田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

関西独立リーグが迎えた難局

2009-05-21 23:57:31 | 野球
関西独立リーグ 未払いで運営会社撤退…(スポーツニッポン) - goo ニュース

関西独立リーグが初年度の開幕から数ヶ月で早くも難局を迎えることになった。
4チームの社長たちとリーグを運営する会社との間で意見の行き違いはあったようだが、資金が容易に集まらずに危機を迎えたのは間違いない。

プロ野球を運営する中で多いとはいえないものの熱心なファンを抱えていた電鉄系球団が身売り、合併する中でいわば「家」を失ったファン達が支えてくれて関西独立リーグはそれなりにやっていけるのではないかと個人的には思っていた。
しかし、現実はそうもうまくいかなかった。

ただ、よく考えてみれば、行き詰るのは当然かとも思う。

多くの娯楽がひしめく大都市。
しかも給料は減ることはあれ増えることは・・・
野球であれスポーツであれ舞台など他の娯楽であれ、レベルの高いものを見たいと思うのが人の心。
1000円程度とはいえ、身銭を切るのであれば。

そこにきて年収300万にも満たず、社会人よりも落ちるレベルの野球をどれだけの人が見たがるか。
「地域密着」で煽っても、一定のレベルに達していないところでどれだけの効果があるか。
サッカーのように、チームが上のレベルに上がれるという遥かな夢も用意されていない。

結局、吉田えりという17歳の高校生にリーグ全体を頼らざるを得なかった。
これでは興行としては余りにも頼りなさ過ぎたということ。

まぁ、一つの試みがうまく行かなかったということではあるのだが、そこには、かつて活躍したプロ野球選手が監督、コーチとして携わっている。
野球好きとしては、選手はもちろん、監督やコーチたちも独立リーグで名を上げてプロ野球の世界に戻って活躍という図式が確立できないかという思いはある。
関西は無理でも、既存の四国九州、北信越を含めた独立リーグがきちんと機能して欲しいとの願いはある。
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