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春日部八幡神社

2010年05月14日 | 埼玉県
春日部市内では最も知名度がある神社で春日部総鎮守といわれている。



所在地:埼玉県春日部市粕壁5597

春日部八幡神社は、源頼朝が鎌倉幕府を置いていた頃の元弘年間(1331-1334)に、
粕壁を領地としていた春日部重実の子実景と実景の孫重行(春日部治部少輔時賢)によって、
鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したものと言われ、当時の春日部氏館に創建したと伝えられている。

鳥居には「新方荘惣社」の額が掲げられ、春日部氏の領地であった新方領(にいがたりょう)の
総鎮守であったことがわかる。また、本殿には神木となっている大銀杏があり、鎌倉の鶴岡
八幡宮より一枝が飛来して細い枝から大きな木に成長したという言い伝えがある。

■関連URI ザ・登城 春日部氏館



本殿後方の高地にある旧本殿は、春日部市で最も古い建造物として
文化財指定を受けた旧本殿がありました。旧本殿は、手斧造りと
いう特徴的な構造に、室町期の流れを組む桃山時代の作といわれ、
朱塗りの柱壱間者で向排を付けた茅葺屋根の流れ造りでした。
しかし、去る平成七年十一月五日夕刻、不審火により焼失しました。

その後、旧来の形を模し、安全のため銅板葺となり平成八年四月に復興された。



当時の春日部氏の館に屋敷神として京都の伏見稲荷神社を勧請して
造られていたとされる春日部稲荷神社もあります。



この神社の境内を含む一帯は、春日部氏の館跡のほか、奈良・平安時代から
中世までの複合遺跡の浜川戸遺跡(浜川戸富士塚)として知られています。

宝珠花神社(春日部市)の富士塚と並ぶ市内最大規模の富士塚もあります。

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