森の中の恍惚

野山が笛を吹いている

卑弥呼の鏡

2016年05月04日 | 空色の休日 2016 

5月3~5日の連休中、普段は平日のみの開館となる「東松山市埋蔵文化財センター」の展示室休日特別公開が行われています。あの『三角縁陳氏作四神二獣鏡』の実物が公開中ということで、何時ぞやの「埼玉・群馬考古展2014」のリベンジ(?)と行ってみました。


13片に割れて発見されたという「三角縁陳氏作四神二獣鏡」、その内の小さな一欠片がどうしても発見できなかったそうです。なんだか謎っぽいですね。
 三角縁神獣鏡は、3世紀中ごろに作られた銅鏡で、主に古墳時代前期に古墳に副葬されました。縁の断面が三角形状で、裏面に神や神獣、霊獣が表現されていることからこのような名前で呼ばれています。今回発見された鏡は、銘文から『陳氏』が作ったことがわかり、四柱の神像と二頭の獣像が表された鏡なので『三角縁陳氏作四神二獣鏡』が鏡式名になります。
直径:22.1cm 最大厚:1.56cm 重量:1049.5g


2014年に実物から採取した試料の成分を分析し忠実に再現したというキラキラ輝く「復元鏡」も同時に公開されています。
三角縁陳氏作四神二獣鏡復元鏡
 本市発見の三角縁陳氏作四神二獣鏡が「1700年以上前に鋳造されたとき、どのように輝いていたか?」を復元した鏡です。地金を採取して行った精度の高い青銅成分比率を基に製作しました。
〈三角縁陳氏作四神二獣鏡青銅成分比率〉
銅:74% 錫:21% 鉛5%


その他、東松山市内で発掘された埋蔵文化財が数多く展示されています。


これは、雷電山古墳から発掘された円筒埴輪。透穴が「ハート形」となっていて、カップルでご覧いただくと「やだドキドキ止まんない!」ってなっちゃうそうだ‥‥。みなさん、ぜひ観に来てみてくださいね。


来館記念の「三角縁神獣鏡クリアファイル」をいただきました。今回は休日特別公開でしたが、通常は月~金曜日の平日(国民の祝日、年末年始を除く)09:00~06:30の展示室開館となります。

:ここです→ Google マップ

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