凡庸なる教師の独り言

Twitterの代わり

2021/12/070132

2021-12-07 01:33:00 | 日記

「うちの教育課程では無理ですね」

と就学相談にきた保護者に対して

教師が勝手に判断する問題。


当然、越権行為であり

進路選択は本人と保護者にある。


ただ気持ちはわかる部分もある。


特別支援学校判定の子どもを

特学に入れてほしい

という願いには

保護者の様々な強い思いがある。


それらを全て受け入れたときに

適切な支援ができるかどうか

教師側も悩むだろう。

もちろん、だからといって

教師が勝手に判断していいわけではない。


ただ、希望した子どもを

すべて受け入れた結果、


たとえば

担任は3名、子どもは15名、

そのうち特別支援学校判定の子どもが4名。

昨今のメンタルヘルスにより

担任1名が病休。

そして補充は見つからず。


最終的に担任2名で

歯を食いしばってなんとか

一年をやり過ごす。

申し訳ないが「適切な支援をする」というレベルでは到底なく

「やり過ごす」が最も適した言葉として当てはまる。


そんな大変な思いをした担任がいたとしたら、

越権行為として勝手に判断する教師がいるのも

気持ちとしては分かる。


要は「希望するなら入れます」と杓子定規に何でも受け入れたり、

「うちの教育課程ではやっていけないでしょう」と勝手に判断したりせずに、

子どもの特性と保護者のニーズを受け止めたうえで、

特別支援学級ででできることと

難しいであろうことを

相談者に伝え、

最終的な選択は保護者に委ねる。

これが個人的にベストかな