二面楚歌 グラビアレビュー備忘録

「二面楚歌」http://petri.tdiary.net/
のグラビアレビュー備忘録。
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UTB+ 2012 1月増刊

2011-12-03 | UTB+
フレンチ・キス
10ページ14カット、見開き1箇所。 オマケでポスターが付く。 撮影は桑島智輝。
ポスターは両脇の二人が広角レンズの影響で歪曲してしまっているが、表情そのものは良い。
フレンチ・キスでは久々の論評に値するグラビア。 高城の生きた表情を引き出そうとすると、あとの二人の表情も生きてくる。
倉持と高城が柏木を引き立てるのではなく、倉持と高城が映えるようにすると、柏木の輝きが増してくる。

光はまだ強いように思うが、暗くするのではなく色温度を下げる事でもう少し眩しげな表情の硬さを軽減できるのでは無いだろうか。
それが互いを高めるところまでは行っていない恨みはあるが、とりあへずは仲良さげな空気は醸せているので、グラビアとしては成功していると言える。
体形の粗を糊塗せず、「だからこその良さ」を引き出す試みをした事も含めて良かった。
少なくとも高城亜樹に関しては、これまで見た個人のものの中でもグループとして撮られたものの中でも出色。

逢沢りな
7ページ6カット、見開き1箇所。 撮影は西田幸樹。
写真集からのグラビアなので比較的ゆったりじっくり撮って貰っており、表情から仕草から役者として積んだ経験が生きて、上手く大人に成れている。
それが「正体を現さない物足りなさ」に繋がらないのは、写真としての質が高い所為。
最後のカットは思い切った構図。
瞳の中に世界が在り、唇が何かを語り掛ける。 眼福。

剛力彩芽
6ページ7カット、撮影は桑島智輝。
ショートカットでボーイッシュに、ロングのウィッグを付けてガーリィに。
ボーイッシュに撮ると、その特徴ある顔立ちが際立ちすぎてしまう(それが受けている訳ではあるが)のだけれど、ガーリィに撮るとそれが適度に薄まる。

渡辺美優紀(NMB48)
7ページ7カット、撮影は熊谷貫。
漸くこの人の本領が出た感じ。 カメラマンの人選が良かった。
これ迄はカメラと向き合い切れていないようなもどかしさが有ったのだけれど、撮るのが熊谷貫となると余程流して仕事をされない限りは向き合わざるを得ず、それが吉と出た。
まぁ色々と有った訳であるが、それが翳として差さずに表情としての深みになっている。
目線を外したカットでカメラに意識を向け過ぎていたり、まだ物足りないところはあるが、後半4ページで渡辺美優紀にドップリ嵌った客の滑稽なくらいの没入ぶりも腑に落ちる訴求力。
大衆への広範な人気では山本彩に遅れを取るかも知れないが、コアな客を掴んで放さない強さでは渡辺に軍配が上がる。
大器の片鱗が初めて写真として残った記念碑的グラビア。

多田愛佳
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影はMARCO。
ロケーション、大道具・小道具、衣装からメイクに至るまで、雑誌のグラビア6ページ分だけでは勿体無いくらいに作り込まれており、この手の作り込みを好まない私も感心する出来。
多田愛佳の可憐さと残酷さ、強さと危うさを上手く引き出し、作り込んだ世界に溶け込ませている。

峯岸会談
3ページ2カット、撮影は古賀良郎。
終わってしまったと思っていたらどっこい続いていた峯岸みなみの対談企画。 今回のお相手は指原莉乃。
流石付き合いが深いだけあって、指原莉乃の美点の根幹である「無知の知」について語る峯岸。
峯岸みなみのような訳知りが上げたり下げたりするから指原の右往左往右顧左眄も生きてくる。
この「五公五民」くらいの殺さない匙加減が巧い。
指原の撮られ方が上手くなっていて鼻に付くが、これがあるから群集に埋没しないのだと思う。

島崎遥香
6ページ8カット、撮影は國方大。
衣装やロケーションの70年代的近未来と島崎遥香の生命力の薄さと捉えどころの無い表情が噛み合って、見応えのあるものに仕上がっている。

インタビュー部分の「変わったって言われるけど、変わらないです」。
島崎の語る言葉にも、グラビアで見せる表情と同じく嘘かまことか分からない捉えどころの無さがあり、この「捉えどころが無い」と言う不可視的なものを可視的に示せるところが強みであり魅力なのだと思う。
大島優子は人としては強く、生き物として弱い。
島崎遥香は生き物として弱く、人としても・・・強いのだか弱いのだか良く分からない。
何と言うか、破滅願望を刺激する美形。
夢野久作の「難船小僧」を、美少年に仕立てた島崎遥香で見たい。

FRONT LINE REPORT 1 東京女子流
3ページ2カット、見開き1箇所。 撮影は門嶋淳矢。
歳相応の笑顔で1ページ、見開きで決め顔。
キツ目に写ってしまうことのある庄司芽生が上手く撮って貰っている。
この人たちは歌って踊っているところがまた凄いのだけれど、写真だと伝わりづらい。
PVでのあの表情を切り取ることが出来れば、グラビアでももっと映えると思う。

FRONT LINE REPORT 2 スマイレージ
こちらも3ページ。 見開きで一人ずつ7カット、集合で1ページ。 撮影は門嶋淳矢。
写真の大きさは変わらないが、前田憂佳の影が薄くなり、福田花音の目に力が出て来た。
新規加入メンバーは、まだまだ初年兵の危うさ。
インタビュー部分。 またも変な曲を宛がわれた嘆きを笑いに転化せざるを得ない悲しさ。

小川涼
4ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
曇天の新宿西口と、学校と思しき屋内での撮影。11歳とは思えない大人びた表情とスラリとした体形(163cm!!)。 制服っぽい衣装なので少なくとも小学生には見えないのだけれど、ブレサーの弛み方で中身の細さを知る。
この先1~2年の間に大きく変わると思うので、忘れずにチェックして行きたい。

根岸愛(ぱすぽ☆)
6ページ7カット、撮影は藤本和典。
貶すほど悪くは無いが褒めるほど良くも無い出来、モデルがどう撮れば映えるか探る営為が足りない。
根岸愛の顔のパーツの中で色気を担っているのは唇。 上唇の一寸めくれた感じのところが、口を半開きにすると艶かしい。
全体的に清楚な中でのそれが良いアクセントになるのだけれど、口を引き結んだり笑ってしまったりすると上手く引き出せない。
もちろんそれだけで構成してしまうのも良くないのであるが。生かして撮れているのが3ページ目と5ページ目上段のみと言うのは寂しい。
これは撮られる側にもどう撮られると映えるのかについての意識が薄い所為。 どんな表情が武器になるのか判らないまま撮られている。 この辺りの詰めの甘さが「らしく」ある訳でもあるが。
根岸愛は接触系イベントでの白兵戦では無敵に近くて、ツイッターで八千人を相手にしても自在に翻弄できるだけの腕は有るのだけれど、自分の強さについて無自覚と言うか、能力を上手く使えていないのでメディア対応は上手くなかったりもする。 その辺りはまた別項にて。
最後のカットは握手会的アングルから。 こんな感じの角度ではあるが、実際はもっと表情豊か。

小池唯
5ページ8カット、撮影は長野博文。
最新写真集のアザーカットなのだけれど、小池唯はいつもの小池唯で、ただただ可愛らしい。 表情に幅を求めるほうが野暮で、可愛いものをそのままま愛でるべきなのだろう。
今回の見所は、長野が好まない光量過多でどう仕上げているかと言うことに尽きる。
2ページ目上段の夕景の色味が面白い。

鞘師里保
4ページ11カット、撮影は佐藤裕之。
テーマが「東京探索」と言うことで、格子柄の鹿撃ち帽に二重回しに黒の半長靴と言う探偵スタイル、しかしスカートはミニ。 面白い出で立ち。
表情は割りと単調なのだけれど、ディック・ブルーナの描くナインチェ・プラウスのような、岸田劉生の描いた愛娘のような、無表情故に様々な解釈が成り立ち、そして切り取り方次第で如何様にもなる顔立ち。
ダブダブの服も様になっていて、ちょこなんとしゃがんで虫眼鏡を構える図などは何とも言えず良い。
可愛らしくもあり、それでいて芯は強そうでもあり、撮り方一とつで印象の変わる逸材。

鞘師里保 vs 工藤遥
2ページ4カット、撮影は佐藤裕之。
新連載の告知方々2ページ。
当世風美少女の工藤遥と並べると、鞘師里保の特異性が際立つ。

関根梓(アップアップガールズ(仮))
5ページ7カット、撮影は長野博文。
長野博文の撮影手法との相性が良かったのか、単調ながら適度に肩の力が抜けた表情。
3ページ目の膝立ちしたカットは人の悪い撮り方なのだけれど、目の付け所は良い。
粗は隠すのではなく、どう見せるか。

矢島舞美
6ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は佐藤裕之。
最新写真集からのグラビア。 気が付いたら随分と大人びていたのだけれど、その理由がインタビューで語られている。
今回のグラビアで特筆すべきはこのインタビューの内容の深さ。
写真を撮る人撮られる人、とくに撮られる人には一読をお奨めする。

真野恵里菜
6ページ8カット、撮影は栗山周作。
多忙さからか一寸窶れ気味で目の下に隈の棚田が出来ていたりもするのだけれど、良い仕事に恵まれている充実感からか表情は明るい。
例の写真集も増刷が決まったとのこと。 良いものが売れるのは、矢張り嬉しい。
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週刊ヤングジャンプ 2011 52号

2011-11-24 | 週刊ヤングジャンプ
フレンチ・キス
見ただけで風邪を引きそうな最低のグラビア、いやまぁ実に酷い。 呆れ果てた8ページ28カット、撮影は宮坂浩見。

どんなに酷くても表紙くらいは何とかデッチ上げるものなのだけれど、高城と柏木は眩しい中で無理繰り目を見開こうとして下瞼が上がっており、目をクワッと見開いた倉持明日香は凶相と言うほかなく、ドぎつい目元はクレオパトラに扮したエリザベス・テイラーを東洲斎写楽が描いたかのよう。
睨まれて有り難いのは成田屋くらいのもので、女子のグラビアで目をひん剥くなんてのはゾッとしない。 百年の恋も一瞬で醒める、・・・と言うか、これでは恋に落ちない。

1ページ目の柏木。 芯のある被写体ブレは好ましいが、良く言えばハイキー、悪く言えば白っ飛び。 白く飛ばさなければ粗が目立つ歳でもあるまいに。 そして胴長隠しのウエストアップ。

見開きで三人川の字の図。 熊手みたような大仰な付け睫毛は流行りだから仕方が無いにしても、これを付けたまま目を閉じたらどうなるか、想像力が働いていないカメラマンも悪いし、弾かなかった編集も無能。 胡粉を塗りたくったようなレタッチも興醒め。 人相まで変わってしまっている。

高城亜樹は例によって安産型隠し。 強い光で死んだ表情。 褒めるところが無い。

倉持明日香も芯のある被写体ブレで面白いカットに成り得るのだけれど、光が強すぎて表情が死んだ上に白っ飛びで台無し。

更に見開きで動かして撮ったカットを細かくズラリ。 写真の取捨選択と割付けのセンスが欠如しており、散漫で且つ退屈。
動物や子供のように撮って初めて表情が生きる高城亜樹を珍しく上手く撮ったカットも扱いは小さく、無理に流し目をさせた変な顔は大きく使われている。 柏木も大きく使われているのは退屈な決め顔ばかり。

最後のページは3人並べているのだけれど、これも光が強すぎた凶相。
モデルを生かさず服を見せたファッション写真の撮影手法もお門違い。
宮坂浩見が応用の利かない下手糞なのか、編集のセンスが欠如しているのか、事務所の担当者に審美眼がなくて変な駄目出しをしているのか、それらの全てが重なったのかは判然としないが、兎に角見ていて頭の痛くなる低劣なグラビアであった。

フレンチ・キスはシングルを出す度に大量露出。 ソロでも束でもグラビア三昧であるが、正直申し上げて碌なものが無い。
数をこなしてどうして良いか判らずに戸惑ったような表情こそ無くなったが、手馴れた感じの取って付けた様な作り笑顔が増えた。

三本束ねた矢が三本分の強さにならぬ不思議。 毛利元就も吃驚である。

篠田麻里子
例の写真集からの5ページ8カット、撮影はTakeo Dec.
碌でも無いものを見せられた後だけに、モデルもカメラマンも金の取れる仕事をしているこのグラビアは地獄に仏。
流れ作業で大人数を撮らされた時の Takeo Dec. には、目も当てられないようなのもあるが、こうしてじっくり撮らせると矢張り上手い。
こうして背景や衣装を生かしつつ、人が映えるように撮るのがポートレートだと私は思う。
それを閑却したのが巻頭の屑写真群。
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週刊ヤングジャンプ 2011 51号

2011-11-23 | 週刊ヤングジャンプ
柏木由紀
巻頭グラビア7ページ。 撮影はTakeo Dec.
趣向を凝らして4パターン、新機軸で柏木の魅力を引き出そうとしているものの、空振り。
セットと衣装が変わっても、柏木由紀は常に柏木由紀であり、写真の中での変化はお膳立ての部分のみ。 グラビア仕事の数をこなしてもモデルとしての進歩は無く、何時もながら退屈極まる。
日本全国何処で食っても同じ味の牛丼屋に「安心」を求める向きが多いように、凡庸でもそこそこ可愛いものを求める人も多いのだろう。

広村美つ美
5ページ10カット、撮影は桑島智輝。
カメラの前でどう振舞って良いのか判らず、戸惑ったまま微笑んでみたりなんだりする写真。
それをどう撮るかについての試行錯誤の部分については面白いグラビア。
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週刊ヤングジャンプ 2011 50号

2011-11-23 | 週刊ヤングジャンプ
グラビア JAPAN 2011巻頭で水着、巻末でセーラー服と部屋着。 撮影はTakeo Dec.
巻頭巻末ブチ抜きとは言え、5人なのでやはり食い足りないが、これままぁ仕方が無い。
伊藤梨沙子は纏まったページ数で見たいが、ヤングジャンプなので細野晋司になってしまうかもしれない。

仲村みう
9ページ13カット、袋とじ部分6ページがヌード。 撮影は井の元浩二。
とりあへず綺麗に撮って貰えていて、うらぶれ感も陰惨さも無いのが救い。
これで引退との事であるが、らしい幕引きではあった。
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週刊ヤングジャンプ 2011 49号

2011-11-23 | 週刊ヤングジャンプ
篠田麻里子
巻頭グラビア8ページ、撮影はTakeo Dec.。 オマケピンナップ(両面)付き。
ロンドンで撮影された写真集からのグラビア。 オフショットは小さめにズラリ、他は1ページ1カットでじっくりと。
笑顔になると似たような感じになってしまうのだけれど、それ以外は諧調豊かな表情。
水着でも服を着ても表情に特段変化はなく、素の表情であるようでいてそうでもなさそうでも有り、やはり一枚壁があるというか、正体を見せないようなところがある。
以前はそこが物足りなくもあったのだけれど、ここまでプロとしての仕事を見せられると、そんなのは些細なことであるような気もしてくる。

まゆゆマンガ家計画
いつかこんな日が来るのではないかとは思っていたが、ついに原稿を落として休載。
言い訳インタビューで1ページ。
「宝塚にハマった」ってのが言い訳としてらしいと言うか、らし過ぎると言うか。
次回は新年4・5合併号掲載とのこと。 さて、どうなりますか。

未来穂香
5ページ3カット、撮影は細野晋司。
どこから切り取ってもそれなりに絵になるのだけれど、正面からが一番映える。
撮りやすいが故に撮りにくいモデルだと思うが、それだけに撮り甲斐はあるように思う。
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