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音楽大好き男の徒然なる日記

【20代と70代がともに働ける社会へ】「バイトル」運営ディップ冨田英揮社長が提唱する「年齢バイアスのない働き方」①

2024-02-22 | 日記
週刊ポスト/マネーポストWeb 2024年2月17日付記事
「【20代と70代がともに働ける社会へ】「バイトル」運営ディップ冨田英揮社長が提唱する「年齢バイアスのない働き方」」
 https://www.moneypost.jp/1113073


「定年消滅」「人生100年時代」と言われて久しい。
多様化する定年後の働き方や、好景気に伴う賃金上昇の行方に注目が集まるなかで、
「年齢バイアスのない職場づくり」のビジョンで労働環境の改革に挑むのが、
求人情報サイト「バイトル」などを運営するディップ株式会社の冨田英揮・代表取締役社長兼CEO(57)だ。

ドジャースの大谷翔平選手が12月にブランドアンバサダーに就任したことでも話題を集める
同社が見据える、日本社会の「働き方」の未来とは。
【前後編の前編】


 * * *
少子高齢化が加速する日本はいま、深刻な労働力不足に直面しています。
人手不足の飲食店などでは、営業時間の短縮や閉店に追い込まれる事例もあるほど切実な状況です。

この課題を解消するために、私たちディップは、
採用する企業側に「年齢バイアスのない職場づくり」を働きかけています。
分かりやすく言えば、70代と20代がともに働ける社会の実現を目指す取り組みです。


〈そう語るのは、ディップ株式会社の冨田英揮・社長だ。
1997年設立の同社は、総合求人サイト「はたらこねっと」を皮切りに、
日本最大級の求人情報サイト「バイトル」などの人材サービスを提供。
人材を募集する企業や派遣会社などと、働き手をつなぐ「人材サービス事業」を手がける〉

私たちのお客さまである企業からは「若い人を雇いたい」といった声も聞かれますが、
当社では「年齢にこだわっていては採用機会を失います」とご説明してきました。

その一環として、2023年2月からは、「バイトル」や「はたらこねっと」などの求人情報サイトにおいて、
応募時の年齢入力を求人企業が「任意」か「必須」かを選択できるようにしました。
その取り組みから1年弱ですが、年齢入力を「任意」にした求人件数は40万件を突破するまでに増えました。
企業側に「年齢バイアスのない職場づくり」をご理解いただけた結果だと思います。


中高年世代の方のなかには、若い世代と働くことに抵抗感を持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際には元気に働けるようになって、「若い人と働くことで自分も若返る」といった声をよく耳にします。
やはり年齢を重ねても「自分が必要とされている」
「社会貢献ができている」と感じられることは生きがいにつながります。

日本は世界一の長寿国と言われますが、単に長生きできるだけでなく、
健康なうちはいつまでも働ける社会が理想です。
働いて身体を動かし、コミュニケーションをとることで孤独感もなくなります。
そうした先に、労働力不足の解消が実現できると考えています。


★人とAIが「分業」
このように「年齢バイアスのない職場づくり」を進めて、驚いたことがあります。
元来、中高年の方には好感を持っていただけると思っていたのですが、
10代や20代からも非常に好評をいただいているのです。


学生という時期は、同年代の人が集まって、学問やスポーツなどの同じ目標に向かって取り組むという稀有な期間であり、
年長者と話す機会がなかなかありません。
そうしたなかで、さまざまな世代と一緒に仕事をすることは非常に大きな経験になります。


とくに昨今のコロナ禍では、働く場が限られ、
アルバイトなどを経験できなかった若者が、
社会に出て学生時代とのギャップに苦しんでいるという話もあります。
10代や20代の学生と、60代から70代の方々が
対等の立場で働くことが、新しい価値観になっている。
企業や社会にとっても、若い人だけでは生まれなかったアイデアやサービスにつながるなど、
プラスの効果が期待できます。


そんな新しい働き方を広めていくうえで、
当社はテクノロジーの活用も重要視しています。

AI(人工知能)と聞くと「仕事を奪われる」というイメージもあるかもしれませんが、
「人にしかできない仕事」はたくさんあります。
人手不足が深刻化するこれからの時代は、「人でなくてもできる仕事」はテクノロジーに任せ、
従業員には自分のスキルを活かせる仕事を担っていただく。
AIか人かの二元論ではなく、その“両建て”で考えるべきだと思います。


〈同社は2015年からAI分野のプロジェクトチームを先駆的に立ち上げ、
2019年にはDX(デジタルトランスフォーメーション)事業を開始し、
デジタル技術の活用による業務改革を企業に提案してきた。
また、2023年には日本のAI研究の第一人者である東京大学の松尾豊教授と共同で、
求職者とマッチする求人情報をAIが提案する「AIエージェント」の開発も始めている〉

AIなどのテクノロジーを活用することで、働く人が生き生きと働けるようになれば、
企業の生産性の向上にもつながります。
さらには業務が効率化できたぶん、働く人の賃上げに充てる効果も期待できます。

当社では2013年から「時給を上げよう!」のキャッチフレーズで
「レイズ・ザ・サラリーキャンペーン」を進めてきましたが、
昨今のように物価が上がっている以上、それに合わせて賃金も上げていく必要がある。
今後も、採用企業に対して
「いままでと同じ時給で従来通りの採用はできませんよ」と現状をしっかりお伝えしながら、
AIの活用によって人も企業も幸せになる仕組みを後押ししていきたいですね。


(後編につづく)

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「60歳定年・50代新規応募お断り」の企業など一度廃れるがいい
 「自分より年上の従業員なんか使いたくない、面倒だ」というリーダー
  それはただの ”エゴ” というもので、そいつの資質を問い直すべきだろう
  残念ながら自分はそんな奴も見てきた。
20代も70代も働けるともに企業や産業こそ日本を再生させるのだろう
(まずは60代の完全雇用からだろうか)


2024年2月24日付訪問者数:155名様
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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