中野系

この銀河系の中心、中野で考えること

新型ASIMO

2005年12月13日 | 日常
未来が目の前に、とでもいったところだろうか。新型ASIMOの走る姿を見ていていると、口をポカンと開けてひたすら画面をながめるばかり。

テレビのニュースでもかなり採り上げられていたので見た方が多いと思うけれど、未見の方はこちらで。

これまでもROBODEX等、実物のASIMOは何度か目にしているけれど、どう考えても「人が中に入っている」ような動き。今回でそれがさらに改良されているみたいなので、とにかくはやく、実物をみてみたいところ。

ネット等で人の反応を見ると、すごい、かわいいというこれまでの同様の意見はもちろん、ここまで人に近づくと少々不気味、と感じはじめている人も出てきたみたいだ。

日本でばかり「人形」ロボットの開発が盛んなのは、海外(特に西洋)では宗教的倫理観から「人のかたち」に作ること自体に嫌悪感を持っている、との説もある。実際、作業の機械化という目的を追求するならば、かならずしも人の形に似せる必要はないみたいだし。で、日本人が「人のかたち」にこだわるのは研究者達がアトムを始めとしたロボットアニメに育った世代だから、合理性はさておき、まずは「憧れ」からきていると。

実際のところがどうかはともかく、同じくロボットアニメで育った世代として、この説にはなんとなく肯いてしまうものがある。

ただ、さすがにホンダもしっかりとした一企業。「夢」だけで動いているわけではなく、将来的なロボットの需要を「見越して」開発に力を入れているようである。ただ、理由はどうあれ、こういうことを推し進める、という企業姿勢には感服する次第だし、ぜひともアトムを生み出した国として、兵器などではなく人の友達、としてのロボットをいつの日か、大々的に売り出して欲しいものだ。WAKAMARUではあの値段でも欲しいと思わないけれど、ASIMOだったら車くらいの値段であっても買いたいなぁ。