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【ドラマ】ラスト・フレンズ_後記

2015-09-20 | ドラマ

ラスト・フレンズを見終わってしばらく経ちますが、今思い返しても、最終回はモヤっとします(^^;)。。見終わった後、その「続編」があると聞いた時は、さらにモヤっとしました。。たかがドラマなのに、最終回の結末を引きづってしまい、数日間、気持ちの整理がつきませんでした。。…と言うわけで、今回は、自分を納得させるために、最終回のモヤっとについて、考えてみたいと思います。くだらない内容なので、サラッと読んでくださいね。
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モヤっとの一番の原因は、それぞれのキャラクターが問題を抱えていたのに、根本的な解決が描かれないまま、「ハッピーエンド」にまとめられてしまったことだと思います(^^;)。個人的には、瑠可の行動に納得がいかなかったのが、大きなポイントを占めていますが。。では、早速ですが、以下について、あほ考察をしていきたいと思います。ご興味があれば、お付き合いください。

・私が、樹里様のあほファンだったために、瑠可への思い入れが強すぎた。
・過去に見た「性同一性障害」の映画を引きづっていた。
・私の理想の「ハッピーエンド」と違っていた。←勝手に言ってろ(^^;)。。
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これから、以下の映画について、ネタバレ含む記述をします。もし今後、これらの映画を見る予定がある方は、ご注意くださいね。

・ボーイズ・ドント・クライ(Boy's Don't Cry) 1999年
・バタフライ・エフェクト(The Butterfly Effect) 2004年
・ミッション8ミニッツ(Source Code) 2011年
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まず初めに思ったことは、私が、樹里様のあほファンだったために、瑠可への思い入れが強く、瑠可の行動に期待し過ぎてしまったのかも…と言うことです。ま、冷静に考えてみても、その心理があったことは、おそらく間違いありません(^^;)。では、まずは、それについて考えてみたいと思います。
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例えば、樹里様と長澤様の役を入れ替えた場合を、考えてみました。瑠可が長澤様だった場合。これは、長澤様のショートカットの写真です(ネットから拝借)。おぉ、カッコいいですね~☆。では、はたして、私は、長澤瑠可でも、あんなに思い入れてドラマを見ていたのでしょうか(^^;)。。うーん、これは、実際に演技を見ていないので、何とも言いようがありません。。もし入れ替わったとしたら、瑠可の数々の名シーンを、どんな感じで演じてくれたのでしょうね。
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そして、美知留が樹里様だった場合。キャー、樹里様、可愛い~(スナナレの写真)。「瑠可!」って言ってみて~。もう、このビジュアルで、宗佑のDVのシーンを見せられたら、、ファンとしては、宗佑を嫌いになること必至ですね。それにしても、樹里様、やっぱり「主役オーラ」があります。私には、美知留が物語をしっかり引っ張ってくれそうに見えました。そして、ただただ美知留を応援してしまいそうです。。…と言うことは、やっぱり、樹里様のあほファンだったから、瑠可に思い入れた…と言うことになっちゃうのかな?。なっちゃいます?、これ(^^;)。。
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まぁ、それは認めるとして(^^;)。やっぱり、瑠可は樹里様じゃないと。だって、これらの名演技を、樹里様以外に誰ができるというの?。あほファンとしては、瑠可を見事に表現した樹里様の演技に魅せられていますので、どうしても瑠可への思い入れが強くなってしまいます。これはもう、樹里様の演技が、上手すぎるせいですね。それにしても、何だろう、、不思議です。樹里様が、守ってあげたい可愛い女の子から、守ってあげるイケメン女子に変わってしまうのが(^^;)。。やっぱり、樹里様の演技なのかな☆
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そう。樹里様は、セクスィー・イケメンになれる美人女優。(_juri_art_ instagram, 2015.9.4)
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私は、樹里様のハンサムウーマンを見て、あほファンになりましたので、イケメンは大好物です
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次に、瑠可の役どころ「性同一性障害」について、考えてみたいと思います。私が過去に見た「性同一性障害」の作品は、3つあります。ラスト・フレンズ、3年B組金八先生(第6シリーズ)、そして、ボーイズ・ドント・クライ(映画)です。なかでも、このボーイズ・ドント・クライは、私にとって、見なかったことにしたいぐらい衝撃作品でした。今でも、見返したくありません(^^;)。それを思い出すことになるなんて、、思ってもみませんでした。。実は、瑠可のことを考える時、常にこの映画のことが頭にありました。

Boy's Don't Cry(Wikipedia)
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ボーイズ・ドント・クライは、実際に起きた「ブランドン・ティーナ殺人事件」を描いた作品です。ブランドンを演じた女優、ヒラリー・スワンク様は、この映画でアカデミー主演女優賞を獲得しています。そのぐらい上手かった…と言うより、賞をあげざるを得なかったと言うレベル…だと思います。もう、内容・演技、全てが衝撃なので。「大陸的」な感覚と言うか(^^;)。。樹里様も、瑠可役を評価されて、ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の助演女優賞を受賞していますね。樹里様には、日本の「繊細」な感覚の上手さを感じています。
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さて、内容です。主人公のブランドンが、さらしを巻き、パンツに靴下をいれて股間を作るところから、キス、セックスまで、全てが衝撃でした。「性同一性障害とは、こういうもの・こういう風に思われるもの」を説明する描写があるので、知識がなかった私には、衝撃しかありませんでした。男友達が、ブランドンを女と知った途端にする性暴力、そして、最悪な結末。これは、実際に起きた事件です。人間は、受け入れがたい標的を見つけると、こうなってしまうのか、こうしか対応できないのかと、哀しくなりました。
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一方、瑠可は、「性同一性障害」の設定ですが、そこまで描写されていません。ま、ゴールデンタイムのドラマで、さらしとか股間とか…、チューはあっても、エッチは絶対ないよね(^^;)。瑠可の設定については、色々と解釈があるようで、どうやら曖昧な状態に描かれているようです。それに、ラスト・フレンズの主人公は美知留で、瑠可は、あくまで美知留の「相手(助演)」でしたからね。。ま、実際は、瑠可が主役を食っていましたが。個人的には、瑠可を主人公にして、「性同一性障害」を掘り下げたドラマも見てみたかったです。でも、ちょっと…色々と難しいかな?(^^;)。。
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ブランドンは、心も容姿も男で、彼女(ラナ)も作ります。チューはするし、エッチもしちゃいます(詳細は自粛)。「男」なのです。ラナが、ブランドンは女だとは気が付かないぐらい、ブランドンは「男」なのです。だから、女同士だけど、男と女の関係です。
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瑠可も、チューはしていました。美知留は眠っていたけれど。でも、瑠可は見た目が「女」なので、男と女には見えません。ま、ゴールデンタイムのドラマですからね(^^;)。。うーん、もしかしたら、瑠可の設定を同性愛者(レズビアン)ぐらいにしておけば、無理はなかったかもしれません。そうすれば、瑠可とタケルの間も進展する方向にも描けたかも??。瑠可が両性愛者(バイセクシャル)になる…とか、とか。。
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このドラマでは、タケルは、瑠可の救いでした。瑠可の症状を理解して、色々とサポートしてくれましたからね。でも、タケルにも事情があったとは言え、実際は、このような関係は難しいのかなと思いました。今は、時代が変わって、色々な考え方があったり、価値観も自由になりましたけど、やっぱりブランドンのように、周囲に「性同一性障害」を理解してもらうことは、実際は大変なことだろうな…と思いましたので。。
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そう言えば、ラスフレを見ている時、スナナレを初めて拝見しました。はい、混乱キター(゜∀゜)ー。もう樹里様の変わりっぷりと言ったら、萌。5年前、皆様も、こんな衝撃を受けていたのでしょうか。。本当に瑠可を演じていた人?…って、なりますよね(^^;)。。
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でも、この映画で、救われたシーンもありました。ラナが、ブランドンが女だと分かった上で、受け入れたことです。ラナが、どういう心理だったのか覚えていませんが、同情ではなくて、ブランドンを「一人の人間」として、受け入れたのです。ラナは、ブランドンの苦しみを、少しだけかもしれませんが、解放してあげました。結末は、救いようがありませんでしたが、ここだけは、ほっと息をつけました。ラナのブランドンへの理解が、唯一、人間の「救いようがある部分」に思えましたので。
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ラナが、ブランドンを理解する(実話です)…そのシーンを記憶していたせいで、私には、瑠可の一方的な告白が響かなかったのだと思います。私は、ラナのように、美知留から、瑠可の苦しみを理解するために歩み寄って欲しかったのだと思います。ま、美知留も、宗佑の件があって、色々と大変だっただろうけど(^^;)。。別に、ラナとブランドンのようにならなくても、美知留が、瑠可を「一人の人間」として大切に思う描写だけでも見たかったのだと思いました。たとえ恋愛感情がなくても。。これだと、瑠可の押し付けの愛に見えてしまって。。
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独りよがりな意見で、すみません。もちろん、実話のブランドンと、架空の瑠可を比較することはできません。でも、周囲の人間が、どう反応するか・どう対応していくかは、もう少しリアルな描写があってもいいんじゃないかなと思いました。私は、美知留と瑠可にも、恋愛感情で結ばれなくても、理解し合えると言うか、、新しい関係を築いていくような描写が欲しかったのだと思います。難しいですか?。。これについては、色々と考えさせられました。今なら、私にも、この映画の価値を、少しは理解できるかもしれません。いまだに、見返したくありませんが。。
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最後に、恋愛ストーリーの「ハッピーエンド」について、考えてみたいと思います。これこそ、私の独りよがりな意見です(笑)。この映画「バタフライ・エフェクト」は、いわゆる「ループ系:同じ場面を繰り返す系(パラレルワールド系)」のSF映画です。主人公のエヴァンが、皆が不幸にならない結末を見つけようと、何度も時空を行き来する、と言う内容です。
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最後に、エヴァンが愛する人を守るために、たどり着いた究極の愛の選択は「出会わない・立ち去る」ことでした。色々な結末を見てきたエヴァンが、最後に選んだ道です。二人は、それぞれの道で生きていく。。寂しいけれど、とても胸熱な結末だと思えました。今まで見た映画の中で、一番納得した結末だったかもしれません。こういうハッピーエンドも、ありなんだな…と。。ちなみに、これには別の結末があったり、続編が2、3と続くようですが、私は、この結末で妙に納得してしまったので、見ていません(^^;)。。

The Butterfly Effect(Wikipeida)
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この映画を見てから、一つの基準ができました。私にとって、各々が、それぞれの道をしっかり見つけて生きていくことも、恋愛ストーリーの「ハッピーエンド」の一つになりえると。「立ち去る」ことも、時には「ハッピーエンド」と解釈してもよいかもしれない。もちろん、男女が結ばれる場合は、それでOKですが(^^;)。だから、私は、ラスト・フレンズの最終回は、「ハッピーエンド」の一つとして、それぞれの道で生きていく…と言う結末を見たかったのかもしれません。美知留と瑠可は、恋愛感情では結ばれなかったけれど、新しい関係を築いていって欲しかった…と。。
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そして、「ハッピーエンド」について、もう一つ。「ミッション8ミニッツ」、これもループ系の映画です。どうやら、私は、ループ系が好きみたい(^^;)。この結末は、男女が結ばれるハッピーエンドですが、どうも無理やりな感じが否めませんでした。正直なところ、個人的には、すごく感動したし、何度も見たい良質な映画だと思いました。でも、後から、「え?、じゃあ、あれはどうなっちゃうの?」と言うモヤっと感が、じわじわと襲ってきます。ま、SF映画なので、最初の印象を大事にすればいいのだと思いますが。
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希望が持てる素敵な結末なのに、なぜかモヤっとする(^^;)。それは、物語が、パラレルワールドを否定して進んでいるのに、最後にあっさりパラレルワールドでまとめられてしまっているからだと思います。レビューを見ると、この結末については、かなり論争があったようです。ハッピーエンドには、やっぱり「ブレない本筋」が必要だなと思いました。じゃないと、見る方も「ん?」って、なっちゃいます。。
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決して、ラスト・フレンズの本筋がブレていた、と言っているわけではありません(^^;)。でも、物語を、結局どういう風に持っていきたかったのか、理解できなかったのは確かです。特に、この瑠可とタケルの関係。。ま、オープニングの瑠可に描かれていた通りと言えば、そうなのですが。瑠可は、タケルを拒否もしないし、受け入れもしない。そして、そのまま二人の関係がどうなったか分からず、3人で子育てしましょう~的な、無理やりなハッピーエンド。。ブレてはいないけど、結局、二人には何の結論も見えませんでした(^^;)
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やっぱり、曖昧なハッピーエンドは、モヤっとしていまいます。視聴者は、はっきりした結末を見たいものですからね。個人的には、瑠可とタケルには上手くいって欲しかったですけど、瑠可の設定からいくと、やっぱり恋愛関係にはならなかったのかなと思います。それならそれで終わりにして、男の友情?として、それぞれの道を行く…ような描写が欲しかったのだと思います。
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長々と書いてしまいました。結局、私のモヤっとは、私が樹里様のあほファンで、自分の思い描く結末ではなかったから…と言うことでしょうか(^^;)。。どうでもいいよね☆。ところで、ラスト・フレンズには、続編(小説)があるようです。私は、読んでいませんが、4年後の物語が描かれているとか。そこには、ちゃんと結末っぽい内容があるようです。ネットでざっと検索したところ、私としては、わりと納得できる結末のように思えました。
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とにかく、私の中で、瑠可の存在が全てでした。何より、樹里様の演技が、素晴らしかったです。瑠可がいたからこそ、そして、樹里様が瑠可を演じてくれたからこそ、ラスト・フレンズを見続けられたし、色々と考えられました。もう、これに尽きる。結局、私が樹里様のあほファンだったことが、モヤっとの最大の原因だったかもしれません(^^;)。うんうん、そうしておこう。あ、今も、こんな感じのベリーショートかな
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ラスト・フレンズ。皆さんは、どんな感想を持ちましたか?。色々な解釈がありそうですね。楽しかったです☆

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