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音楽大好き男の徒然なる日記

俳優・六角精児さんが芸備線に危機感「乗車率が深刻…」(【HOME】 広島ニュース)

2023-10-07 | 鉄道
9月29日付の記事の映像版です。

俳優・六角精児さんが芸備線に危機感「乗車率が深刻…」
 【HOME】 広島ニュース  2023. 9. 26. 放送


■広島の夕方は「ピタニュー」
https://www.home-tv.co.jp/pitanew/

ほんとうに六角さんの熱意が伝わります。

「以前六角さんに、窓口で切符を発売した経験があります。
 とてもニコニコしながら嬉しそうに切符を受け取ってくださり、
 『あぁ、この人は鉄道が本当に大好きなんだなぁ』と肌で感じました。
 また、鉄道だけではなく、一駅員にも笑顔で接してくれた
 この方の鉄道愛は本物だなぁと感じました。
 駅員時代の良い思い出です。

 今回この動画をみて、改めて六角さんの鉄道愛の深さに拍手です。
 芸備線がこれからも続いていくことを願っています。」
  @unknownlily さんのコメント。

こちらの意見でこそ善意が感じられるけど、
残念ながら大半は”自分は鉄道廃止とは無縁”という東京大阪など大都市圏在住、
もしくはマイカー持ちの「高みの見物」の奴らの暇つぶしの冷笑コメントが目立つ。
そういうのは不快でしかないし、便所の落書き同様サイト汚しでしかない。

そんな中で、自分も納得ができるコメントをセレクトしました。

「危機だと訴えても、住民が普段使いしないと結局意味が無いのよね。
 個人的な意見では、役所や病院などの施設を駅の近くに作るようにするなど
 街づくりの工夫である程度改善できるのではないかと思っている。
 今は行政が、車社会を前提とした街づくりをしてしまっている
 その割に鉄道会社には「廃線にしないで」と行政が訴えている矛盾がある

  @konosaki さんのコメント。

留萌本線みたいに地元民が無関心なところほど、どんどん無くなっていく。
 地元の人が熱心だと銚子電鉄みたいに守っていける可能性は広がるんじゃないですかね。

  @336route3 さんのコメント。
  
「鉄路を残すという観点からは、DMV が良いと思います。
 役所・病院~庄原駅~備後神城(備中神代?)駅のような経路も運行出来るかと。」
  @montoku77 さんのコメント。

現状、芸備線に策はなさそう。
 備後落合があまりにも不便な場所も一因だと思う。
 あとは民間に”鉄道活性化プロジェクト”を企画してもらったり、
 地元民は正直あてにできない。

  @user-kh7iz1tl4g さんのコメント。

→最初はグサッと来た言葉だけど、冷静に考えたら否定できない。
 鉄道活性化プロジェクトの力も必要でしょう。
 観光客に訴えるために「沿線るるぶ」のようなフリーマガジンを駅に置くとかの発想は
 やはり地元民には思いつかないでしょうし、
 自治体もイオンシティなどの駐車場つき医療&ショッピングモールを駅前に誘致して
 町を作り直す発想がないと。 


 備後落合より奥の区間を切り捨てる発想になって申し訳ないけど、
 個人的には路盤がもろく樹木に覆われた山林区間を一から整備工事して路盤線路を敷き直すくらいなら
 高速化のために「高~東城間」にトンネルを造って新規建設し
 芸備線全区間を時速90km走行可能に工事したほうが山陽陰連絡ライナーの運用に各段有効だし
 そうでないと備後庄原~備中神代間の存続価値が疑われると思います。


実用性を考えると、やっぱりDMVが良い気がする。
 六角さんの仰るように、免許を返納した高齢者向けの、
 毛細血管としての足を確保するのなら、
 道路に出て乗客の利便性を高めるべきなのかなと。

  @user-sr9rn3xe8r さんのコメント。

只見線のような地元の熱意と、一部上下分離などで地元負担は必須かなと感じてます。
 どうにか活かせる方法ができれば良いですよね。

  @user-is7gt4wf8w さんのコメント。

「上下分離に出来ませんかね。
 道路は国や地方行政が管理してるし
 保守管理コストが高いのが経営上解決すべき最初のポイント。」
  @user-ox2oe6bm3d さんのコメント。

→もちろん今後「上下分離方式」は不可欠になるでしょう。
 道路同然、線路も駅舎も保守管理にはカネがかかりますし、
 線路路盤の保守管理は道路同然に国営化して、
 その作業に従事している人は公務員化すれば「その仕事に誇りを持てる」から
 雇用も安定化するでしょうし、
 何より拠点駅以外の駅舎は「市町村の管理」にしたほうが
 民家集落があっても誰も乗車しない駅はやはり廃止もやむを得ないし、
 地元自治体の視点で「ここだけは必要な駅だ」とセレクトできるでしょう。


そして、これは頷くことしきり、のコメントが見つかりました。

「「六角精児の呑み鉄本線」時々見ます。
 良い番組だなぁと思います。(勤め人には難しい贅沢な旅だとも思うけど)
 
 日本の田舎について、思うことだけど、
 どうして田舎には若い人がいないのか?
 それをどうして田舎の人が疑問に感じないのか?
 そのこと自体に疑問に感じることが多い。
 
 私は痴呆(地方)公務員をやってて、仕事の関係でいろんな田舎を見てきました。
 どこも、似たような光景です。
 その土地に似合わないような、立派な道路や建物、
 その土地に昔から住んでいるお爺さんやお婆さん、
 人気のないシャッター通り。

 
 自分が果たして高校出たての若者だったとして、
 地元の建設業者のもとで土木作業員になるか、
 難しい試験を通って公務員になるか、
 それとも地元で細々と農林業に従事するか、
 それしか地元に残る方法が無いとしたら、田舎に残りたいと思うでしょうか。
 「自分にしか出来ない何かを見つけたい」
 そう思ってる若い人ほど、都会に出て行くはずです。
 
 結局の所、田舎には何が欠けているのか?
 それは、田舎の役所や田舎選出の国会議員のセンセイ方に、
 「住環境もまた、立派なマーケットである。」 と言う考えが
 抜け落ちているからではないでしょうか。

 
 住環境もまた、立派なマーケットであり、
 移り住んで、移り住んだその先で住民税を払うことも立派な投票行為である、と、考えたら、
 チャンスも雇用もない田舎に、若者が住みたい、とは思わないでしょう。
 にもかかわらず、百年一昔のお役所には雇用創出のための知恵というと
 「国から補助金引っ張ってきて土木工事をやる」事ばっかり。

 
 高度成長時代に、道路や線路を整備して、田舎から人を出てきやすくして
 工場に人を集めて成し遂げた成長のモデルがもう完全な時代遅れになってて、
 工事をやってる間だけの経済的「麻薬」
 になってることに気づいていないのだとしか‥私には思えないのです。
 
 道路や線路を整備してその土地を住みやすくすることは、
 どっちかというと「総合的」住環境の改善です。
 そして、住環境というマーケットではもう、
 どんな田舎も総合力では東京には勝てません。
 雇用の量も種類も桁違いだから。
 
 そうすると、東京に追いつこうとするのでは無く、
 「(雇用や産業の面で)東京には無い何か」を作って、
 ニッチな住環境のマーケットで勝負するのなら、田舎にも戦いようはあるんじゃ無いか
 って思います。

 
 話が長くなっちゃったけど、
 芸備線について話し合う六角精児さんの努力は素晴らしいと思う。
 でもその前にもっと、田舎のあり方、努力すべき方向について、
 見直す点があるんじゃないかって、一人の痴呆(地方)公務員として思ってます。
 (長文失礼)」
  @user-hx2zd4fi8p さんのコメント。

・・・これは今後の町づくりに必要不可欠な話です。


自分だって札幌・広島のように東京依存でない「独特の個性がある街」が大好きだし、
このブログご覧の皆様もそういう所でないと
住む誇りはなかなか持てないのではないでしょうか。

とにかく、地元の人間以外がそこを知り、一度訪ねてみないと始まらないというのなら
六角さんが「只見線のうた」というCDを創ったように
まず鉄道好きのミュージシャンが音楽仲間に声をかけて「年1回の音楽ライブ」をやってみる
(屋外の公園にステージを組むか学校の体育館を借りるのが個人的には理想 )、
そこで地元飲食業の方が出店したりIターンの方がその町の魅力を訴えるテント&ブースを出す、
そういう客もドライバーも泊まれるカフェ運営とかコンテナ使用とか、新発想のホテルとかあると良いです。
定期的に訪ねたくなるように「応援団」として情報発信サイトを立ち上げる。
地元民も住む誇りをアピールしないと。

さかのぼれば「3.11.」被災地も広島の原爆ドームのように
「こんな悲惨なことがあったよ」と語れる震災遺構もしっかり残して
「でも今ここはみんな元気で美味しいものもあるよ、だから来てみてね♪」と
アピールする事から始まるのだから。

鉄道だって同じこと。
沿線住民が「鉄道設備が旧くて線路沿いが木や雑草がボーボーで路盤がもろい、
だから時速25kmの「強制徐行」なんてしなければならないし、
”毎時0分発”くらいあれば良いけど、ダイヤが悪いから通勤通学買い物通院に使えない」と
市町村役場にハッキリと声を上げてそれを鉄道会社に訴えて行かなければ、
鉄道会社だって「ここは鉄道の存在価値がない」という結果になるのではないか。



自分も只見線同様に、芸備線にも関心があります。
できるだけ早く訪ねたいです。
(ずいぶんまとまらない文章になってしまったなぁ)


こちらも、ぜひご覧ください。
赤字ローカル線を残すために今からできること~
 「鉄道協議会日誌」
 https://tetsudokyogikai.net/column/rebuilding#toc1


2023年10月18日付訪問者数:191名様
2023年10月19日付訪問者数:199名様(・・・マジ?)
お付き合いいただき、ありがとうございました。

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