はじめに
社会がグローバル化し,多様化・複雑化する中で,日本語で的確に表現できない事象や業務などが増大してきています。また,日本語で表現できるものであっても,印象を強く与えるために,外国語を使用しているものもあります。
このような背景のもとで,カタカナ語や略語などが急増しています。そこで,本書では最近使用される頻度の高いと思われる語彙を中心に掲載しました。
凡例
■カタカナ語の原語の英米語以外については,例えばジビエgibier(フランス語)ように表示した。
■カタカナ語の本来の意味は,例えばウィザードwizard(魔法使い)のように,( )で記した。
■語源などは,主として,小川芳男編『ハンディ語源英和辞典』(有精堂出版)によった。
■ラテン語やギリシャ語に由来する語については,☜ラテン語,☜ギリシャ語を斜体(例えばtres three)で記した。
■カタカナ語の原語の基幹語を「←」,系列語を「→」で記した。
■参考までに,カタカナ語を含む書籍名を記載した。
ア
・アイコン icon (偶像)「パソコン画面上の絵表示など」☜ギリシャ語eikon(image像)→iconoclasm(偶像破壊)<clasm<klaein(break)。
・アイフォン iPhone 米アップル社のスマートフォン(スマホ)。
・アウトレット outlet(出口,販売)。アウトレットストア(死蔵品や消費期限の間近な商品などを安く売る店)。
・アカウンタビリティー accountability 説明責任。『経営監査のアカウンタビリティー』(草野計雄 著 成文堂 2006)。
・アカウント account (勘定,記事)。 パソコンなどからインターネットに接続し,様々なサービスを得るために取得する権利のことで,権利取得には氏名,生年月日,電話番号などの個人情報の登録をしなければならない。