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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

集まって「ひとつの存在」、住民ディレクターの今からの姿

  全国市民メディア交流集会という集まりが毎年ありますが、2年前横浜で開催された時、住民ディレクターセッションというのを組み、全国の住民ディレクターが初めて一堂に会しました。ちなみにこの時は山江村(熊本県)NPOくまもと未来(熊本市)山口住民ディレクター(山口県)黒潮テレビ(高知県)但馬を映像で発信する会(兵庫県)京都住民ディレクター(京都府)杉並住民ディレクター(東京都)富山住民ディレクター(富山県)の8地域だったと思います。

 その後、新たに福岡県の東峰村などが加わり、杉並区でCANフォーラムセミナーのイベントとしても集まった。こうして各地の住民ディレクターが集まるとそのまま各地域の風土や個性が出るし、集まった人たちによる独特の空気があって、本当に地域によって全然違う雰囲気があるものだなあと感心する。基本は同じだけれど、行政との連携、行政が強いところ、完全民間の集まり、NPOなどなど組織もいろんなパターンがあって、組織論としては一概には言えない。しかし、どこの地域も結果的には住民主体であるけれども、行政、企業、大学、NPO、各種団体などとの協働になっているのは同じです。もっとも特徴的なのはどこの皆さんも気持ちがいい、というか素直な人が多い、気のおけない仲間ばかりが集まっているということです。ネット時代でいろんなメーリングリストがありますが、この住民ディレクターのMLは本当にやさしい空気に溢れ、本音で語れる場になっています。日頃、あまり口を(メールを)開かない人も結構饒舌になってしまいます。住民ディレクターの魅力はここだと思います。この空気を広めるだけで結構いい地域の活性化になっているのを各地でよく感じます。

 さて、その後さらに地域は増え、倍近くになり点から線、いよいよ面になってきたのでそろそろネットワーク事業がやれる、というか、やるべき時期が来たように感じています。住民ディレクターって何なのか?住民メディアってどういうものなのか?市民メディアとどう違う?違わない?ユーチューブやSNS、ブログ、ニコニコ動画・・・、次々と登場してくる新しいメディアを見ると、住民ディレクターと何が違うのか?同じなのか?似たようなものなのか?各地を回っていると、こういう質問が増えてきた。もしかしたら、住民ディレクター活動真っ最中の方々にもわからなくなってきているかも知れないと思います。

 答えは今年具体的に出していきたいと思っています。このブログもその場になりますが、もっともっとダイナミックな形で「見ればわかる」ようなものを目指します。プリズムではこれまで実にいろんなカタチをお見せしてきましたが、今年はプリズムだけでない、複合的であって「ひとつ」という住民ディレクターのカタチをお見せできると思います。二日間徹夜に近い状態が続きましたが、実は今朝はさわやかに迎えています。二日間ずっとこの表現方法を探していましたが、やっとすっきりしてきました。やはり表現というのは「違うものは違う」ので、身体がスッキリしないのですね。きちっと表現できると、焼酎と同じく「酔い覚めスッキリ」なのですね。
(写真:横浜の全国市民メディア交流集会で)


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