僕の細道

護身術

子どもが通う園にて、地元警察署の護身術講習が開かれた。
昨今の治安悪化に伴い、園も自治体も苦慮しているようだ。

防犯ブザーの効能。
痴漢、傍観に襲われたときに対処として、逃げ方。
不審者が園で暴れた時の対処の仕方。

どれも、一般人には難しいと思う。

<5つの約束>
○どこに誰と遊ぶのかを必ず伝える。
○ひとりでは絶対に遊ばない。(遊ばせない)
○知らない人についていかない
○連れていかれそうになったら、大きな声を出す。
○助けを求める様にする。
 (自分の時だけでなく、お友達の時にも助けを求める)

と、書かれた紙を配布されたのだけど、幼児には難しいよね。

自分自身、ナイフや銃を突きつけられたり、何度も危ない目に遇っているだけに、マニュアル的な講習は様を足さないことを知っている。

で、講師をしていた担当警察官にツッコミを入れてみた。
(この警察官は、全日本剣道大会で3位になった人で、私の後輩の同僚だった)

・防犯ブザーの音量では、最近のマンション、車内には届かない筈。
・ナイフを振り回す人は、そんな規則正しく動かないと思う。
・乳幼児を抱えている状態で、果たして逃げ切れるか?

残念だが、あいまいな回答しかなかった。

講習後、担当者と話たところ、
「警察のマニュアルが成人、小学生ぐらいしか想定していない」
「おおまかな事しか話せず、細かなところが詰められていないのが現状でツライ」

で、私曰く、
「子どもを狙った犯罪者は、なぜか首を狙う傾向が多い」
「だから、子どもの目の前に相手の指が近づいてくるのだから、噛むのが最善と思う」
「走っても子どもの脚では逃げ切れない。叩いても、蹴っても相手はひるまないと思う」
「子どもにとっての噛む行為が、最善なのでは?」
「我が家では、『噛みつけ!』と、教えている」

担当者曰く、
「噛みつけという発想は無かった」
「先ほどの、大きいバンダナに携帯電話などを入れ、振り回すアイデアといい、参考になります」
「こちらでも、いろいろな方法を考えていかねばならないので勉強します」

日本は平和な国なんだと、改めて実感した次第。



過去ログ
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「健やか(家族、子育て、健康)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
1998年
1997年
1996年
人気記事