東京絵の具

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富山城

2010年10月20日 | 中部
所在地:富山県富山市丸の内

富山城


石垣に積まれた石の中には、刻印が見られるものがあり、石の選定から石垣を築く
過程において付けられた石工集団を識別するために刻まれた目印で、富山城では約90種、
250個以上が見つかっています。最も多く確認されているのは「+」と「卍」ですが、注目
されるのは星型の刻印で、これは本丸の裏鬼門(南西方向)を守護する「清明印」でないかと
考えられています。石積技法は、安山岩と花崗岩の大きな河原石を割って使用しており、
安山岩は常願寺川から、花崗岩は早月川や黒部川などから運んだと考えられます。
また、通常の石材よりも遥かに巨大な石を鏡石と呼び、大阪城の「蛸石」が典型で、
富山城には、鉄門(くろがねもん)の枡形内に六ヶ所あります。


天守閣からは網が邪魔していて写真を撮りたい人には眺望がよろしくない。
富山駅方面。櫓を模した建物の富山市佐藤記念美術館が見える。


越中富山藩の第2代藩主「前田正甫(まえだまさとし)」公像。
ほかにも富山地方鉄道創立の「佐伯宗義」の像が立っている。

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