かつての主力であるChevron(CVX)の20年12月期決算です。
今年も全部門で収益が悪化しました。
下流国際部門以外は赤字に転落してしまい、トータルでも巨額の赤字を計上しています。
Upstream |
2020 |
2019 |
増減率 |
U.S. |
-$1.6B |
-$5.1B |
- |
International |
-$0.8B |
$7.7B |
-111% |
Total |
-$2.4B |
$2.6B |
-81% |
Downstream |
2020 |
2019 |
増減率 |
U.S. |
-$0.5B |
$1.6B |
-136% |
International |
$0.6B |
$0.9B |
-33% |
Total |
$0.0B |
$2.5B |
-98% |
売上高は$139.9B→$94.4B、営業利益は$0.5B→-$5.4Bと減収減益でした。
コロナに加えて原油安で、壊滅的な決算でした。
資産は、現預金が$5.7B→$5.6Bと微減しています。
在庫は$5.8B→$5.7Bとこちらも微減でした。
負債は、長期借入金が$23.7B→$42.8Bと急増しています。
他には、留保利益が$174.9B→$160.4Bと減少しています。
営業キャッシュフローは$27.3B→$10.6Bと6割以上減って、営業キャッシュフローマージンもほぼ半減しました。
営業キャッシュフローに対する配当の割合は91%と危険水準に見えます。
直近は原油価格の持ち直しで、株価も戻してきました。
ただ減配リスクに関しては高まっているように思えます。
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