先日手放してしまったビーネックスの20年6月期決算です。 主力の技術系領域は、社員数を増やしたもののCOVID-19の影響で経費をこなしきれませんでした。 製造系領域も減収減益で苦しんだ一方、海外領域は減収ながらも増益を果たしました。
売上高は2億円増加した一方で、売上原価は12億円増、販管費は微減でした。 その結果、売上総利益率は20.7→19.3%、営業利益率は7.0→5.7%に悪化しています。 流石の高成長企業でも、COVID-19には抗えなかったようです。 資産は、現預金が103→111億円に増加しました。 のれん代は54→45億円に圧縮されています。 負債は、長期借入金は計上されていません。 短期借入金は22→26億円に増加した一方、利益余剰金が78→77億円に微減しています。 アクシス・クリエイト他4社の子会社化はあったものの、フリーキャッシュフローは28億円を維持しています。 ただ営業キャッシュフローマージンが6%と言うのは、他業種に比べて見劣りします。 前回決算から下がり基調で一時500割れまで売り込まれたものの、最近は値を戻しました。 もっとも人材派遣業はここしばらく厳しいと見て、ひとまず撤収としています。 |