亀２

　天気は曇りがち。ケッキョク学校に着いたのはあさ１０時過ぎ。

　できることなら　来たくなかったよ。なんて、だれにも言っていないけれど。


　頭がすごく痛いことにしていたのだ。

　アルバイトでは、一日中　悩まされていた　吐き気にグッバイ。ミックに勝たないと　ほかになにもないのだと。



　今週も来週も、五時までやっているこの店に。いかないと。いかないと。ナイトにいかないと。

　つながりのわるい、鈍感なパソコンで今はこれを書いているの。
　このあとから、これまでのことが、つづいていくのだとしたら。それしかないんだとしたら。

　もう今までの絵なんて、描けないぞ。

亀

朝から選挙へゆく。きのう眠ったのがおそかったけど起きてゆく。
政権交代。

ぐるぐる回転しているこの風景は いつまでつづくの？ それでいいの？
わからないわけないじゃない！
わかっているのにうそをつくんじゃない！


あのひとのこと気になる。
メール。本文。
きになる微熱。

きがついたら始発

とぎれとぎれの記憶のなかにうかぶ 消せないこと

わたしはいったい。わたしは信じられるものなのかどうか。

気がついたら踏切。

警笛がなって、通過する電車。始発の電車。

ふらふらのあしどりで、きれいなしずかなまちを歩いていた。

みんなばらばら。

どうしよう とか考えていた。ちがうよ。ちがうよ。

何回も吐いて、つまづいて。

夜から朝から夜

夜中に心配ごと
身近な人たちの心配ごとで夜あまりねむれず。
しかたなく映画をみてた。
いつのまにかねてた。
おきたのは１０じの電話。
１０時に会おうといっていたのだ。
家においでといっていたのだ。
話をしようとたしかめたのだ。


今はすべておわりの地下鉄。これから学校にむかう地下鉄。これからコンビニへ寄って、ラーメンを買おうという 地下鉄。

精華やばい

と うしろの席の人が しょっぱな
開口一番に おっしゃりました。
きのうはもっさんプロデュースの 自作自演誕生日会のポスターづくり。
もりあがりました。飲んでたからね。しかしなんだったんだあれは。


バスはちいさいバス。運転手はいつもの運転手さん。
ひとときも早く わたしを絵の前につれていってくれるバス。
気分は晴れ。雲はきれたりきれなかったり。


今日の登場人物は？

そろソロでビュー

長いものがたりの幕開け。

毎日が長いものがたりの幕開け。幕引きはだれでもいいんだけどだれもやってくれなさそう。

あたり一面たんぼだらけ。

あたったらうれしい。

朝１１時に電話。不在着信。そのころわたしはイージューライダーでした。

でも、電話にもしも出たとしても、なにはなししたんだろうか。はなししたんだろうか。はなさないぞとかはなしたんだろうか。はなさなかったらはなれなかったんだろうか。

んーそれはちがうな。

いままだ飛行機？ こちらはアシスタントＴに、ついに知れ渡ってしまったよ。

「なぜ隠す！」

と言われてしまったよ。

兄がお祭りで 金魚をとってきて、いま家の水槽には五匹の金魚と川の魚たち。五匹の金魚と川の魚たちの共存。金魚は弱いぞ。生き延びてください。

このごろ涼しいから、やたらと穏やかだから、そろそろわたしも冬眠を。

冬眠。ねぐらへはビールとまくらのみ。

きのうはアメ村のモスバーガー。心斎橋オーパで会ってモスバーガー。

そのあとひとりカラオケ。ルビーの指環。寺尾聡しぶすぎ。祖父とおなじ名前。母の旧姓。

父 高橋、母 寺尾。Ｔら。まあ、そういうこと。

Ｔらは今ロンドンブーツのやつみてる。

Ｔらの息子は今も絵のことを考えちゃったりしてる。自分でもよくわからないことをおとなげなく考えちゃったりしてる。

ほかの人がどんどんやってくれるから、わたしはだまってみているだけでいい。だから なので で あるからして。

また旅をしたい。

またたび。

またび。

まびたび。

また。

股。


。

ランドの園

落語をききたい。かなり前に、あの本で知った「火炎太鼓」くらいのもの。

高槻市へは 茨木市で 準急にお乗り換えください。
こういうこきざみなあれこれで。
すぐに気分にでてしまうから。


もっと長く。もっと近くで。

いってしまってから

さいごの電話 さいごのメール
たぶんなんにも返事はできなかったと思うけど、気付いたのはあとでのことだった



あ～


ほんとにぎりぎりにかけてくるよね
まったくもう まったくもう




とにかくわたしはそこで イージューライダーでながしてみました

あわてすぎず

大急ぎで、けさの電話の内容をふまえたうえで実行し
おくれそうだな遅れるだろうな とかあせりつつ

わたしの誕生日の数字の時間に出発する電車にのりこみ
まもなく出発し


あしたどこかへいってしまうひととか 今日帰ってくる人とか
まわりはたくさんの人々


あまり重たくならないように

検討しつつ健闘をいのりつつ いのりつづけつつ

電化家電

わたしがアルバイトでひーひー言っているあいだに
わが家ではオール電化のとりくみ

帰宅したときにはすでにオール電化。


三ヶ月待ちだったみたいね。
つかいなれない給湯機、炎のでないコンロ、しゃべる機械
いろんなはじめてのことがおこっていた
父母旅行のおみやげはすべて明太子風味のあれこれ。

珍味と呼ぼう。