二面楚歌 グラビアレビュー備忘録

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フォトテクニックデジタル 2011 11月号

2011-10-30 | フォトテクニックデジタル
河西智美
表紙と巻頭グラビア、9ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は河野英喜。
何時撮ったのかかは判らないが、儚な気なのを通り越して病的に生気の無い表情。 まぁ、病気だった訳であるが。
ポーズにも表情にも隙らしい隙は無く、求められる河西智美を出せてはいるのだけれど、それだけでは如何ともし難い体調だったのだと思われる。
一旦そう見えてしまうと、眩しげな表情も苦しげに、物憂げな表情も辛そうに見えてきてしまう。 肌面積の少ない、ゆったりした衣装で撮られていて寒そうで無いのがせめてもの救い。
河西智美がモデルとして水準以下な訳ではなく、河野英喜が下手糞な訳でも勿論ない。 唯々撮られた時期が悪く、糊塗出来ない非情な現実が写り込んでしまったと言うこと。
2011年秋の河西智美の記録としては貴重なグラビアとなった。

伊藤梨沙子
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は萩原和幸。
制服と私服、目線の来ているカットと来ていないカットで半分ずつ。 子役出身で撮られ慣れている強さはあり、カメラを直視して立つことも出来る。
絞りは開けて撮っていて、ピントもほぼ合っているのだけれど、この"ほぼ"が曲者で、合っていることは合っているのだけれど合い方にAF頼みっぽさがあり厭な感じ。
3カット目を見ると顕著で、若干前寄り。 被写界深度は足りているのだけれど、睫毛に合っていたほうが良いようなところで前髪に引っ張られていたりする。 こうなるとどうなるかと言うと、許容範囲内ではありつつも前寄りにある焦点に視点が引っ張られてしまう。 これはキャノンと言う会社のカメラの作り方にも問題がある部分であり、カメラマンが補整して然るべきなのだけれど、そのまま撮ってしまう人も多い。
閑話休題、写真そのものの話。
伊藤梨沙子は器用なようで居てそうでもなく、歯見せ笑顔などは単調なのだけれど、切り取る角度を変えることで変化をつけている。 また、たじろぐことなくカメラの前に立てるので、1カット目などはきりりとした顔立ちの映える写真になっている。
ピントの件を差っ引いても、全体としての出来は良い。

前田亜美
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は長野博文。
癖のある顔立ちで、撮りようによって可愛かったり、そうでもなかったり、全く以ってどうにもならなかったりするのだけれど、臆することなく踏み込んで撮るのが長野博文の長野博文たる部分。 その辺りの試行錯誤も面白い。
前田亜美は撮り難いがその分撮って面白い被写体なのだと思う。 射幸心を煽るモデル。
1カット目でほぼ語りつくせているようではあるが、一枚々々で見ても、組写真として見ても面白い5カット。 見開きから寄って撮った写真で押しておいて、最後のカットで動きを出す構成も良い。
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伊藤梨沙子 被写界深度
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