江戸川風景2

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ちょうげんぼう の争いの目的は?

2008-12-13 08:30:46 | 野鳥
今回の記録は10月9日から11月5日までのものである。
6時に其の場所を通りチョウゲンボウが居るなと確認して江戸川に行き、帰り7時に戻るとバトルが始まっている。
行きにはチョウゲンボウが朝日を浴び番(つがい)で話合っている。
2羽で居る時はメスは「此処のカラスはしぶとくってね」とか「あの目の下に黒いほくろの有る奴は強くて手を焼く」とか
オスにこぼしているに違いない。
この時間帯カラスは路地でゴミを漁っている事が多い。


それなのに戦いの直前オスは川の方に飛んで行ってしまう。戦いに関与しないのである。
なんて奴だ!敵前逃亡だ!
メスは臨戦態勢でカラスが目の前を飛ぶとキキキキ雄叫びを上げる。
前に書いたが知識の浅い小生は休憩場所を犯されるのに怒っていると思い込んでいたが「風」さんにメールしたところメスは巣を確保する時に外敵のあるときには激しいバトルをすると教えてくれた。風さんには色々教えてもらっている。但し10月は早すぎる。
小生が江戸川で初めてチョウゲンボウを見たときも2月で3月初めに営巣を始め5月の初めに巣立った。
その後4回巣立ちを見たが巣立ちの日はピッタリ同じだった。
時季は早いが是だけ命がけの争いをしているのは巣を確保していると思える。

メスが7時から7時半に掛けて激しく争っている間にオスが黙って帰ってくる事がある。
そしてメスがカラスに追われて息せき切って安住場所に戻って来て1分もしないうち息も調わないうちメスに乗り性行動をしようとする。
なんて奴だ!ふしだらな!
メスは当然断る。



メスが尾を下げている時は拒否をしている。
オスを色情狂と勘違いすのは可哀想な判断で
動物の行動は子孫を残す事が第一義でメスが巣を確保しようとするとオスは子作りをしなければと義務感を持つのだ。
前記のように繁殖期は3月から5月だが生真面目なオスはメスの巣の確保を見て脅迫的にその行為をしなければ成らぬと思い込むのだ。

11月5日キキキキ鳴きメスが激しく争っている所にチョウゲンボウが仲間同士で話す言葉キュルル~ン、キュルル~ンとの鳴き声が混ざる。
オスが帰って来たのだ。
メスは何時もの梯子状の自分の居場所に逃げ込んだ。此処に来てもカラスは追ってきて近くに留まり安全でない。

キュルル~ンの声色もトーンがあるが今日の声は甘いなと感じていた。
カラスが追ってこないので近くに留まった。
ファイトの後で興奮しきっているメスの傍に来たオスは電光石火で迫ったのである。

梯子で邪魔され解り難いがメスは尾を上げどうやら受け入れたようだ。
鳴き声で予めメスに行為に及ぶよと合図をすればどんな状態でもOKなのか?




快楽を求めるのではなく子孫繁栄の真面目な行為と思える。
が何で戦場で戦いの直後で敵が近くに多数いるところでなんだ!場所を考えろ。
餌も少なくなる時期に向かい繁殖は難しいと思えるので小生の予測は間違っているかもしれない。

この日を最後にチョウゲンボウは姿を消した。
メスの体調に変化がおきたのだろう。スウィートホームはどうするのだろう。?

チョウゲンボウの交尾
http://edogawa.at.webry.info/200708/article_1.html

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (saheizi-inokori)
2008-12-13 10:23:59
オスは疲れますね、いつも^^。
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Unknown (散歩好き)
2008-12-13 10:37:33
saheiziさん 陰陽ではメスが陰 譬えれば大地でドッシリ動かざるもの。オスは陽 軽く空中にフワフワ浮くものです。
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