69.生活にリズムを作る(14) ゆっくりお風呂その1
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」
造形リトミック教育研究所
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おはようございます。
入浴に関しての相談。
・衣服の着脱は自分でできるのに、やってもらいたがる。
・自分が入り終えると、お湯を抜いてしまう。
・何でも「やだやだ」と言って、お風呂にも入りたがらない。
まず衣服の着脱について:
自分でできるのにやってもらいたがるのは、1)どこかで不満足がある場合があります。また、2)単に甘えている場合もあります。3)眠くて、自分から行う力がないこともあります。
1)昼間何かトラブルがあったり、納得できないことがあったりして不満足がある場合、いつも以上に手をかけてもらったり、親切にしてもらうことによって、気持ちのもやもやを解消しようとしていることがあります。
叱られた後もそんな態度に出がちです。「お母さんは、あんたのことがほんとは好きよ。大事だよ」ということを、「お母さんが着脱を手伝ってくれる」という行為で確認しようとしているのです。優しくしてほしいのです。
「○○ちゃん、今日もがんばったね」とか、「○○くんは、ほんとは良い子なんだよね」と良いながら、どんどん手伝ってあげましょう。
2)「甘える」というのは、気持ちをいっそう充足しようとしているのです。いわば、充電です。「ここで甘やかしたら、外で困る!」と思わず、その甘えに応えてあげましょう。むしろ、ここで甘えに応えてあげることによって、外ではちゃんとできるのです。携帯電話も、家でしっかり充電しておかないと外で使いものにならないのと同じです。
3)眠いときにできないのは、当然。ここで「できるでしょ。自分でやりなさい!」というより、さっさと手伝って、早く寝かせてあげることです。半泣きのような状況で、ひとりでがんばったとしても、良いことはひとつもありません。こんなところで、達成感など得させなくても良いのです。
眠くてもお風呂に入ってしまえば「あぁ、きもちよかった」「やっぱりお風呂に入ってよかった」と、ことばにしなくても感じているはずです。幸福感をもたせて、寝かせてあげましょう。子どもの寝顔に親は癒されますね。
(つづく)
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