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埼玉古墳群

2010年10月09日 | 埼玉県
所在地:埼玉県行田市埼玉(さきたま)

埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)は、9基の大型古墳からなる古墳群で、
大型古墳の周りに陪臣の小型古墳があり、円墳35基、方墳1基からなる
東日本最大の古墳群です。多くが昭和初期に周囲の沼地の干拓で、
取り壊されてしまった悲しい歴史を持つが、現在はさきたま古墳公園として
整備され国指定史跡で、埼玉県初の特別史跡に格上げする動きがある。

園内には、さきたま史跡の博物館、はにわの館、将軍山古墳展示館、埼玉県薬用植物園、移築民家が2棟ある。


埼玉県名発祥之碑。日本国最古の歌集である万葉集にも、埼玉(さきたま)地方が詠まれているほどの歴史をもつ。



丸墓山古墳は6世紀前半頃に築かれたと推定されている日本最大の円墳で直径105mある。
墳丘は埼玉古墳群の中で一番高く約19mあります。南側から古墳に至る道は、1590年に
石田光成が忍城を水攻めにした際に築いた堤防の跡といわれる「石田堤」で、水攻めの
際には、古墳の頂上に陣が張られていました。

また、5世紀後半頃に築かれたと推定される「稲荷山古墳」は、全長120mの前方後円墳で、
後円部から埋葬施設が発見され、多くの副葬品が出土し、その一つである鉄剣からは
115文字の銘文が検出され、他の副葬品とともに国宝に指定されています。

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