巨人さんよ

2/11～2/13の世間的に言うところの３連休、ソフトバンクの宮崎キャンプの観客数は総数11万８千人、一方巨人の宮崎キャンプの観客数は総数８万６千人だったらしい（数字はいずれも球団発表）。

10年前を考えると信じられない数字ではあるが、当然とも言える数字でもある。

ソフトバンクのファンは言うまでもなく本拠地福岡を中心とする北部九州が中心である。
車を飛ばして（福岡宮崎間は余り鉄道の便がよくないみたい）１泊２日、ちよっと無理すれば日帰りで気軽にキャンプを見に行くことができる。
一方巨人の本拠地東京のファンが宮崎キャンプへ行こうとすれば下手すれば韓国やグアムへ行くよりも高い航空運賃を払って行かなければならない。
ソフトバンクのファンの方が気軽にキャンプを見に行けるのだから、ソフトバンクのキャンプのほうが観客が多いのは当然である。

巨人がそんなにキャンプの観客数に拘るのなら、いっそのことキャンプ地を関東近県にすればいいではないか？
例えば伊豆あたり。
どうせお金はある企業なのだから、下田か伊東あたりの球場を大改造し、サンマリンスタジアム級の球場を作ればいい。
週末には温泉とセットで多くの観客が東京から訪れるだろう。

巨人が人気低下に悩み、いろいろな策を考えているのは判るが、プロ球団の基本である地域住民を向いたファンサービスと言うものが見えてこない。
ソフトバンクだって、阪神だって、日ハムだって、まずは地域住民を主体としたファンサービスを行っている訳である。
巨人がそんなに人気回復させたいのなら、まずは地域住民を向けと、長嶋一茂は宮崎の小学校ではなく文京区の小学校を回れと、いっそのことキャンプ地を本拠地の近くに持ってくれば？とでも言いたくなる。