともあったけど結局入会したのは、この病院の患者会のみ。

会合は年1年、そのほか会員親睦のためのバス旅行も秋に1回ある。私は初めて総会に出席した。新緑の山々、清流を見渡せる川辺の高級旅館で総会後、ランチを頂く。

この会に出席した目的は、好奇心(どういう総会なのか)もあったし、どんな人達がみえるか、あと主治医や看護師さんと直接ゆっくりお話出来るから。御礼を言うことができる。こういう会に出席する時、友達がいないからとか一人ではさみしいから とか そういう理由で行かない人もいる。私は全然気にしないほうで、むしろ群れていくのが苦手なタイプ。行きたいと思ったら一人でも行く。


 予想してたけど、やはり私が一番若かった(笑)。60代から70代ぐらいの方たちばかりだが、みんなとても和気あいあいとしてる。着物姿の粋なご婦人も見えた。私は「若いから(確かにみなさんと比較すると若いけど)」という理由で主治医と一緒の席に着席。みんな先生とお話ししたいだろうから遠慮したのだけど・・・先生は「気にしなくていいよ」って。お言葉に甘えました。

普段マスク姿しか目にしていない先生の素顔を見た私は「ふ~ん、こういう顔だちだったのか・・・。マスクしてたほうがいいな(ごめんね)と正直思った(笑)、→でもご婦人の方たちには「イケメン」と呼ばれています。イケメンというより、甘いマスクという感じ、優しい顔だちというのかな、もう一人先生がいらっしゃるが、こちらのほうがバリバリイケメンと個人的に思う。ただ病院で見たときは不愛想だなと思ったけど、(ごめんね)話してみると年齢も近くて、話も進んだ。私をいろいろ励ましてくれた看護師さんもみえていて嬉しかった。

先生達とは世間話や医療、病院、プライベートことまで話されたけれど、とても楽しかった。私は医師という職業でしか先生たちを見てなかったけど、リラックスした場所で話すと「いい意味」で「普通の紳士」。少しも偉ぶっていない。次々やってくるおば様方の相手をフランクに優しくされている。すごいなぁ・・・みんな昔なじみみたいな感じで、仲良しみたい。先生のファンが多いのもわかる。聞き上手だから。こういった年齢のご婦人達のお話しを次々笑顔で、さばかれるのは相当な腕前ですね、やっぱプロ。

ガンについて(自分のことでなく)ほかの病気について興味深い話も聞けて、面白かった。自分の知らない業界の話は何でも面白い。医師や看護師の仕事は過酷だし、尊敬しかないけれど、話してみて本当にタフじゃないと務まらないなぁと思った。

先生も日曜の夜になると、月曜からの激務を思い憂鬱になる時もあるらしい。「若いときは、パワーがあるけど、歳をとるといろんなことが見えてくる、分かってくるから・・・気持ちがね」「体も段々とついてこないし」全くそのとうり(´・ω・`) どんな仕事でも一緒ですね、医療ドラマのように瞳がいつもキラキラしているほうがおかしいのです。

乳がんに関していえば、長生きをすればするほどいい薬が開発されている可能性が高く、頑張りましょうねということ。話題になった肺がんの高額抗がん剤についても語られた。他にも・・・たくさんテーマがあったけど例えば

私の地域にある「地域診療パス」。ガン患者が一定の治療を終えたら、経過観察はかかりつけ医で見てもらうという医療制度、これは全国的なものではなく「田舎」つまり地方のほうでしか見られない制度らしい。都会だと病院の数や患者の数が多くて、無理かもという話だった。かかりつけ医に見てもらうのと、公立総合病院で診てもらうのとでは初診料だけでもだいぶ違う。乳がん患者のように10年経過観察してもらうとなると、金額もかかるので患者さんにもメリットはある。自分の住む県によって、医療制度が違うっておかしな話という気もするが・・・地方は都会に負けないように?頑張っているのかなと。地方の都会に対するコンプレックスってあるだろうし。

ほかにも興味深い話を聞くことができてとても楽しかった。

患者会の方たちも、若々しくて華やか。リンパ浮腫もあり、再発もしているけれど、頑張ってみんなのお世話をされている役員の方もいらっしゃった。みんな明るくてパワーがある。私も見習わなくては~頑張るゾ。でもリンパ浮腫には気を付けるゾ。

 

 

 

  

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マイクロソフトはやっぱり むかつくかも

2016-05-22 20:14:04 | つぶやき

ウインドウズ7を10に自動更新でバージョンアップさせたマイクロソフトは横暴だと思う。

世界で9割近いシェアだから横暴でも仕方ないかぁ。絶対的権力。

数日経って見ると スムーズに動くし目新しいので まぁいいかなと思ったが、でも納得いかない。

これって恐ろしすぎだと思うけど・・・。

思うけど目新しいから、ウキウキした感じで(笑)数日パソコンに向かっていたが・・・(どっちなの~www)

やっぱり使いずらいし。(´・ω・`) イライラするし。

あまりにイライラするから  

買ってみました。

意外にあんまりこの種類のテキスト「ウインドウズ10の解説書」が少ないなと思った。

これで攻略したい。

ところで次回の将棋の電王戦でいよいよ羽生さんが予選に参加するとか。ぜひ勝って欲しいなぁ。コンピューターと羽生の夢の対戦が実現するかもしれない、とても楽しみ。でも前羽生さんが、コンピューターには勝てないみたいなことを言ってたような気がするけど・・・。


 

今日の真田丸は良かった。ジブ様がいい。大谷もいい感じ。関ケ原の戦いが楽しみになる。秀吉をはっきり「こわい冷たい人」という解釈で見せたのも、面白いと思う。

秀吉が晩年の残酷な所業についていろんな見方があると思う。私は老人性の痴ほう説をとる。高齢者になると怒りやすく短絡的になる。この時秀吉は51歳で、今の時代からすると 現役バリバリという気がするけれど・・・ 

 

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