私たちの祖先と犬とのつながり

人間がここまで進化したのは、犬のお陰であるという説があるのをご存知ですか？

私たちの種族はホモサピエンスに分類されていますが、
同じホモサピエンスに属しながらも絶滅したネアンデルタール人がいました。

約20万年前に出現し約3万年前に滅亡したネアンデルタール人は、
私たち現生人類よりあごがしっかりしていて、脳容量が大きく、
嗅覚（大きな鼻と鼻の穴を持つ）も腕力も発達していたそうです。

なぜ同時代に生きていた体力や嗅覚が優れた彼らが絶滅し、
ひ弱な私たちが生き残ったのでしょう？？

ネアンデルタール人の発掘現場には犬の骨が発掘されていない
ということに着目した研究者がある仮説を立てました。

私達の祖先は早い時からワンコ（の先祖）に餌付けをし、
家族の一員としていたようです。

それはご先祖様の遺跡にワンコのお墓が有る事から推測されます。

お墓がなければ（嫌な推測ですが・・）食用としていた可能性もありますものね。。。

しかもそのワンコ達のお墓はかなり丁重なものだったようです。
心が通っていたと思われます。

かたやネアンデルタール人はその卓越した能力を武器に生き残ろうとし
た訳ですが問題がありました。

それは優れた嗅覚でした。
優れた嗅覚　つまり大きな鼻やその機能は声帯を圧迫してしまいます。

その為ネアンデルタール人は私たちと同じ程度の言語レベルを持てなかったと
いわれています。

私達の祖先とネアンデルタール人が出くわしたとき・・・

いち早く敵の存在を教えてくれるワンコがいる私たち

と

大きなお鼻ゆえに言葉で細かい意志を伝えることができなかったネアンデルター人


との戦いの結果はご想像通りと思われます。

ネアンデルタール人は私たちの祖先と交戦する以外にも敵対する動物達
がいた事でしょう。
そういった環境の中でネアンデルタール人は人口を減らし
その姿を消していってしまったという学説です。

その頃のワンコ達はどんなワンコ達だったんだろう？？
公認された犬種の中で一番古いとされるのは
古代エジプト王であるファラオのお墓を美しく飾っている
ファラオ・ハウンドとされています。

・北アメリカオオカミはカナディアン・エスキモー犬

・中国オオカミはチャウチャウ、ペキニーズ

・インドオオカミはサルーキ、ボルゾイ、アフガンハウンド

・ヨーロッパオオカミはシェパード、スピッツ、テリア系

などに変化していったようです。
多くの複雑な枝分かれを経て420種以上の犬種にわかれていったんですね～

奥深いです。

犬のテレパシー能力！？

ケーブルテレビのアニマルプラネットでちょっと変わった実験をする
番組を見ました。

それは、犬のテレパシー能力の存在を実証する番組でした。

始めの部分を見逃してしまったので、どこで行われた実験かは判りませんが
英語のなまりの記憶がないので米国だったと思います。

実験に登場するのはJTという小型犬とその飼い主パムで、
JTはいつもパムが帰宅したとき必ずと行っていい程玄関の前でご主人の
帰宅を歓迎してくれるそうです。

なぜJTはパムの帰宅が判るのでしょうか？
パムの足音を覚えているからでしょうか？

飼い主は実験を行う博士とともに外出します。
ここから画面は２分されます。
お家のJT、外出中のパムが時間をシンクロナイズされて映されます。

パムはいつ帰宅できるのかどこへ行くかも知らされません。

その頃・・・
JTは大好きなおばあさんの足下でお昼寝です。

パムはあちらこちらの場所に案内されちょっと疲れ気味。。。

夕方近くお家から２０キロ、大体２０分程離れたところで
博士から帰宅を告げられます。

博士はパムにこれからお家に帰るとJTに念を送るようにと言われ、
これに従います。

すると数秒後（２秒以内）お昼寝をしていたJTが突然立ち上がり
所定のドアの位置に向かいお座りを始めるのです！！

そんな事も知らない博士達は車をタクシーに乗り換えて帰宅の途へ。

お家に着くとJTはパムの帰宅を確信したようにしっぽを降り始め
歓迎の合図です。

そこからはよく有る飼い主とその愛犬の感動の再会の場面です。

JTはテレパシー能力があるのでしょうか
皆さんのわんちゃん達はどうですか？
思い当たるエピソードが有れば是非ご紹介くださいね。

犬にはまだまだ解明されていない不思議な能力があるようです。
最近の実験で犬には匂いで人間の感情を読み取る力があることも
立証されてきていますスゴイ！！