僕の細道



先日、著名な太鼓師の方から、樹齢300年を越えるクヌギの芯を戴いた。

氏曰く、「これで、子ども椅子でも作れ」

帰宅後、知人にどのように加工したらいいのか尋ねてみたら、このような木は貴重な物であり、元の大きさは直径70cm程は有ったと思われる。この状態で20万円以上の価値があるのだと教えられた。

「子どもの椅子なんて勿体無いから、これで仏像でも彫れ」
「ヤスリを使ったら、木目の良さを殺してしまうから、布でしっかり磨くように」
「だから、出来あがるのに何年も掛かるよ」
と言われた。

完成したら、太鼓師と、大鼓師の連名の筆を書いて貰おうと簡単に考えていただけに、とんでもない宿題を貰ったようだ。

目の前にある、300年の重みを実感しています。

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