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オービックが5年ぶり奪還!QB菅原MVP

2011-01-04 10:45:00 | 日記
 「アメフット日本選手権ライスボウル、オービック24‐0立命大」(3日、東京ドーム)
 社会人王者のオービックが全日本大学選手権覇者の立命大から3TDを奪い、24‐0で完封勝ち。前身のリクルート時代を含め5年ぶりに、社会人最多となる4度目の日本一に輝いた。オービックのQB菅原俊(24)がパスとランで2TDを挙げ、MVPを獲得した。同大会の完封勝ちは98年の鹿島‐法大戦(39‐0)以来13年ぶり2度目。社会人の優勝は2年連続で、通算成績を16勝12敗とした。
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 オービックのQB菅原が、3度目の正直で初の日本一の喜びをかみしめた。正月の東京ドームへチームを導き、自らの力で夢を手繰り寄せた。
 立ち上がりは相手ディフェンスに苦しんだ。だが第1Q2分57秒、WR萩山に49ヤードTDパスを通すと、本来の実力を発揮。第2Qには自ら走り込んでTDを奪った。
 “遅れてきたルーキー”がチームを進化させ、5年ぶり頂点の原動力となった。「去年の今ごろはどうなるか…。そういう状態じゃなかった」‐。優勝の瞬間、ここまでの道のりが脳裏をよぎった。法大で2度の大学日本一になったが、ライスボウルでは連敗。4年時には関東大学選手権で日大に敗れ、甲子園ボウルも逃した。
 卒業後はオンワードスカイラークス入り。ベスト4に貢献したが、オフにスポンサーが撤退して解散。チームメートが主体となって創設した相模原ライズに参加し、昨季は2部昇格を決めた。しかし日本一の夢は捨て切れず、今季からオービックに移籍した。
 新宿の三井住友銀行法人営業部に勤務し、土日の全体練習に参加してチームに融合した。「移籍したことで、複雑な面もあった。でも日本一という目標と固い決意があった」と言う。ゲームの流れを決めたTDパスも「萩山さんを信じて投げた。完封できたのもうれしい。みんなに支えてもらった」と、絆を強調した。
 相模原ライズも1部昇格を決め、来季は中地区で優勝を争う。送り出してくれた古巣に対しては「絶対負けませんよ」と、恩返しを誓った。