宣伝美術家TOMのブログ [1000-B]

宣伝美術家TOMの日常・演劇・デザイン・カメラなブログ。

青い考え方だけど

2017-08-21 15:35:06 | 宣伝美術
今回ずいぶん個人的な感想です。

演劇でも宣伝美術でも「前のめりであること」って大事なワードだと思うんですよ。
まず純粋に勢いは大事だと思います。
それも先を知って計算ずくの事ではなくて、とにかく歩を進めて倒れ込む感じの勢い。
僕が観る側にいる時、すごい!観たい!観てよかった!って思うものは前のめりなものが多いです。
うまい、じょうず、じゃなくて前のめり。
そこには危なっかしさも含んで良いと思いますが、
危うければ良いのかと言うとまた違って、下手なら良いのでもなくて、
賢く仕上げるだけじゃ何か物足りないというか、
観た事がない物は計算ずくでは作れないというか、
うーんうまく言葉にできない。

長く活動を続けると(例え少ないと言われようとも)ある程度たくさんの道理を知ってしまいます。
そのせいで自分がおもしろくなくなってしまってないか。
自分が良いと思う何か、はまだ遠くに見えているか。
やりたいと思っているアイデアをお蔵入りしっぱなしにしていないか。

今年も11月にはEVENT-STATION.の本番があります。
かつて、パンフレットデザインで自分史上最大に前のめりになれた「屍螢」からずっと大事にしている実験の場。
パンフよりチラシをより重視したい劇団の方針にもちゃんと則りつつ、それでも遊びを詰め込むのが僕のパンフ。
チラシはまもなく仕上がります。
本番まで残り3ヶ月。
パンフでは何をしてどんな世界観を産もうか。
あの時確かにあった前のめりの感覚。今年も作りたいな。
コメント
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