練習オタクの日々

3日ぼうずにはしたくありません!この日記とピアノのお稽古。練習記録とその他読書などの記録をつけておきます。

『あなたと読む恋の歌 百首』 俵万智

2005-05-15 | 読書
1年に何度か短歌病にかかるときがあって、今がそれなんです。

この本は古今東西の短歌100首(プラス1首)を俵万智さんが選び、それに短いエッセイと歌人の略歴を紹介しているものです。

恋、または愛に関する歌を読んでゆくのも面白いし、
それによせられた俵さんのエッセイがなかなか読み応えがありまして・・・。

特に面白かったのは「若い頃この歌を読んだときはこう思ったのに、最近読み直したら全く違う意味に思えてきた」ということが度々書いてあることです。
同じような気持ちになることが自分自身も映画を観ていたり、小説を読んでいる時にあるので、
その言葉がすごく説得力を持って響いてきました。

全編読み終わって、目次代わりに巻頭に並べてある百首の歌をたてつづけに読んでみると、
それはまたずっしりと重たいものでした。