【大雪山国立公園・旭岳情報】ゴミのはなし

【日付】2017/7/22（土）
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】雨のち曇り
【気温】15～18℃
【風速】1～5m/s

姿見の池園地では、イワブクロの花が増えています。

チングルマの花は、たくさん咲いているところがあったり、綿毛が増えてきているところもあります。


今日は久しぶりに、エゾユキウサギの姿を見掛けました。


ノゴマも美しい声でさえずっていました。


散策路に最後まで残っていた雪は、18日に融けてなくなりました。


すり鉢池では、雪が残る景色が見られます。


池を眺めていると、湖面に動きがあるので、
「生きものが棲んでいるのかな？」と話してる方がいます。


魚はいませんが、ゲンゴロウなどの虫が見られます。


姿見の池や鏡池にたっぷり残っていた雪も、融けてほぼなくなりました。


姿見の池の淵に、お札が流れついていました。


実は今までにも、展望台や山頂などに、
写真・陶器・人形・塩など様々なものを
置いていかれていることがありました。

こういった類のものを置いたままにすると、
土にかえるわけもなく、ゴミを捨てたことと同じになってしまいます。
お気持ちだけ置いていっていただき、
持ち込んだものは責任を持って必ずお持ち帰りください。

ゴミと言えば、3分レクチャーで注意喚起しているカラスによる被害は、
残念ながら、ほぼ毎日起きています。

姿見展望台では、鐘や石室の上からみなさんの食べ物を狙っています。
テーブルやベンチの上に袋菓子を置くと、あっという間に袋ごと持ち去ります。

駅にある展望デッキでも、ベンチで食事をしていると、
突然羽を広げて目の前に飛んできて、威嚇して盗ろうとします。

カラスに食べ物を盗られてしまうと、ロープ外の遠い所に運んでしまい、
ゴミを回収するのも大変困難となり、園地内は以前よりゴミが多くなっています。

景色を見ながら外で食べるおやつやお弁当は、とても美味しいですよね！
その時にカラス被害が起きていることを思い出して、
注意しながら食べていただけるととても助かります。


チングルマの花畑をはじめ、この景色をいつまでも残していきたいですね。

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旭岳自然保護監視員：羽馬 和美