shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

巨星が流れた…/追悼・船村徹さん(1)「風雪ながれ旅」

2017-02-18 | 音楽
昨夜、映画鑑賞から帰ってきて夕刊の訃報に愕然、落胆した。

東京新聞 2017年2月17日付夕刊記事
『船村徹さん死去 84歳 「王将」「矢切の渡し」』(リンク切れ)

スポニチアネックス 2017年2月18日付記事
「船村さんは昭和ひとけた男の喜怒哀楽を一途に全う」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/02/18/kiji/20170218s00041000050000c.html

……そうなのか。
その歳では、そういうこともあり得るのか……
親のことを考えれば決して他人事ではないだけに、ショックだし悲しかった。

自分自身は演歌は決して好きなジャンルではないのだが、楽曲や歌手の中にはその力やレベルには唸らされる事もよくある。
船村徹さんの楽曲も、もちろん含まれている。

スポニチAnnex 2017年2月18日付記事
「船村メロディー原点は栃木弁 語尾が一度沈み込んで伸び上がる」
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/02/18/kiji/20170218s00041000046000c.html



特に、北島三郎氏(サブちゃん)が1980年に発表した「風雪ながれ旅」は
三味線奏者・(初代)高橋竹山氏をモチーフにしたもので、その壮絶な世界に言葉を失った。

映画「竹山ひとり旅」(1977、新藤兼人 監督作品)予告編 、なぜか中国語字幕つき


北島三郎 - 風雪ながれ旅 YouTube





歌詞:J-Lyric.net
https://j-lyric.net/artist/a000002/l005a81.html

ここで興味深い話を一つ。
歌詞の中に“よされよされと 雪が降る”のフレーズの“よされ”の意味。
もとは民謡「よされ節」のウィキペディア解説にもあって、
「(そんな旅は)およしなさい」と解釈できるし、
「この世を去れ」=「あの世においで」的な死への誘惑とも解釈できそうだ。
どちらにせよ、冬の旅人への過酷な試練に間違いない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%88%E3%81%95%E3%82%8C%E7%AF%80


札幌の街中にいるとつい忘れてしまうが、やはり青森県・北海道は冬の厳しい土地なのだと改めて思い知らされる。
鉄道で旭川方面に向かったある冬の日、札幌を発つ時は「お~、この冬は雪が少ないな~」と思ってた矢先、
岩見沢あたりでドカ雪に変わりビックリした事もあります。
(だから、北海道には鉄道が必要なんだよ・・・安倍首相よ・・・)

ちなみに、あの(松山)千春が司会をしていた1985年頃のTBSテレビ「ハロー!ミッドナイト」では
サブちゃんをゲストに迎えた回で着流し姿で「風雪ながれ旅」を歌って喜ばれた映像がYouTubeにあります。
(あの当時にそういうカバーアルバム作っていればねえ……)
他の歌の映像も繋がっているので、今回はリンクしませんが。


最後に、在りし日の高橋竹山氏の名演奏を聴きながら、この項を閉じます。
津軽三味線組曲 by 高橋竹山


船村徹さんの記事は、もう1回書きます。

Comment    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 叶わぬ恋を貴方はどうする/... | TOP | 巨星が流れた…/追悼・船村徹... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 音楽