薄暗い林の中を歩いていると、オレンジ色のものが飛びだしました。近くの葉陰にまたとまったので、そっと近寄って写真を撮りました。複雑な模様の蛾です。
写真と見比べながら図鑑などで名前を探すと、トビイロトラガのようです。写真では見えませんが、後翅は2/3ほどが橙黄色です。
《トビイロトラガ 2017/07/22》
《トビイロトラガ 2017/07/22》
野鳥は、なかなか近寄らせてくれず、じっくり構えて撮らないといけないので、私はあまり写真を撮っていません。特に、住宅地近くの場合、（鳥以外のものを撮っているのではないかと誤解されかねないため）カメラを向けることも憚られます。
写真のオナガは、誰もいない公園に群れで飛んできたものを久しぶりに撮りました。
オナガは、日本では分布を狭めており、1970年代までは本州全土および九州の一部で観察されたが、1980年代以降西日本で繁殖は確認されておらず、留鳥として姿を見ることはなくなり、現在は本州の福井県以東、神奈川県以北で観察されるのみとなっているようです（ウェブサイト『ウィキペディア／オナガ』による）。なお、私は、1972年まで住んでいた関西でオナガを見かけた記憶はありません。
《オナガ 2017/07/13》
