午前中に静岡市立美術館の国芳展を見て、
午後は清水からバスで40分くらいの三保ノ松原の近くの
東海大学海洋科学博物館に行きました。
恐竜化石など主にモンゴルのもの、の自然史博物館も隣にあります。
素適なのが描きれないのでこちらからどうぞ
http://web-aquarium.net/aquarium/aq_114.html
水族館部門はすぐ前の駿河湾の深海にいる生き物についての常設がありました。
駿河湾は最深部は2500メートルもある日本で最も深いところのある湾として知られています。
2010年開館40周年を記念して、収集されてきた深海生物の標本が展示されていました。
5メートル近くの「リュウグウの使い」という深海魚雄雌2匹の標本には驚きました。
この海洋博物館には学生でしょう研究員の方がついていて説明してくださるんです、ここでもいろいろ説明してくださって質問をいろいろ受け付けてくださって面白かったです。
なかでも「提灯あんこう」のあるものは雌に雄が寄生するんです。
おすの体の部分がだんだん退化して、ほんの少しのふくらみになってしまうんですね。
実物標本もありました。
40~50センチはあろうというう雌に
10円玉くらいのふくらみの雄が溶け込んでいました。
オスってのはもともと寄生する本能か?・・・・・(笑)
深海では出会いが難しいので
こういう合理的な繁殖方法なんだと説明してくださいました。
最初ここのアクアリウムというのでしょうか
大きな水族館の水槽の中でいろんな生き物が泳いでします。
今でこそいろんなところでこのような施設を持っていますが、
これができた当時は
確か世界一の展示方法と大きさときいた気がする。
なんとここについた時にサメの食事時間でした
棹のようなものに大きなさばかアジを
丸ごと棹にさしてさめの口のところに持っていきます。
一匹はぱくり!。。
2匹めのさめはたべません!
「たべないんだ!」ってわたしがいいますと
「ええ、食べないこともあるんですよ!
って女性の研究員のような方がこたえられました。
結局3回上げようと挑戦なさったのですが。
たべませんでした。
「次はいつ食事するんですか?」
「一週間に2~3度ですから。」
「え!あんな大きな体であんな小さなお魚一週間に2~3匹でいいのですか?」
「お腹がすいて水槽にいるほかの小魚を襲うことはないのですか?」
ここからの返事に感動しました。
「元気のない死にそうな魚らなら食べると思いますが、中央で元気に泳いでる子たちを襲うことはしません。」
「このサメたちはおとなしい子たちなので。
そういうことはしないんです。」
一週間に彼らの体から見たら小さな小魚を2~3匹食べるだけ。
しかも、弱っていたり死んだものしか食べない
今まで私の持っていたサメのイメージとは全然ちがいました。
大学の研究員の方たちの説明は訥々として上手ではないですが、
何とかして、
伝えたいという気持ちと、
生き物にたいする敬虔な愛情のようなものが伝わってきて
、一味違った博物館体験でした。
おとづれる人も少なく、海の近くの素敵なところにあります。
ぜひ行ってみてくださいな。
素適は海洋博物館です。
博物館横の浜辺です。
読んでくださってありがとう