在野の遊子随想

壱個人として時事報道や評論に対しつれずれ感じた思いの日記

誠の一念の感動は世論を動かす

2008-06-13 | 善悪の基準と幸せの人生の為に
土井晩翠の詩に<成否を誰かあげつらう、消えざるものは唯誠>と孔明を称える秋風五丈原の一節を思い浮かべたシーンをTV報道でみた。中国四川大地震に国際救助隊として出動し帰国した隊員たちを出迎えた在日留学生の一団の感謝の行為が隊員達の生存者1人も出来なかった沈んだ気持ちを貢献出来たのだと明るく変えられた事。学生たちをこの行動にさせたのは救出した遺体に黙祷する隊員たちの自然の行動と感動をもってシャッターを切ったカメラマンの1枚の写真がNETを通じて感動が中国国民に波動し反日の論調を親日に変え、更に日本の反中論調を断つ役割となったようである。誠意ある行動は事の成否を超えるものである。今回の報道の流れをみて痛切にかんじた。政治の現状の幾多の案件、報道のあり方により成否いずれへも動くものだと確信できた。