ニャロメなきあと、K実家のペットちゃんは・・・
・・・・・?
ざ~ざん・・・・・??
ざ~ざん・・・・・???
ざ~ざん、ざ~ざん、ざ~ざんざ~ざんざ~ざんざ~ざん、きゃ~。
はぢめまして、坊主が屏風に上手にJEWSの絵をかいた君です。
なかなか、従順に動いてくれる、かわいい奴なんです。
子供にも、安心安全なんです。
ちゃんとした、お魚もおります。
こちらのお魚、鯉様達はもうかれこれ40歳、K実家のすべてを見守ってくれている有難き御意見番達です。
Kもたびたび池の中で、御意見番達に遊んでいただいたものでした。
こちらのペットは、いかがでしょう。
こちらは、大真面目な大人のためのHowTo図鑑です。
当然、私達飼主は尊い命の責任をもって、どんなペットにも愛情と誠意をこめ、お互い成長しながら同じ時間を過ごしていかなければなりません。
というのは、まだまだはぢまりの話。
それからさき、想像以上のめくるめく喜びを分かちあえるときが、必ずきます。きつづけます。
良い飼主さんしかいないはずなので、世の中全体で、よりよいペットライフを過ごしたいものですね。
こにゃんこにゃんこのつづき・・・
黒猫探しは、中断できないまま続行。
黒猫の噂ナシ。黒猫の保護届ナシ。
見つけられないまま、2年という月日がたってしまう・・・
そのころ、T実家犬サリーが3匹を出産。
T御実家にうかがったところ、ヨチヨチ大行列まさに「こわんこわんこ祭」。
出していただいたカルピスのグラスのしずくをしきりになめていて、それはそれはたいそう可愛かったのを今でもありありと鮮明に憶えている。
まさかそのとき、このこわんこがマーくんになるなんて、1ミリたりとも考えていなかった。
というのも、T姉が3匹とも絶対によそに出したくないと言っていたから。
そりゃ、こんなに可愛いもの。そりゃ、心配だもの。
T実家なら、在籍2匹+3匹の多頭飼も可能だろうし。
Tもまだ黒猫あきらめてなかったし、一人暮らしだったし。
そんなTにある日、Tママから「1匹飼ってほしい」との連絡。
どうやら、TパパママがT姉と3匹の将来を心配して、やはり1匹でということに。
ちょうど有難いことに、サリーの出産を診ていただいた獣医さんから、できたら1匹いただきたいという申し出。
そしてもう1匹は、Tが飼うならと、T姉が承諾。
Tは、こわんこの飼主になることに。
この瞬間、TとKとマーくんの運命共同体の針が、ピタリと重なった。
でもまさかこのとき、マーくんがとてつもないソウルメイトになるなんて、それこそ1ミリたりとも考えていなかった。
というのも、Kはニャロメ命だったし、Tのところに可愛いこわんこがきてくれるなんて嬉しいなったら嬉しいなっとしか考えていなかったから。
マーくんの名前は、当時TとKがハマっていた、ダウンタウンさんのネタ「オカンとマーくん」からとって、即決。
でも、マーくんて何のマーくん?ってことで、ムリクリ、まさおのマーくんってことで、即決。
でも、Tパパが犬登録してくださったのだが、マーくんをマークと聞き違えて、マークと登録。
そりゃ、マーくんって名前としては、おかしいもの。そりゃ、マーくん君となるもの。
セバスチャンちゃん。アグネスチャンちゃん。コンスタンチン君。
・・・ん?これはあってる。
そういえば、美保純さんは、どちらも名前?ちあきなおみさん?由美かおるさん?
・・・ん???
こうして、TとKはニャロメとマーくんの飼主となり、もちろんお互いニャンコワンコの分け隔てなく、可愛くて可愛いくて愛して愛してやまない存在になっていくいく。
Tは、マーくん。
T実家は、在籍中の母犬サリー、おばぁちゃん犬メール+マーくん姉犬ドナ。
獣医さんで飼っていただいた、マーくん妹犬ミスティ。
こわんこわんこの生活から、それぞれこわんこの新しい生活が始まる。
・・・そして、TとKは心の中で黒猫を飼うことに。
自己満足のキレイ事だけど、それでもニャロメとマーくんを大切に可愛がることだけが、黒猫を思う術だと信じて。
マーくんは今、17歳とは思えないほどお散歩ご飯も問題なく、毎日にこにこもふもふ過ごしてくれている。
それもきっと、パパママ犬、姉妹犬、メールおばぁちゃん、ニャロメ先輩、黒猫先輩のおかげだと思う。
みんな、ふわりとマーくんを助けに降りてきてくれて、どっこいしょ起き上がらせてくれたり、かゆいところかいてくれたり、みんなありがとね。
マーくんの食欲の凄さは、みんなのぶんも食べてくれてるからなのかも。なんて。ね。
手乗りマーくん。
マーくん。ドナ。ミスティ。
母犬サリーと。
ちょっと大きくなったよ。
マーくん。ドナ。昔も今も、寝姿かわらないね。
デジカメなんてない、写真機か写るんです時代。
デジカメで写真を撮り、パソコンにアップするという、時代の流れを感じつつ。
マーくんとの時間は、いままでもこれからも、ゆったりまったり流れてゆくゆく。
猫らしく過ごして欲しいという思いよりも、はるかはるかもっともっと猫らしく過ごしてくれたニャロメ。
ニャロメは別名、ねこみ・しろちゃん・にゃんこ先生などなど。
呼んでくれる人それぞれ、イッパイアッテナ。
ニャロメとの出会いは、ある雨の日。
ときどき、近所で子猫が鳴いているようないないような。
噂では、白猫と黒猫の子猫がいるそうな。
大学生の一人暮らしで猫を飼えるはずもないKは、うずうずしつつも、聞こえないように、探さないように過ごしていた。
でも、あの雨の日、ずぶ濡れ泥んこの何猫かも分からない子猫と出会ってしまった。
・・・、お風呂に入れてしまった。
白猫だと分かった。女の子だと分かった。
戻すわけにもいかない、飼うわけにもいかない。
2ヶ月間、一生懸命里親さん探しをして、最終的に見つからなかったら、猫を飼っている先輩が飼ってくれると言ってくれた。
子猫は、本当に可愛かった。
でも、うずうずしつつも、名前をつけないように、呼ばないようにしていた。
先輩のご厚意にこたえなければと里親さんを探しまわるも、なかなか見つけられないまま2ヶ月がたとうとしていたころ・・・
おもむろにTが、「黒猫探しに行こう。そしたら一緒に、白猫と黒猫を飼おう」と言ってくれた。
心底、嬉しかった。
でも、黒猫探しするも、こちらこそなかなか見つけられないままでいた。
「白猫をお風呂に入れたとき、なぜ黒猫を探しにいかなかったんだろう」
「白猫と黒猫を引き離して、1匹ぼっちにさせてしまったのは、自分だ」
そうだ、白猫を迎えいれよう。そして、白猫に名前をつけよう。
・・・そうそう、引越しなキャット。
Kは、白猫ニャロメの飼主になった。
心底、嬉し過ぎた。
白猫の里親探しは終了しても、黒猫探しは中断できないまま続行、まだ見つけられないまま。ごめんね。
・・・、ニャロメとのなれそめだけで、こんなにもつれづれなるまま。
・・・、Kおせんち。
その後、KがT御実家に嫁がせていただくのを機に、ニャロメはK実家猫に・・・
ちなみにT御家族、ワンニャン反対派ではなく賛成派。
T御実家、すでに4ワン+外ニャン在籍中だったので、Kが決めたこと・・・
ニャロメを受け入れてくれて、ニャロメの猫らしさを尊重してくれて、ニャロメを看取ってくれたK家族に、感謝。
ニャロメ、いまごろ黒猫(君?ちゃん?)とタンゴ゛踊ってるといいな。