▼ 2011年フランスのワイン収穫量予想は前年より微増
2011年のフランスのワイン収穫量予想は4770万ヘクトリットルで、2010年よりわずかに増える見通しだ。
フランス食品振興会によると、フランス農水省の統計局が7月1日付で発表した今年1回目の予想収穫量は、過去10年間で最も少ない年の1つだっ た昨年を
5%上回る見込み。オー・ド・ヴィを除くAOPは2270万ヘクトリットルでほぼ過去5年平均の水準に戻り、昨年より4%増加。コニャック、アル マニャックを
含むオー・ド・ヴィのAOPは、780万ヘクトリットルでほぼ昨年並み。IGPは1350万ヘクトリットルで、昨年を8%上回り、過去5年平均よ り2%増加した。
多くの畑で、ブドウの成長が早く進み、天候上の問題がなければ、収穫は多くの産地で8月下旬に始まる見通し。シャンパーニュの予想収穫量は
274万ヘクトリットルで、前年より10%増。ブルゴーニュ&ボージョレーは254万ヘクトリットルで11%アップ。8月末の収穫開始とみられ る。
ボルドーは607万ヘクトリットルで微増。畑は健全という。ロワールは305万ヘクトリットルで微減。昨年より1~3週間早く成長が進んでいる。
(2011年7月26日 読売新聞)
▼ 2011年フランス、バカンス返上で8月の収穫に備え
2011年のフランスは各産地でブドウの生育が早く、ロワールの生産者も順調にいけば8月末の収穫開始を予測している。
ロワールの生産者団体によると、開花時の天候が良好で、ミュスカでは5月15日ごろ開花し、トゥーレーヌも平年より3週間早かった。
6月には十分な雨に恵まれ、ブドウは健全に育っているという。乾燥した暑い夏が予想され、ミュスカデは8月の第3週、ナント、アンジュ、トゥー レーヌ、
ソミュール地区の大半は8月末に収穫が始まると見られる。例年より3週間以上早い。
ほかの産地も歴史的に早い収穫が予想されている。ボルドーは5月初旬に開花した。8月の天候が順調なら、通常は9月後半に始まる赤ワイン用ブド ウの
収穫が、2週間以上早まる見通し。ブルゴーニュも例年なら、9月初旬に白ブドウの収穫を始めるが、8月末の開始を予想する生産者もいる。
また、シャンパーニュも5月末までに開花し、8月中の収穫開始を予想するメゾンが多い。過去10年間のシャンパーニュ地方の開花から収穫開始ま での
平均日数は92日間で、これをあてはめると8月22日前後が開始日となる。
猛暑で収穫が早まった2003年も、ブルゴーニュでは8月後半に収穫が始まった。フランス各地の生産者たちは、8月の1か月間はバカンスをとる のが
通例となっている。このため、ブルゴーニュでは、03年は旅行先から戻ってきて、収穫人を集めるのに苦労した。今年はバカンスを早めて、収穫に備 える
生産者が多いという。
(2011年7月19日 読売新聞)
▼ ボルドー2008、右岸に高評価…ステファン・タンザー
ボルドー2008年を電子ニュースレター「インターナショナル・ワイン・セラーズ」のステファン・タンザーが評価し、右岸のワインに高得点をつ けた。
瓶詰めされた2008年の主要なシャトーを評価した。「驚くほど早くからアピールし、中期的な熟成力がある」と評し、ペトリュスに95+点、
パヴィ、モンドットに95点、シュヴァル・ブランに94+点をつけた。左岸はラトゥールに94+点、ムートン・ロートシルトに94点、マルゴー、 オー・ブリオン、
ラフィット・ロートシルトに93+点を与えた。
(2011年7月25日 読売新聞)
2011年のフランスのワイン収穫量予想は4770万ヘクトリットルで、2010年よりわずかに増える見通しだ。
フランス食品振興会によると、フランス農水省の統計局が7月1日付で発表した今年1回目の予想収穫量は、過去10年間で最も少ない年の1つだっ た昨年を
5%上回る見込み。オー・ド・ヴィを除くAOPは2270万ヘクトリットルでほぼ過去5年平均の水準に戻り、昨年より4%増加。コニャック、アル マニャックを
含むオー・ド・ヴィのAOPは、780万ヘクトリットルでほぼ昨年並み。IGPは1350万ヘクトリットルで、昨年を8%上回り、過去5年平均よ り2%増加した。
多くの畑で、ブドウの成長が早く進み、天候上の問題がなければ、収穫は多くの産地で8月下旬に始まる見通し。シャンパーニュの予想収穫量は
274万ヘクトリットルで、前年より10%増。ブルゴーニュ&ボージョレーは254万ヘクトリットルで11%アップ。8月末の収穫開始とみられ る。
ボルドーは607万ヘクトリットルで微増。畑は健全という。ロワールは305万ヘクトリットルで微減。昨年より1~3週間早く成長が進んでいる。
(2011年7月26日 読売新聞)
▼ 2011年フランス、バカンス返上で8月の収穫に備え
2011年のフランスは各産地でブドウの生育が早く、ロワールの生産者も順調にいけば8月末の収穫開始を予測している。
ロワールの生産者団体によると、開花時の天候が良好で、ミュスカでは5月15日ごろ開花し、トゥーレーヌも平年より3週間早かった。
6月には十分な雨に恵まれ、ブドウは健全に育っているという。乾燥した暑い夏が予想され、ミュスカデは8月の第3週、ナント、アンジュ、トゥー レーヌ、
ソミュール地区の大半は8月末に収穫が始まると見られる。例年より3週間以上早い。
ほかの産地も歴史的に早い収穫が予想されている。ボルドーは5月初旬に開花した。8月の天候が順調なら、通常は9月後半に始まる赤ワイン用ブド ウの
収穫が、2週間以上早まる見通し。ブルゴーニュも例年なら、9月初旬に白ブドウの収穫を始めるが、8月末の開始を予想する生産者もいる。
また、シャンパーニュも5月末までに開花し、8月中の収穫開始を予想するメゾンが多い。過去10年間のシャンパーニュ地方の開花から収穫開始ま での
平均日数は92日間で、これをあてはめると8月22日前後が開始日となる。
猛暑で収穫が早まった2003年も、ブルゴーニュでは8月後半に収穫が始まった。フランス各地の生産者たちは、8月の1か月間はバカンスをとる のが
通例となっている。このため、ブルゴーニュでは、03年は旅行先から戻ってきて、収穫人を集めるのに苦労した。今年はバカンスを早めて、収穫に備 える
生産者が多いという。
(2011年7月19日 読売新聞)
▼ ボルドー2008、右岸に高評価…ステファン・タンザー
ボルドー2008年を電子ニュースレター「インターナショナル・ワイン・セラーズ」のステファン・タンザーが評価し、右岸のワインに高得点をつ けた。
瓶詰めされた2008年の主要なシャトーを評価した。「驚くほど早くからアピールし、中期的な熟成力がある」と評し、ペトリュスに95+点、
パヴィ、モンドットに95点、シュヴァル・ブランに94+点をつけた。左岸はラトゥールに94+点、ムートン・ロートシルトに94点、マルゴー、 オー・ブリオン、
ラフィット・ロートシルトに93+点を与えた。
(2011年7月25日 読売新聞)