小牧の某所にて、屋外で鍋パーティーが行なわれた。 1999年10月28日夜、自宅から500Mの場所でタンデム事故で亡くなったバイク仲間の七回忌である。享年は32歳と33歳だった。 各地から駆けつけた仲間たちは、樹の立ちかけられたパネルに杯を向ける。 持ち込まれた食べ物を食い散らかし、空けられた酒瓶が地面に転がり、愉快な仲間達の笑い声が夜空に響く。 死んじまったら美味しいモノをたべられないだろ。 美味しい酒を飲めないだろ。 笑えないだろ。 悔しいだろ。 俺たちは、お前らの分まで生きてやる。