田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

見つけた「ソフトバンクホークスの優勝の仕方」

2008-06-22 23:32:13 | 野球
巨2-3ソ(22日) ソフトBが接戦制す(共同通信) - goo ニュース

ホークスは大村の内野安打とタイムリー、一方巨人は阿部と高橋のホームラン。
双方2点ずつ取り合い、双方とも一歩も譲らない。

8回の表、1アウト2塁でバッター松中。
センター谷の前でポトリと落ちたヒットでランナー本多は必死に本塁を目指すが、谷のダイレクト送球の方が一歩早かった。
その裏、巨人は1アウトから木村拓也が内野安打で出塁。
大道にわざわざ代打古城を送り、バントで2アウト2塁にしてまでスコアリングポジションにランナーを進めるが、ラミレスデットボールの後、谷はサードゴロに倒れる。

そして9回。
点は入るのか、それとも12回まで入らずまさかタイガースにタナボタが?
巨人はクルーンをマウンドに上げた。
先頭バッター辻が内野安打。
明らかに打ち取った当りがヒットとなり、クルーンのイライラが伝わってくる。
その証拠が続く山崎の送りバント。
雑な送球でバッターランナーも生かしてしまう。

金子がしっかり送って2、3塁。
本多のセンターへの抜けようかという当たりをセカンド寺内はダイビングキャッチしてホームに投げたが一歩及ばず。
これが決勝点となった。

王監督は若手選手に「ホームランを狙う意識が足りない」と言う位、長打で豪快に勝つ野球を目指してきた。
しかし、結果として出たのは、果敢に先の塁を目指し、泥臭く1点を取っての交流戦制覇。

今後のペナントレース、そして11月半ばのアジアシリーズまでどのような戦いが行なわれ、どのチームが勝つかはともかくとして、ソフトバンクに親会社が代わって以来、戦力を上手く使いこなせず後一歩で栄冠を逃し続けてきたホークスにとって、一つの指針となるような優勝だったように思う。
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