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岸本晃の住民プロデューサーNEWS

例えば私の一日は・・・。視点、目線のありか。

随分久しぶりに夜行列車に乗った。隠岐からフェリーで松江に渡り、夜7時半の夜行列車に乗った。昨日は朝のうち雪の中を歩き回り、午後からはフェリーで移動したが振り返ってみれば海上にいた時間は4時間余り、港からバスで約50分、それから夜行で東京まで12時間だからつなぎの時間も入れると18時間かかったことになる。勿論、早めに隠岐を出れば米子空港から1時間半で東京に着く。

  海外旅行に行くようなものだが、これがこれで結構時間の使い方としては贅沢だ。移動中は携帯電話もつながりにくいところが多いし、ネットは勿論駄目、というわけで気分的にはいつもの時間の流れ方と全然違うので、物事をじっくり考えたり逆にゆっくり心身共に休ませるのには適している。不思議とこういう時間は本を読んだりする気はしない。

  東京に着くと早朝だ。早速通勤電車の乗客がせわしなく乗り降りしている。ボーとしている人、せかせか携帯を触っている人、周囲を気にせずに本に夢中な人、ぐったりと隣の人の方に寄りかかっているのも気づかぬほど寝入っている人、色々だがみな疲れている。隠岐の海士町の山岡さんは朝7時には野菜の集荷に周り、市場の準備をしていたが出荷するお年寄りの日々の話を聞いていると変化があって面白そうだし、ゆったりと時間が流れている。どうみても隠岐のほうが贅沢だ。

  昼前には赤坂で打ち合わせを済ませ夕方から池袋だったが昨夜からの一日で随分長い距離(隠岐ー東京)を動き、いろんな乗り物に乗り(車、フェリー、バス、列車、地下鉄)、いろんな人たちに会い、また見てきた。月のうちの半分がこういう状態なのでいつも地域の風土を感じつつ全体的な日本の状況を刻々と感じている。
そうそうメールでもまたいろんな地域、いろんな人との交流があるので毎日とても付き合いが多いことになる。11年間こういう暮らしをしてきた。いい悪いは別にして私の視点や目線はこういう暮らしから生まれているのだろう。
(写真:寝台列車から見た早朝の東京)

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