イワナ天国どこまでも

渓流だけじゃなく登山、山菜、きのこ、といろいろ忙しい。

十石山(2524M)スノーシュー山行

2017-04-21 23:07:52 | 登山
今回は5月の剣岳早月尾根を登るためのトレーニングとして以前よりなかなか行けなかった十石山(2524m)に登ることにした。
4月16日 車の中での仮眠は気持いいように眠れるものだ、まだ道路わきには残雪が残る白骨温泉から安房峠へ抜ける道も雪で閉ざされている。
白骨温泉に宿泊の客の声が時折聞こえる道路脇の小さな駐車スペースが今日のスタートである。
軽車両の中で湯を沸かし朝食もだいぶ慣れてきたが、やはり少し狭いかな。

予定より30分早い午前5時30分に装備を整え出発する。
ルートは雪で夏道がわからないので読図しながらの歩行である。カラマツと針葉樹の混ざった林の景色はよくないが雪に覆われ足が沈むようになるのですぐスノーシューを履き進むことができた。

約1時間30分で急登を登り終えたので地図を確認すると、標高1730m夏道から随分右の尾根にルートを外しているようだが、夏道は急斜面をトラバース気味に登るコースなのでこのまま緩やかで広い尾根を外れないように登ろう。
午前7時30分標高1835mの小さなピークを通過する、ここからが今日2回目の急登である、何度も休みながら午前8時40分に標高2050mの尾根の頭に出たので現在地を緊急連絡先の青木さんにメールで連絡する。

ここから徐々に傾斜が緩みスノーシューが使いやすくなる、
やがてうっとおしい栂林も樹幹間隔が広くなり、時折十石山と思われる山頂あたりが確認されるようになる。

このあたりから上は視界の良い時は問題ないが、吹雪かれたりするとルートがわかりにくいところになるだろう。

午前9時30分標高2250m、ここまでが携帯メールの届く範囲である、あたりは森林限界の様相を見せる。

左に目をやると乗鞍岳が見えるがさらに2日かかりそうな距離である。

やがて雪の斜面から十石峠避難小屋の屋根が見えてきた。


十石山には午前11時着である、エビのシッポが発達しこの時期としては期待以上の風景である。

ずっと晴れていた上空に黒い雲が増え始めてきたので早々に下山して今回の山行を終えました。
下山途中案の定霙交じりの雨に多少なりとも打たれた。
帰りの車のニュースで岐阜県の多治見市で今季最高の26℃を超えたそうだ、雷雨にならなくてよかった。



コメント
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