僕の細道

冬季五輪

8年前の長野五輪を夜行電車を使い、日帰りで撮影しに行った。

明け方、長野駅に到着すると、駅周辺のホテルなどを回り、とりあえずの宿を確保しておく。(いざとなったら、泊まれるように)
宿をリザーブしたら、長野駅前にて日本人ダフ屋だとブラフが通じないから、外国人ダフ屋と交渉して、割合安く二つの競技のチケットを手に入れることが出来た。(私は、元バックパッカーでした)

女子エアリアルでは、ジャンプ台の上から、下から撮影が出来、選手の妙技を堪能出来、雰囲気のある写真が撮れた。



女子スピードスケート1500Mでは、席に恵まれ、オリンピックならではの体験が出来た。

横に座っていた外国人夫婦が、一走ごとに一喜一憂している姿があった。
競技が終盤に差し掛かると、興奮しているのが伝わってくる。
それに、なぜか、リンクの反対側からテレビカメラが、こちらを狙っているのが不思議だった。
その夫婦の後ろに、カナダ人の男性選手が座っているのも、気になっていた。
そのカナダ人選手は、途中でリンクに降りて行き、いつのまにか騒いでいる。

突如、横に居た私に、
「あの子は、私たちの娘なんだ!」
と、話しかけてきた。

つまり、その女子1500Mスピードスケートのオランダ人選手の両親だったのだ。
それに、そのカナダ人男性選手は、オランダ女性選手の彼氏だったのだ。

彼女は、それほどの選手でなく、競技順番が早く、早々にトップタイムを出してしまい。
次走者のラップタイムが、途中まで良いと苦しい表情を、達しないと大喜びしていたのだ。

それを聞いて、こちらも俄然、盛り上がっていく。
後半に出場してくる選手は、皆、優勝候補揃いだ。
途中のラップタイムが気になる。
最後に届かないと、安堵する。
その繰り返しを続けていて、とうとう、優勝してしまった。

そりゃもう、大騒ぎ!
意味不明の言葉も出てくるし、こちらまで嬉しくなってしまう。

結果が判ると、リンクの向こうから、カメラがコチラを狙っていたのも理解できた。
もしかしたら、私の姿は、オランダ国内で流れていたのかも?

日本で行われ、隣の長野県での大会だから、見に行くことができた。
これが、北海道、東北でも行きづらかっただろうし、まして、外国での大会を見に行くには、費用も相当掛かるしね。
長野五輪の日帰りでも7~8万円ほど使ったからね。

今日から、イタリア・トリノで冬季五輪が開幕した。
日本人選手の活躍に期待を願う。

下の写真は、当時クラップスケートの出始めで、刃が離れている瞬間をMFカメラに300mmレンズで手持ち撮影した写真です。
尚、二つの画像は、四つ切写真を携帯電話のデジカメ撮影したものなので、画質は荒くなっています。

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