私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

シャーロック・ホームズ

2009-12-24 | 2見る・読む・聴く
最近、ジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズにはまっている。

彼の演じるシャーロック・ホームズこそホームズ探偵のイメージにぴったりで、違和感が無いように思う。
いかにも英国的で、神経質なまでの知性と、不器用な変人ぶり、そして底辺に脈々と流れる善人気質がたまらない。

昨年大ヒットしたテレビ朝日の「相棒」も、明らかにシャーロック・ホームズとワトスン博士がベースにある。

それを隠すでもなく、杉下右京はシャーロック・ホームズと英国をこよなく愛する警部殿だ。

そういえば年齢を経て、杉下右京を演じる水谷豊の風貌は、東洋人のジェレミー・ブレットといった感じになってきている。

気鬱な英国の空の下で、シャーロック・ホームズの元に持ち込まれるのは、結局、遺産の相続権を端緒に起こる事件であることが多いのだが、ニッポンもちょっとそれと似通った世情になってきているような。

時代の空気や世相は、そのシャーロック・ホームズの活躍する舞台とかなり重なるところが多いように思われるのだ。

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