古天気学 A

明治時代以前の日本のお天気や地震また天文関係の資料を収集中

「享保日記」 享保二年月六 火事編

2013-04-29 19:48:05 | 火事
2013年4月29日 月曜日 晴 暖

「享保日記」

享保二年六月九日 1717年7月17日 

 江府ニ火有り。小伝馬町ト油町との間ノ新道より出火ノ由。朝五ツより七ツ半迄焼候由。南風ニ而馬喰町、柳町ノ方へ焼、浅草ノ方へも焼候由。凡町ノ積六十町程にても可レ有レ之かと申候由。井筒作十手代ノ者見候而相下物がたり候也。

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)参考資料

弘前 
八戸  (小雨)
盛岡 
日光 
東京 
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

「検索」
小伝馬町大火。

茨城県で発見された江戸火事の大変貴重な資料である。

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「享保日記」 享保二年四月 天気編

2013-04-28 17:16:25 | 天気
2013年4月28日 日曜日曜 天気 晴れ 暖

「享保日記」

「享保二年四月十一日 夜酉中刻より寅ノ刻迄よほど雨ふり候ても、去年より之旱魃ゆへ地しめり候迄也。 十四日 申刻より夜中雨降。 十七日 巳下刻より大雨 二十四日より至に今、北風毎日雨も繁シ。□(ムシ)之不正ノ氣ニ中リ焼シ畠作ニモよほどさハり候由。」
を検証する。

「データ変換」

年月日

享保二年四月十一日 1717年5月21日 
享保二年四月十四日 1717年5月24日 
享保二年四月十七日 1717年5月27日 
享保二年四月二十四日1717年6月24日

場所

茨城県水戸市 → 茨城県水戸市

天気の種類

享保二年四月十一日 1717年5月21日 夜酉中刻より寅ノ刻迄よほど雨ふり候ても、去年より之旱魃ゆへ地しめり候迄也。
享保二年四月十四日 1717年5月24日 申刻より夜中雨降。
享保二年四月十七日 1717年5月27日 巳下刻より大雨
享保二年四月二十四日1717年6月24日 二十四日より至に今、北風毎日雨も繁シ。□(ムシ)之不正ノ氣ニ中リ焼シ畠作ニモよほどさハり候由。


吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)


享保二年四月十一日 1717年5月21日 

弘前 雨
八戸 雨
盛岡 雨
日光 晴(小雨)
東京 晴(雨)
伊勢 雨
京都 曇(雨)
池田 大雨
津山 雨
鳥取 晴(雨)
長崎 曇(小雨)

享保二年四月十四日 1717年5月24日 

弘前 晴
八戸 晴
盛岡 晴(雨)
日光 小雨
東京 晴(雨)
伊勢 曇(雨)
京都 雨
池田 大雨
津山 雨
鳥取 曇
長崎 曇(小雨)

享保二年四月十七日 1717年5月27日 

弘前 雨
八戸 晴
盛岡 晴 
日光 晴(雨) 
東京 雨  
伊勢 雨  
京都 小雨(雨)
池田 雨(大雨)
津山 雨
鳥取 晴
長崎 雨

享保二年四月二十四日1717年6月24日

弘前 雨
八戸 晴
盛岡 雨
日光 曇(小雨)
東京 曇(雨)
伊勢 雨
京都 曇
池田 雨
津山 曇
鳥取 雨
長崎 雨


古天気学データベース(KTDB)

四月十一日 1717年5月21日 長野県野尻 曇 古川古松軒「東遊雑記」

四月十四日 1717年5月24日 福島県猪苗代 雨天 古川古松軒「東遊雑記」

四月十七日 1717年5月27日 福島県須賀川 雨降 古川古松軒「東遊雑記」

四月二十四日1717年6月24日 福島県伊達郡桑折 半晴 古川古松軒「東遊雑記」

「検証結果」

月日 享保二年年四月十一日(1713年5月21日)・四月十四日(1713年5月24日)・四月十七日(1713年5月27日)・四月二十四日(1713年6月24日) → 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 茨城県水戸 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無

天気の種類 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無

「データ整理」

享保二年四月十一日 1717年5月21日 

弘前 
八戸 
盛岡 
日光  (小雨)
水戸 18時ころより十二日午前4時ころ迄よほどふり
東京  (雨)
長野 
伊勢 
京都  (雨)
池田 大雨
津山 
鳥取  (雨)
長崎  (小雨)

享保二年四月十四日 1717年5月24日 

弘前 
八戸 
盛岡  (雨)
福島 
日光 小雨
水戸 14時ころより夜中降。
東京  (雨)
伊勢  (雨)
京都 
池田 大雨
津山 
鳥取 
長崎  (小雨)
享保二年四月十七日 1717年5月27日 

弘前 
八戸 
盛岡  
福島 
日光  (雨) 
水戸 途中より大雨
水戸 10時ころより大雨
東京   
伊勢   
京都 小雨 (雨)
池田 雨 (大雨)
津山 
鳥取 
長崎 

享保二年四月二十四日1717年6月24日

弘前 
八戸 
盛岡 
福島 半晴
日光  (小雨)
水戸 北風
東京  (雨)
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

「検証結論」

享保二年四月十一日 1717年5月21日 水戸 夜酉中刻(18時ころ)より寅ノ刻(4時ころ)迄よほど雨ふり候ても、去年より之旱魃ゆへ地しめり候迄也。
日光・東京では、日中は晴その後雨 → 関東では、日中晴 夕方雨

享保二年四月十四日 1717年5月24日 水戸 申刻(14時ころ)より夜中雨降。
                  日光では、小雨・東京では 晴後雨 → 関東では、日中晴 夕方雨

享保二年四月十七日 1717年5月27日 水戸 享保二年四月十七日ノ御祭禮、神輿出御。途中より大雨・・・今年より去年は大雨也。前々も雨ふり候事なく候所、去年當年之御祭ノごとくニ大雨にて諸人及2難儀1候事は無レ之也。
                  水戸 巳下刻(10時ころ)より大雨
                  日光は、晴後雨 東京は雨 → 関東では、晴後10時ごろから雨
 
享保二年四月二十四日1717年6月24日 水戸 二十四日より至に今、北風毎日雨も繁シ。□(ムシ)之不正ノ氣ニ中リ焼シ畠作ニモよほどさハり候由。
                  日光・東京では、曇のち雨 → 関東では、曇または雨


享保二年四月十一日・十四日・十七日・二十四日の、茨城県水戸市での天気の大変貴重な資料です。また。「享保日記」 享保二年四月 天気編(2013年4月22日 月曜日)では、四月十七日の大雨の時刻が、・・・輿出御。途中より大雨・・・と不明でしたが、今回の資料で四月十七日巳下刻(10時ころ)より大雨が降ったことが分かった。(大変貴重)

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「享保日記」 享保二年二月 天気編 2 

2013-04-27 15:07:26 | 天気
2013年4月27日 土曜日曜 天気 晴れ 風強 朝方寒

「享保日記」
「享保二年二月朔日 終日曇ル。同夜中雨ふる。二日 小雨。三日 終日曇。四日 雪フル。六日 曇 七日ヨ(リ)晴天」を検証。

「データ変換」

年月日

享保二年二月二月朔日 1717年3月13日 
享保二年二月二月二日 1717年3月14日 
享保二年二月二月三日 1717年3月15日 
享保二年二月二月四日 1717年3月16日 
享保二年二月二月六日 1717年3月18日 
享保二年二月二月七日 1717年3月19日 

場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市

天気の種類 

享保二年二月二月朔日 1717年3月13日 終日曇ル。同夜中雨ふる。
享保二年二月二月二日 1717年3月14日 小雨。
享保二年二月二月三日 1717年3月15日 終日曇
享保二年二月二月四日 1717年3月16日 雪フル。
享保二年二月二月六日 1717年3月18日 曇
享保二年二月二月七日 1717年3月19日 ヨ(リ)晴天


吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)と古天気学データベース(KTDB)で検証

吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)



二月朔日 1717年3月13日 終日曇ル。同夜中雨ふる。

弘前 曇
八戸 雨
盛岡 雨
日光 晴
東京 晴
伊勢 晴
京都 曇(雨)
池田 晴
津山 曇
鳥取 雨
長崎 曇

二月二日 1717年3月14日 小雨。

弘前 小雨
八戸 雨(雪)
盛岡 曇
日光 薄曇
東京 晴(小雨)  
伊勢 晴
京都 晴
池田 晴
津山 晴
鳥取 雨
長崎 晴

二月三日 1717年3月15日 終日曇

弘前 雪
八戸 晴
盛岡 -
日光 晴
東京 曇
伊勢 晴
京都 晴
池田 晴
津山 晴
鳥取 晴
長崎 晴

二月四日 1717年3月16日 雪フル。

弘前 晴
八戸 晴
盛岡 晴
日光 曇(雪)
東京 雨(雪)
伊勢 晴(雨)
京都 晴
池田 晴
津山 晴
鳥取 晴
長崎 晴

二月六日 1717年3月18日 曇

弘前 晴
八戸 晴
盛岡 晴
日光 晴
東京 晴
伊勢 晴
京都 晴
池田 晴
津山 晴
鳥取 晴
長崎 晴

二月七日 1717年3月19日 ヨ(リ)晴天


弘前 晴
八戸 晴
盛岡 -
日光 晴
東京 晴
伊勢 晴
京都 晴
池田 晴
津山 晴
鳥取 晴
長崎 晴


古天気学データベース(KTDB)
二月朔日 1717年3月13日 「御日記」 曇

「検証結果」

年月日 享保二年年二月一日(1713年3月13日)~二月七日(1713年3月19日) → 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)天気記録有

場所 茨城県水戸 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無

天気の種類 吉村名誉教授・歴史天候データベース(HWDB)水戸の天気記録無


「データ整理」

二月朔日 1717年3月13日 

弘前 
八戸 
盛岡 
日光 
水戸 終日曇、 夜中
東京 
伊勢 
京都  (雨)
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

二月二日 1717年3月14日 

弘前 小雨
八戸 雨(雪)
盛岡 
日光 薄曇
水戸 小雨
東京  (小雨)  
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

二月三日 1717年3月15日 

弘前 
八戸 
盛岡 -
日光 
水戸 終日曇
東京 
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

二月四日 1717年3月16日 

弘前 
八戸 
盛岡 
日光  (
水戸 
東京 雨(雪)
伊勢  (
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

二月六日 1717年3月18日 

弘前 
八戸 
盛岡 
日光 
水戸 
東京 
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

二月七日 1717年3月19日 

弘前 
八戸 
盛岡 -
日光 
水戸 
東京 
伊勢 
京都 
池田 
津山 
鳥取 
長崎 

「検証結論」

享保二年二月二月朔日 1717年3月13日 日光・東京は晴 水戸は終日曇。同夜中雨ふる。
享保二年二月二月二日 1717年3月14日 日光は曇 水戸・東京は小雨。
享保二年二月二月三日 1717年3月15日 日光は晴 水戸・東京は曇
享保二年二月二月四日 1717年3月16日 日光・東京・水戸で雪。
享保二年二月二月六日 1717年3月18日 日光・東京は晴 水戸は曇
享保二年二月二月七日 1717年3月19日 日光・東京・水戸で晴

享保二年二月朔日から七日までの、茨城県水戸での大変貴重な資料です。

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「享保日記」 享保二年二月 天気編 

2013-04-26 15:10:14 | 天気
2013年4月26日 金曜日曜 天気 晴れ 暖かい 

「享保日記」

「享保二年二月朔日 終日曇ル。同夜中雨ふる。二日 小雨。三日 終日曇。四日 雪フル。六日 曇 七日ヨ(リ)晴天」を検証。

「データ変換」
年月日

享保二年二月二月朔日 1717年3月13日 
享保二年二月二月二日 1717年3月14日 
享保二年二月二月三日 1717年3月15日 
享保二年二月二月四日 1717年3月16日 
享保二年二月二月六日 1717年3月18日 
享保二年二月二月七日 1717年3月19日 

場所 茨城県水戸市 → 茨城県水戸市

天気の種類 

享保二年二月二月朔日 1717年3月13日 終日曇ル。同夜中雨ふる。
享保二年二月二月二日 1717年3月14日 小雨。
享保二年二月二月三日 1717年3月15日 終日曇
享保二年二月二月四日 1717年3月16日 雪フル。
享保二年二月二月六日 1717年3月18日 曇
享保二年二月二月七日 1717年3月19日 ヨ(リ)晴天

今日は、時間がないため明日以降に検証する。
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「享保日記」 享保二年月正月 天気編 

2013-04-25 14:56:00 | 天気
2013年4月25日 木曜日 天気 晴れ 暖かい

「享保日記」

「一、中川六所ノ淵當正月ニ鯉集事大分前代未聞也。地引網ヲ以引ニ、一アミニ七八十本かゝり候由。是ヨ(リ)若キ士衆毎日釣候由。
多ハ針鯉ノヒレ或(ハ)ウロコナドニかゝり上り候由。是ハ多ノ中へ針ヲ入レ候故也と云。ソレヨリ河岸ノ邊へ集り大方川中ニ見へ
候由。二月四日の雪水ニて散候由也。」



「検索」

「享保二年正月に、中川(那珂川)で鯉が大量発生し、二月四日に雪が降り川の水が低温になり鯉が居なくなった。」

色々ネットで検索したが、那珂川で何故鯉が大量発生したか不明です。誰かわかる方教えてください。お願いします。

次回は、享保二年二月の天気について、検証していきたい。

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