ポートフォリオ3位を占めるAT&T(T)の17年12月期決算です。
言わずと知れたアメリカ通信大手です。 既にEntertainmentが売上高の30%強を占めますが、さらにTWX買収を試みています。 しかしトランプ大統領の不興を買っていることもあって、司法省から独禁法違反として差し止め提訴されています。 売上高と営業利益は16年より微減しました。 純利益は増加しているものの、税制改革の影響を除けば実質減収のようです。 資産は、現預金が$5B→$50Bと急増しています。 設備を含む固定資産は、$360B台でほぼ変化はありませんでした。 負債は、長期借入金が$114B→$126Bと増加しました。 設備産業の常で、固定資産と固定負債の割合は高めとなっています。 VZと同じく$20B台と高レベルの設備投資が続いています。 長期借入金の積み上げでキャッシュレベルを上げている様子が判ります。 18年後半には、モバイル5Gサービスを開始するようです。 IoTやTelematicsなどのインフラとしても期待されるだけに、収益化も期待しています。 |